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日常的なホスピタリティがあるコワーキングは「第二の家」である件:今日のアウトテイク#370(2024-11-22)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます


#今日のBGM

#今日のコトバ

"夜の最も暗い時間が訪れるのは、夜明けの直前だと言われている。"
(パウロ・コエーリョ)

“It is said that the darkest hour of the night comes just before the dawn.”— Paulo Coelho•For more ﹋#philosophy...

Posted by philosophaire21 on Monday, November 18, 2024

#【無料】<cosac>コワーキングスペースのイベント情報の共有と収益の再分配を実現するスマートフォンアプリ説明会

全国のコワーキングスペースをネットワーク化し、イベント情報の共有と収益の再分配を実現するスマートフォンアプリ「cosac」のオンライン説明会を開催します。

このアプリのそもそもの目的は何か?どういう仕組みでそれが実現するのか?どんな機能が提供されるのか?

「cosac」はコワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩となります。

コワーキング関係者、特にコワーキングスペースの運営者の方、ぜひぜひご参加ください。ただいま、「月額利用料なしのお試しキャンペーン」中でもあります。

どうぞよろしくお願いいたします!

#コワーキングプレスの「ペンクラブ」が始動

9月に募集開始したコワーキングプレスの「ペンクラブ」がようやく始動、今日、最初の記事が公開された。めちゃ、ウレシイ!

これはプロのライターが取材して書く記事とは別に、日頃、コワーキング界隈でカツドウ(仕事に限りません)する人が、コワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただくクラブ活動。

あなたの町のコワーキングのこと、行ったことのあるコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。

日本の各地にペンクラブのメンバーがいて、時折、ローカルの情報を投稿していただき、共有する。ある種、コワーキングだけのSNSみたいな感じもするが、しかし、あくまでもウェブメディアとして皆で運営していく所存です。

「あ、そんなら、ぼくも、わたしも書きたい」という方。ぜひ、こちらから参加申し込みください。

よろしくお願いします!

#日常的なホスピタリティがあるコワーキングは「第二の家」である件

久しぶりにCat Johnson氏のニュースレターから(勝手に)共有しておきたい。

タイトルは「Everyday hospitality」。日々、日常的にあるホスピタリティについて。

コワーキングがホテルやホスピタリティ業界にインスピレーションや方向性を求めるようになるにつれ、私たちが重要な点を見落としているのではないかと私は懸念しています。それは、あなたのスペースに毎日、毎月、毎年通うメンバーは、ホテルのようなもてなしを受けたいとは思っていないということです。

ホテルスタイルのもてなしは、あなたが通り過ぎる人であることを前提としています。ホテルに数泊滞在すると、「はい、わかりました」とか「それを持ってきましょう」と、派手に迎えられるのはうれしいものです。

しかし、それは私がホームとするコワーキングスペースで望んでいる(または経験している)体験ではありません。私のホームであるコワーキングスペース「Kiln」は、私にとって第二の家です。どこに何があるかはわかっていますし、友人との挨拶も「はい、そうですね」ではなく会話です。私はコミュニティの積極的な参加者なのです。

(略)

コワーキングのホスピタリティは、堅苦しいホテルのホスピタリティではありません。コワーキングは日常的にあるホスピタリティです。

ですから、ただ通り過ぎるだけの人や、ホテルのような仕事体験をしたい人を引き付けたいのであれば、それはあなた次第です! 単にスペースに立ち寄って、「はい、奥様」や「はい、お客様」の雰囲気で、その日の仕事が終わるまで一人で集中して仕事をしたい人のための市場はあります。

しかし、それはコワーキングではありませんよね?

コワーキングとは、一緒に何かをすることを意味します。

ですから、誰を惹きつけ、誰にサービスを提供しようとしているのか、そして彼らのニーズや要望に適したホスピタリティのレベルは何かを把握してください。ホスピタリティを行うために過剰なホスピタリティをするのは、良い方法ではありません。

前進するには、あらゆるタイプの人々に対応し、歓迎と帰属意識を醸成して、私たちメンバーが最高の仕事を行えるようにする環境を作ることです。これにより、あなたのブランドが第一候補として位置付けられ、四半期に一度の旅行であれ、フルタイムのメンバーであれ、人々が再び戻ってくるようになります。

これらはどれも簡単なことではありませんが、特別なことは決して簡単ではありません。

そうそう、「コワーキングは日常的にあるホスピタリティ」のことを言う。ぼくはこの意見に1000%賛成する。

その上で、コワーカー(利用者)を客扱いするのはなく、仲間として遇する。なぜなら、コワーキングはホテルではなくて、彼女が言うように「第二の家」であり、コミュニティだからだ。「第二の家」っていい言い方だなぁ。

かねがねぼくは、コワーキングマネージャーが日常的に実行するホスピタリティとして以下の3つを挙げている。

1:情報の提供
コワーカー(利用者)のビジネスに役立つ情報を漏らさず提供する。そのために、日頃から多様なニュースソースを持ち、日々、チェックを怠らない。

2:人の紹介
忙しくて手が回らないコワーカーや、得意分野ではないスキルが要求される案件をもつコワーカーに協業できるパートナーを紹介する。

3:仕事の斡旋
逆に時間を持て余しているコワーカーに仕事を紹介して応援する。と同時に、その案件にコミットしてコワーキングスペースの収益向上に貢献する。

最低限、これだけはやる。ただ、受付でWi-Fiのパスワードを教えるのがマネージャーの仕事ではない。その上で、まだやるべきことは山ほどある。

ついでながら、ぼくが彼らを「コミュニティマネージャー」ではなくて「コワーキングマネージャー」と呼ぶのは、「コミュニティマネージャー」の仕事は「コワーキングマネージャー」のごく一部でしかないから。

詳しくはこちらを参照されたし。

ホスピタリティ業に学ぶところはあるが、そのホスピタリティの質がぜんぜん違う。「第二の家」に「おもてなし」は要らない。客ではないのだから。

それより、コワーカーの課題解決や目的達成をサポートすること。それこそが、コワーキングを利用し、そのコミュニティの一員になる最大のメリット。

それにはCat Johnson氏の言うように、「彼らのニーズや要望に適したホスピタリティのレベルは何かを把握」することが、まず大事。そのためにはコミュニケーションが不可欠だ。

そして、「あらゆるタイプの人々に対応し、歓迎と帰属意識を醸成して、私たちメンバーが最高の仕事を行えるようにする環境を作る」こと。ここがコワーキングマネージャーの腕の見せどころ。

彼女は「これらはどれも簡単なことではありませんが、特別なことは決して簡単ではありません」と言ってる。そう、別に特別なことではない。が、なかなか気づかない。実はこれをスムーズにスタートさせる魔法の言葉が、ある。

ちなみに、コワーキング協同組合主催のこの講座では、その魔法の言葉を伝授している。ただいま、2025年1月期の受講者募集中。

コワーキングをコワーカーの「第二の家」とするには、ホスピタリティのためのホスピタリティではなく、ごくごく日常的なホスピタリティが必要だ。

そのことを肝に銘じてローカルコワーキングを運営しよう。

#Kindleでコワーキングコラム集Vo .1、販売中!

「今日のアウトテイク」からコワーキングネタだけをピックアップして、Kindle(電子書籍)でコラム集として発行するプロジェクトの第1号、販売中です。
ぜひ、お読みになって感想などお聞かせください!

ということで、今日はこのへんで。

(トップ画像:Mark Sivewright

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