簪の保管場所
簪コレクターをしていると、本当に多くの簪たちを所有していることに気付く。
そうなると、簪たちの保管場所について悩むことになるだろう。
私がおすすめしたいのは、簪たちは防虫剤を添えて、桐ダンスの中に保管をすること。
なぜ桐ダンスが良いかというと、桐ダンスには防湿効果の他に、抗菌性にも優れているからだ。
大切な簪たちを良い状態で収納するには、桐ダンスが最適なのである。
簪って湿気が多いとカビやサビが生じるし、鼈甲(べっこう)などの簪であれば虫食いも発生しやすい。
しっかりと簪たちを守り、大事に保管するならば、桐ダンスを活用しよう。
私も簪の収納に桐ダンスを使用しているため、定期的にチェックしても、簪たちは状態が良いまま。
また更に虫食い被害に遭わないためにも、念のため桐ダンスに簪をしまう際は、防虫剤を添えておこう!
そうすればたとえアンティークの鼈甲の簪などを収納しておいても、良い状態のまま保てるため安心だ。
また、暑い時期になったら桐ダンスごと、簪たちを涼しい部屋に移動させよう!
日当たりの良い部屋やエアコンを効かせていない部屋や場所に簪を保管しておくと、熱により簪たちがダメージを受けてしまう。
ディップアートなど樹脂を使った簪であれば、変形や変色する可能性が出てくる。
鼈甲の簪も高温の環境下に置いておくと、変形してしまうだろう…。
簪たちも夏場は快適に過ごさせる必要があるので、簪の収納場所は季節によって変えよう!
私も簪たちは暑い時期になってくると、涼しい部屋に移動させて保管している。
簪って結構、作品によってはデリケートなので、保管場所にも注意すべき。
人や他の生き物と同じように、簪たちもどうか快適な環境下で過ごさせてほしい。
収納するものは桐ダンスにして、保管場所は通気性の良い涼しい場所を選ぶこと。
保管場所を変える必要性があるため、桐ダンスは引き出しが三段ある、そこまで重すぎないタイプを購入するのが良い。
三段の桐ダンスであれば、引き出しを一旦取り出してから、まず本体を涼しい場所に移動し、次に引き出しを一段ずつ運び、涼しい場所で本体に戻そう。
そしてもし、桐ダンスが満杯になるほど、簪が増えた時は、また三段の桐ダンスを購入し、暑くなったら涼しい場所に全て移動させていくこと。
ちょっと手間がかかるけれど、大切な簪たちを適した環境下で大事に保管するには必要なことなので、面倒がらないでほしい。
簪コレクターをするということは、簪たちのことをしっかり考えて、快適な保管場所で収納してあげることも必要だからだ。
私も桐ダンスを増やしていき、簪たちには今後も快適な保管場所に収納していく。
たとえ面倒に感じたとしても、簪たちの姿形を守ることに繋がるなら、案外そこまで苦には感じないもの。
簪もある意味で、一緒に暮らしている大切な存在なので、ぜひ保管場所などには注意していこう!