今日のアウトテイク#117「空間を超越できるものを作りなさい」ほか【メンバーシップ特典】(2024-03-14)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」
※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。
ありものでこなすのも技。
#今日のBGM
#今日のコトバ
"モノゴトを難しくするのは簡単だ。
だが、簡単にするのは難しい。"
(ヨス・デ・ブローク)
#毎日、笑ってはじめよう
朝、家族の笑い声が聞こえるのは、いい。
いい気分で一日をスタートできる。
たとえやること満載でお尻に火がついてても。
毎日、笑ってはじめよう。
#スパム電話?
昨日、カフーツに電話がかかってきた。
もう最近は0120から始まる番号には絶対に出ないけれど、そのときはそうではなかったから出た。
そしたら、自動音声で「あなたのドコモの携帯電話はあと◯時間で使用停止になります。これを回避したい場合は1番を…」と言い出したからさっさと切った。
そういうスパムメールはたくさん来るけれど、もう自動音声の電話を使うこんなやり口があるんですね。
そのことにオドロイタ。
メール文面ではなくて音声のほうが信じてうっかり1番を押してしまう人はいるんじゃないかしらね。
こんなのプログラムでやってるから人手はかかってないだろうし。
ホント、悪いやつは知恵が回る。
まあ、そもそもぼくはドコモじゃないんですけど。
#まだ読んでないけど紹介してしまう
カフーツも公式配置ポイントになって配布している『離島経済新聞』、略して「リトケイ」は、毎号、すんごい濃ゆいコンテンツで楽しみにしてる。
ここに、公式配置ポイントとして名前が載ってる。ちょっとウレシイ。
で、発行元のNPO法人 離島経済新聞社が編集に関わった『世界がかわるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』が2024年4月20日に出版される。
どんな内容の本かは、こちらをご覧あれ。「「離島に学ぶ、生きるすべ」では、有人離島地域専門メディア『ritokei』13年間分の情報から厳選した事例を紹介」って言うんだから、そりゃもうこれを読まないで何を読む。
ここに、こうある。
「集落」をシマと呼ぶのは何となく判るが、「たよりになるもの」とはシラナカッタ。
そして、
であると。
そうすると、人と人がつながり相互に補完し合う関係を築くコワーキングは、まさに「シマ」だ。「シマ」という概念がいいね。あー、それでぼくはちょいちょい島に出かけていくのかも。
元々この企画は、NPOリトケイが2023年4月に実施・達成したクラウドファンディングに端を発している。その時は一般発売は決まってなかったんだそうが、いろんな協力を得て晴れて一般販売も決定した。おかげでぼくも予約できた。
「NPOリトケイと島のキーマン3人による制作委員会を立ち上げ、企画を検討。本著に収録するための座談会の開催しながら、本の制作を進めて」きて、つまり、1年かけていよいよ発行の日を迎えるわけ。いや〜、喜びもひとしおですね。早く読みたい。
ぼくもコワーキングをテーマにしたマガジン『コワーキングマガジン』の10年ぶりの復刊を、クラファンで予約をいただいて発行しようと思っているので、こうして実現されてウレシイし参考にさせていただこうと思ってる。
本って在庫をどうするかという課題がある。多めに刷っておいて、向こう何年かで消化していく中で利益を得る、実に気の長いビジネスだが、そんな体力はないので、まず先にテーマに共感いただける方から先行予約をいただいて、その売上で最初のロットの印刷まで賄いたい。
10年前はひとりで取材してひとりで書いてたけれど、今回は何人かのライターさんと協業できたら、と思ってる。それこそ、コワーキングのスキームで。
#空間を超越できるものを作りなさい
敬愛するCat Johnson氏のコラムが核心をついてるので共有する。例によってDeepLなどで自動翻訳して読んでほしいが、「スペース」という物理的な要素よりもコミュニティはつながりの強さが大事、というか、スペースはなくても維持できるはずという話。同意。
「もしあなたのスペースがなくなったら、コワーキングコミュニティはどうなるでしょうか?」という問いがまず立てられる。
彼女はかつて利用していたコワーキングのコミュニティを築き上げてきたスタッフが急に解雇されるなどして、メンバーがパニック状態に陥ったことを告白している。
そこでメンバーたちが話し合ったことは、別のスペースに移ったり、自分たちでコワーキングを作ることなどだったが、「私たちの目標はコミュニティを救うことで、それは実際の空間とはほとんど関係がないことがわかった」と言っている。これは非常に重要なインサイトだ。
コワーキングは、いつも申し上げるが、場所ではない。ヒトとコトだ。誰と誰がつながって何をするか。それをどう支援するか。そっちのほうが本来のコワーキングの存在意義としては重要。場所はそのために使われる道具であって目的ではない。なので、別にどこという特定の場所はなくても構わない。
先日、2006年頃のニューヨークでのコワーキングのハシリである「Jelly」について書いたが、あれなんかがそう。場所はどこでもいい。
彼女はこう言う。
うちなんか元からそういうものはないから言うわけではないが、過度にアメニティに凝るのはピントがずれてると思う。ま、あればあったでいいですね、ぐらいでちょうどいい。というか、あるものでやればいいわけで。
あるものと言えば、(ちょっと脱線するが)ちょうど今日、晩御飯にナンを焼きたい、というリクエストがあって、そういえば奥に昔使ってたトースターがあったな、と思って引っ張り出してきたのがこれ。わー。なにこれー。
カフーツを始めた当初、よく使ってた自宅から持ってきたトースター。家人に訊いたら、どうやら1978年製らしい。実に46年!天板(というのか)は焼け焦げて(どうすればここがこんなに焼けるのか)取っ手も片方外れてるが、でも中に置いた2枚のナンをちゃんと焼いてくれた。チン!て。
まあ、ちょっとカッコ悪いけれど、それでコワーカーの目的が果たせるのならそれでいいわけで。ちなみに、その方、このトースターと同い年だった。
話を戻す。Johnson氏はこう続ける。
そう、つながりを感じられなくなったら、感じられるところへ人間は移動する。これは間違いない。居心地のいい集団を求めて、自分も何らかの役割を負うことでその集団の一員になれるところへ、移動する。
空間を超越するもの、それはリアルなヒトのつながりに他ならない。ヒトという種がつながりの中でしか生きていけないのなら、そのつながりがその人の人生を変えることは大いにあり得る。だから。
コワーキングはその人の人生を支援しているということだと、あらためて思い至った。
ということで、今日はこのへんで。
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