装飾が煌めくビラビラ簪とは
ビラビラ簪というちょっと変わった名前の簪の種類があります。
最大の特徴は、『ビラ』とも呼ばれる短冊形の装飾が連なって取り付けられていること。
この『ビラ』が揺れて輝くことから、ビラビラ簪という名前が付いたのですよ。
私もいくつかビラビラ簪を持っておりますが、どれも華やかで髪に飾ると、パッと明るさをもたらします。
かつて江戸時代では、主に未婚の若い娘さんや、花嫁さんが結婚式を挙げる際に髪に挿していました。
私も神前式で和装婚だったので、やっぱり桜のビラビラ簪である“寿(ことぶき)”を挿しましたよ!
ということで基本的には若い女性や花嫁さんが挿す簪の一種なのですが、現代では既婚者であっても何歳であっても、TPOをわきまえてさえいれば、ビラビラ簪を挿してお洒落をして問題ないでしょう。
確かに現代でも和装婚の花嫁さんや、初々しさの残る舞妓さんなど、花街で活躍する若い女性が挿すことが多いです。
でも見た目は素敵だし、髪がとても美しく華やぐので、誰でもビラビラ簪を使ってOK!
もちろん悪目立ちしたり、相応しくないシーンでは挿すのは控えた方が良いですね。
普段のお洒落であったり、誰かに迷惑をかけない範囲で個性を出すのであれば、ビラビラ簪を使っても問題ないですよ。
私もビラビラ簪でお洒落をしてお出掛けをしたことがあります。
ビラビラ簪は手の込んだ装飾やデザインをしているものが多く、簪の種類の中でもかなり、作り手さんの技量を堪能することが出来るでしょう。
皆様も可憐で華やかにお洒落したい時は、ビラビラ簪を使うことをおすすめします!
部屋に飾っても素敵なので、ビラビラ簪の魅力をぜひこれを機に知ってくださいませ。