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【後払いOK】ボーナスの廃止を機会と捉えてコワーキングしよう:今日のアウトテイク#403(2024-12-25)
※この記事は有料ですが、最後まで無料で読めます。ただし、全編お読みになってからお支払いいただくことは自由です。もしよかったら、購入ください。よろしくお願いします!
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます
#今日のBGM
#今日のコトバ
"今われらは鏡もて見るごとく見るところ朧なり。然れど、かの時には顔を対せて相見ん。"
(コリント人への前の書 『輝ける闇』開高健)
#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」
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経済産業省の認可法人であるコワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。
今回はこれまでの講座をさらにパワーアップしての全7回。さらにマンツーマンのコーチング付きのコースを設けました。
理論は判ったけれども、ではどう実践すればいいのか、という方もおられると思い、月に一回のZoomでのコーチングと、それに加えて随時、チャットで、主にコンテンツマーケティング、ブランディング、コミュニティ運営、イベント企画、等々、コワーキング運営上のよろず相談ごとに対して、個別にアドバイス、コーチングします。
単なる作業場ではなく、地域の人々の多様な活動と交流を支える「まちの拠点」としてのコワーキングスペースを実現したい方は、こちらをご確認の上、ぜひ受講ください(↓)。
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#要はカタチよりキモチ
そろそろ、新年を迎えるムードにもなってきたが、新年といえば初詣だ。初詣といえばお賽銭。そのお賽銭にPayPayが使えるようになった。時代ですね〜。
すでに東京都港区の増上寺など、一部の寺社では導入済みで、12月末までに、京都や名古屋などの6つの神社や寺院で導入される予定とのこと。
スマホさえあれば普通に店頭でやるように、QRコードをスキャンして支払画面を開き、金額を入力して送金できる。送金ボタンが「お気持ちを送る」になっているのは気が利いている。
寺社側も、現金回収や銀行振込が不要になるし、盗難などのリスクもなくなるので言うことない。
確かに便利といえば便利だが、正月、あの混雑する中を押し合いへし合いしながら賽銭箱のある本殿の前までやっとのことでたどり着き、握りしめた賽銭を投げ入れて手を合わせ、今年一年のご利益を長々と祈願する、あの一連のプロセスがショートカットされるのはなんとも寂しい気もしないではない。
ところで、これはPayPayの法人向けビジネスアカウントで寄付を募る、ということらしいが、それをローカルコワーキング運営の資金調達に使えないかしらね。
…と考えている年の瀬。
#cosacが3ヶ月無料お試しキャンペーン中
コワーキングスペースのイベント情報の共有と収益の再分配を実現するアプリ「cosac」が、ただいま、「アカウント取得後3ヶ月無料お試しキャンペーン」を実施中です。
コワーカーの小さな行動がコワーキングスペースを、そしてコワーカーのカツドウを支援するアプリ「cosac」。ぜひ、コワーキングスペースの運営者の皆さんに、ご利用いただきたいと思います。
まずは、上記のページからアカウント登録をお申し込みください。
よろしくお願いします!
#コワーキングもまた「シマ」なのです
リトケイ(離島経済新聞)最新号、カフーツに入荷しました。
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今号の特集は「逢いたい島人」と「未来のシマ共創会議2024」リポート。
いろんな人たちが「シマ」でカツドウしている。
「シマ」とは「人と人が支え合うコミュニティ」。
都会にもあるし田舎にもあるし島にもある。
島に行く人は島に行くのではなくて、逢いたい人がいるから「シマ」に行く。
そうそう、コワーキングも「シマ」だ。
来年はコワーキングツアーを再開して逢いたい人に逢いに行こう。
無料配布中。ご希望の方はお早めにどうぞ。
#コワーキングプレスの「ペンクラブ」メンバー募集中
コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」では、「コワーキングプレス・ペンクラブ」がスタート、記事を書いていただける方を募集しています。
あなたの町のコワーキングのこと、行ったことのあるコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。
「あ、そんなら、ぼくも、わたしも書きたい」という方。ぜひ、上記ページから参加申し込みください。
よろしくお願いします!
