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古典的簪と現代的簪
現代で簪は、『古典的簪』と『現代的簪』に大きく分類される。
『古典的簪』とは昔ながらの簪でありシンプルな『玉簪』や、粋な佇まいの『平打ち簪』、つまみ細工で作られた『花かんざし』、短冊型の装飾が揺れる『ビラビラ簪』、バネで装飾が取り付けられた『チリカン』などが主な種類。
一方『現代的簪』は、レジンやディップアート、プラバンなど、ハンドメイドアクセサリーの技法で作られたものや、ビーズやチャーム、スワロフスキー、ラインストーンを使って作られたり、三味線のバチのような形をした簪たちのこと。
私個人的には、『古典的簪』は『簪職人』が作っているものであり、『現代的簪』は『簪作家』が作っているもの、というイメージを持って見分けている。
『現代的簪』に関しては特に、服装や髪色などを問わずに、気軽に髪を飾ることが出来る作品が多いため、簪初心者向けでもある。
でもそれぞれ、どちらも独自の魅力があるので、私としてはどちらの方が優れているなどは全く考えていない。
要はどちらもすごく素晴らしい存在には変わりないといえよう。
私は『古典的簪』も多く持っているし、『現代的簪』もたくさん収集している。
それに『古典的簪』と『現代的簪』を両方使って、簪コーデを完成させることもあり、カンザシストとしては本当にどちらも愛おしい。
更に『現代的簪』は、『古典的簪』から時代に沿って進化を遂げた簪の姿だとも捉えているので、個人的には両方を収集していき、その日の気分や服装に応じて、合わせて使ってコーデを楽しむことをおすすめする。
古典的であろうと現代的であろうと、簪はいつの時代のものであっても、美しかったり格好良かったりする存在。
簪は今なお、進化を続けていて私たちを魅了している。
その魅力こそ、簪全体の良さであり、簪文化を楽しめるものだろう。
簪はとにかく現代では、様々な姿形をしているので、自分がときめいた作品を見つけて、簪ライフを楽しんでいただきたい!
自分だけの簪コーデをするのも実に楽しいので、色々な簪を持っておくと何かと役立つ。
私も新旧問わず簪を収集しているので、コーデを考える楽しさも満喫できる!
また個人的なおすすめになってしまうが、古典的や現代的問わずに簪コーデを上手く完成させたら、その画像をSNSにアップすることで、更に自分のお洒落度もアピール出来るため、ぜひとも試してほしい。