まち全体でコワーキングするためには仕掛けが必要:今日のアウトテイク#272(2024-08-16)
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定
#今日のBGM
#今日のコトバ
#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集開始
9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。
この講座は、14年前のぼくと同じく、自分たちにコワーキングが必要と考える人たちを対象にした講座です。場所貸しのビジネスありきではなく、参加するワーカーのカツドウがより良い社会にするために有効であると考える人たち、その人たちを支援したいと思っています。
自分たちのコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。
#4,000平方フィートって何㎡?
と思って調べたら、371.6122㎡だった。
で、それを坪で言うと、112.4126905坪。
それで、ぼくなんかは、あー、そんなもんか、とやっと判る。今どきの人は、建築、不動産関係でないかぎり坪は使わないかもしれない。
なお、㎡は「平米」「へいべい」と読む。「平方メートル」とは言わない。と思う。いや、地域差があるのかな。
ついでに建築でいうと、長さを表す単位に「寸」「尺」「間(けん)」なんてのもある。これらは尺貫法で規定されている。詳しくはこちら。
ちなみに、ぼく、学生時分にアルバイトでキャディしていたことがあって、今でも、ヤーデージで距離が判ります。
三つ子の魂百まで。
まだ、百じゃないけど。
#まち全体でコワーキングするためには仕掛けが必要
「2024年日本で一番自分らしく働ける場所」を決める「TeamPlaceアワード2024」で受賞したワークスペースが紹介されていたので共有しておく。いずれもとてもいい取り組みをされているので、チェックされることをオススメする。
ぼくが「ほー」と思ったのは「まちごとシェアオフィスWASITA MINO」さんの「まちごとワークタンブラー」だ。
まず、ウェブサイトにこうある。
ポイントはこの明治初期の古民家を改装したWASITA MINOだけでなく、町内の店舗や宿泊施設を含めた、つまり美濃のまち全体で利用者の「滞在≒ゆたかな暮らしをサポートする」というローカルならではのコンセプト。
まち全体でワーカーをサポートするというアイデアは実はそう新しいものではない。以前、ヴェネツィアでの取り組みを紹介したが、いわゆる「アルベルゴ・ディフーゾ」は世界の各地で行われている。日本でも「まちやど」と言ってる。
で、そこに「まちごとワークタンブラー」が登場する。
いいアイデアですね。判りやすいし、「まちごとシェアオフィス」の会員証らしいが、まちの一員になった気分にもさせてくれる。「タンブラーを見せることで、WASITAの利用者と分かるので店員さんと自然と会話が生まれます」。そうそう、ただ通り過ぎるだけでは楽しくない。やっぱり、コミュニケーションがなければ。
ここで大事なのは、カフェがワークスペースにもなるということは、「まちごとシェアオフィスWASITA MINO」といわば同業にもなるということ。それを、ややもすると競合と考える人がいるけれども、そうではない、逆だ。連携することで、共創する仲間と捉える、そうすることで個々の店ではなく地域全体の価値を上げる、この発想が肝要。←ここはぜひお手本にしたい。
おまけに地域の事業者とのリレーションもタイトになってると。
こういう細かい心遣いがつながりを強くするし、リアルな情報を共有できる関係があればこそ、また次の企画にも熱が入るというものだ。
ところで、もうひとつ、『ちょうどいいイベントのつくり方』講座を2年ほど開催して、そこからイベント企画チームが組成され街を盛り上げるイベントが開催された、という「下土狩駅前コワーキングスペース」さんの取り組みも要チェック。
イベントはローカルコワーキングを維持継続するためにも重要なコンテンツだ。9月からのこの講座でも、まるまる一コマを「人の集まるイベントの企画と催行」のテーマで講義する。
ということで、今日はこのへんで。
(カバー画像:WASITA MINO)
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