誰かの影響ではないけれど好き
簪や櫛や笄(こうがい)など、伝統的な髪飾りや着物が好きだったりすると、誰の影響なのか問われることがあります。
でも私は誰かに影響されて簪たちを好きになったのではありませんよ。
以前に投稿した記事でもお伝えしましたが、私は子供の頃に行った浅草で、簪店を見て簪に惚れ込んだのです。
それに和物好きだったり、伝統的な存在を好むのは子供の頃からのこと。
すなわち私の体内には、日本の伝統美を尊ぶ気持ちが生まれながらにして存在していたのですね。
だからこそ、誰かに影響されたわけではなく、簪たちが大好きなのですよ。
むしろ簪に影響されて簪が好きになった、といえるほど!
誰かの影響ではないけれど、すごく好きになるものってあると思うのです。
影響ではなく好きになったのはきっと、自分の中に愛する気持ちが眠っていたからでしょう。
その気持ちに目覚めた時、対象となる存在を愛してやまないのですね。
私の場合は簪たちが対象の存在。
影響はなくとも、自分の中に眠る趣味嗜好を呼び覚ませば、より人生が楽しくなる可能性もあります。
私も簪たちから学んだことは多いし、簪たちによって活力を得られました。
ひょっとしたら他にも、簪好きの気持ちが体内に眠っている方々がまだいらっしゃるかもしれないので、私の記事がきっかけで、眠っている想いを呼び起こすことが出来たら良いな、とも思っております。