#ボーナスの廃止を機会と捉えてコワーキングしよう
企業に勤める人にとって年末のボーナスは大きな楽しみだろう。それがそのうちなくなる(かもしれない)という話。アメリカの話だが、ゆくゆく日本でも起こらないとも限らない。
アメリカの労働統計局の報告書によると、従業員100人未満の企業で年末のボーナスを受け取った労働者はわずか14%、ホリデーボーナスを受け取ったのはわずか9%だった。規模を縮小するか、その慣習を完全に放棄し始めている。
その理由はギグエコノミーとオートメーションの台頭にある。
ギグエコノミーは近年、急速に拡大している。Uberのタクシー(日本の場合はUberEats)や買い物代行などの空き時間を利用した仕事をギグエコノミーというが、彼らには休日のボーナスを含むフルタイムの労働者と同じ福利厚生を受ける権利がない。
複数のパートタイムの役割をさまざまなプラットフォームでこなす労働者はもはや珍しくないが、そのどれもが、フルタイムのポジションにつきものの福利厚生や安定性を提供していない。
企業がこのようなより柔軟なモデルを採用するにつれ、従業員は従来のような予測可能な金銭的ボーナスを受け取れなくなっている。
企業がこっちを選ぶのは人件費を圧縮する意味においては当然の選択だろう。
ただ、ホリデー・ボーナスの伝統が薄れつつある最大の理由は、急速に進んでいるオートメーション化だ。
今まで人間がやっていたルーチンワークや反復的な作業は、テクノロジーが代替するようになり、「大規模なフルタイムの労働力の必要性は薄れていっている」。
事実、AI、ロボット工学、機械学習がますます多くの仕事を担うようになるにつれて、多くの企業が大規模な人的労働力を維持する必要がなくなってきている。これが凄まじいスピードで進んでいる。
そうすると、当然、企業は従業員数を見直すようになり、その結果、従来のボーナスの対象となる従業員は減少する。これもまた、企業としては当然の選択。はっきり言ってこの場合、従業員はコストでしかなくなる。悲しいがそれが現実。
ここで、この記事はおなじみのAmazonを引き合いに出している。
例えば、Amazonのような大規模な小売企業や物流企業は、フルフィルメント・センターの自動化に大きく依存しており、ロボットを使って在庫処理や商品の梱包、配送の仕分けまで行っている。
これらの技術革新は業務を合理化し、コストを削減するが、ボーナスの対象となる人的労働者の数を減らし、場合によっては、繁忙期の従業員全体の数を減らすことさえある。
このところ続いているAmazonの「RTO(オフィス勤務の義務化)」騒ぎの裏側で、こういう人員削減も粛々と行っているのが実情。大企業の悩ましさが滲んで見える。
一方、中小企業も自動化がより安価で効率的になるにつれて、「競争力を維持するために、多くの企業がボーナスの削減や廃止を選択している」。
しかし、労働者にすればそう簡単にやめてもらっては困るわけで。
多くの従業員にとって、年末年始のボーナスは、1年を通しての勤労と貢献を目に見える形で評価するものだ。お金のかかる時期に経済的な後押しをするだけでなく、ボーナスは社内の帰属意識と承認意識の強化にも役立つ。
ボーナスがないと、従業員は自分が働いている組織からの評価が低く、より切り離されていると感じるかもしれない。
ボーナスがないことは、不安感にもつながる。
雇用の安定がすでに希薄になっていると感じているとき、多くの労働者は、年末のボーナスを仕事の健全性と将来の指標として見ている。
ぼくの場合、もう25年近くボーナスとは縁のない仕事の仕方をしてきているから、正直、実感はないのだが(ボーナスがあればあったでウレシイが)、実際のところ、ボーナスの本来の意味の「余禄」ではなくて、ボーナスありきで生計を立てている人がほとんどだろうから、これがなくなると途端に生活が苦しくなる人は結構多いと思う。
で、そこを金銭ではなくて他の手段でカバーする方法を企業も模索している。
多くの企業は、休暇の延長、フレックスタイム制、社内の公の場での表彰など、金銭的なものではない形で感謝の気持ちを伝える方向にシフトしている。
このような取り組みは、多額の金銭的負担がなくても、親善を促し、従業員の士気を維持することができる。
うーん、表彰はさておき、なるほど、休暇の延長、フレックスタイム制はアリかも。というのも、金銭に代わるものとして、というかそれ以上に価値あるのは時間だからだ。
その空いた時間で、他のことができる。ただ、休暇として過ごすのもいいが(余裕があるなら)、その時間を使って複業するのも、カットされたボーナスを補う意味でも、また、自分のカツドウ領域を広げる意味でも大いにアリだと思う。
