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湿気や水気を避けよう
簪を良い状態で保管するには、湿気と水気を充分に避けること。
髪に挿していた簪をすぐにそのまま、収納してしまうと、湿気や汗の成分により、変色したりカビが生えてしまうリスクがある。
特に金属製の簪だと、サビが発生する場合もあるため、必ずお手入れしてから、簪をしまおう!
挿していた簪は収納する前に、付着した汗や汚れを拭き取ること。
そして完全に乾いた状態になってからしまうと問題ない。
金属製簪の場合は専用のクロスを使い、他の素材の簪も、柔らかいクロスでお手入れしよう。
汚れや雑菌が気になるときは、ノンアルコールの除菌用シートで軽く拭いてから、乾いた布で水気を除去し、綺麗にしておくと良い。
基本的に簪って、あまり水気を加えない方が良い。
だけれど、衛生面が気になって仕方ないときは、ノンアルコールの除菌用シートを使うと無難だ。
ノンアルコールの除菌用シートであれば、簪が変色する可能性はかなり低い。
私も汗が付着してしまった簪は、ノンアルコールの除菌用シートで拭いた後、乾いた清潔な布などで水気が残らないようにしている。
でもこれまで一度たりとも、簪が変色したり、塗装が剥げたりしたこともない。
また、簪を湿気から守るために、吸湿性の高い桐ダンスに入れておくか、間取り的に湿度が高くなる場所ならば、除湿剤を添えておこう。
湿度が高くならない部屋が簪の収納場所や置き場所であるなら、除湿剤は使わなくても大丈夫。
反対にあまりにも乾燥している場所で保管をしておくと、木製や鼈甲(べっこう)などの素材によっては、ひび割れする可能性がある。
程よく湿気から守ると良いのだ。
要するに人間と同じで、簪たちも湿り気のある環境で過ごさせることはNG!
快適な温度と湿度を保ち、簪を守っていこう。
簪たちの管理は慣れてしまえば、全然苦にならないのでどうか安心してほしい。
自分たちが過していて快適と感じる場所を選び、簪も置くようにしよう!
大切にされればされているほど、簪は良縁を運んてくれる場合もあるため、湿気や水気から守ることを強くおすすめする。