早い話が、もう特定の企業に雇用される時代は終わり始めていて、限られた「人生」という時間をいかに有意義に使うかを、自分で選択して組み合わせるモードに入っている。だからボーナス廃止を逆手に取って、自分の好きなように働いたらいいと思うのだがどうだろう。
で、そういうときにコワーキングが役に立つ。コワーキングは再々申し上げるように単なる作業場ではなくて、人と人をつないでコトを起こし、それを前に進めるための仕組み。そこに個人の目的や、あるいは社会の課題を持ち込んで、関わり合うことで達成したり解決したりする。
そのために、この5つの価値を提供する。
![](https://assets.st-note.com/img/1735132067-8loK7UB4CRTVEHixbd1eW3qw.png?width=1200)
なので、会社の仕事とは別に何かやりたいとなったら、コワーキングを利用して「仲間」を作ることをオススメする。
で、
オートメーションとギグ・エコノミーの時代において、従業員は柔軟性、革新性、適応性が中心となるような新しい常態に適応している。
しかし、過去数年間と同様、特に困難な年の終わりに評価されていると感じたいという願望は、普遍的な不変のものである。企業は、ホリデー・ボーナスという時代遅れの伝統だけに頼ることなく、そのような評価の感覚を提供する新しい方法を見つける必要がある
と、この記事は締めくくっているが、漫然と企業の制度に期待するのはもはや無理があるし、繰り返すが、選ぶのはワーカーの方だから、いつまでもひとつの会社に縛られる必要も義務もないので、自分の人生は自分で切り拓いていく、と考えるのがマトモだと思う。
日本で言えば、企業の終身雇用が普及しだしたのは第二次世界大戦中で、定着したのは戦後だから、たかだか80年しか経っていない。それも、しかし、もはや崩れだしている。
ちなみに、厚生労働省が2016年8月に出した予測報告書「働き方の未来2035」では、2035年頃には正社員(1つの会社で働く)という概念がなくなると予測している。
2035 年には、個人が、より多様な働き方ができ、企業や経営者などとの対等な契約によって、自律的に活動できる社会に大きく変わっていることだろう。企業組織自体も変容していき、企業の内と外との境界線が低くなり、独立して活動する個人も増えるという大きな構造変化が生じる。
このような変化を前提に考えると、2035 年においては、狭い意味での雇用関係、雇用者だけを対象とせず、より幅広く多様な働く人を対象として再定義し、働くという活動に対して、必要な法的手当て・施策を考えることが求められる。
さすが、判ってる。
ここでは、企業に所属する期間の長短や雇用保障の有無等によってそしと区分することは意味を持たなくなる、としている。つまり正社員という働き方はなくなる、と言っていい。
コワーキングは、そもそもの起こりはフリーランサーの共用ワークスペースだった。仕事仲間も必要だし、何より企業に属さない自分が帰属するコミュティが必要だったから、はじまったのが2005年8月9日。
それが時を経てコロナ禍も経験し、通勤しなくなった企業人も利用するようになってきている。そのせいで、従来のコワーキングとはまた別の次元の展開が起こっていると感じているが、それはそれで歓迎している。そして、ある意味、彼らにも自分の仕事、もっと言うと生き方を考えるいいきっかけになると思う。
コワーキングには相互扶助の精神がベースにあり、助け合うことで各自のカツドウ、それはビジネスに限らない、この「コワーキング曼荼羅」でザクッと表されるさまざまなテーマに沿ったカツドウをする拠点として機能しているということは変わらない。いや、むしろ、今後ますます、その多様性が増すと考えられる。
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そして、そこには『正社員』や『非正規社員』もない。自立した「個人」があって、相互につながることで補完し合ってさまざまなカツドウをする。
経済的に補完する「必要」を「機会」と捉えて、空いた時間を有効に使い、ぜひコワーキングで新たなカツドウをはじめてもらいたい。そうして、ボーナスをカットした会社を見返してやろう。そうしよう。
ということで、今日はこのへんで。
(トップ画像:Frugal Flyer)
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