見出し画像

世界コワーキングデイにあらためて宣言したいこと:今日のアウトテイク#265(2024-08-09)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定


#今日のBGM

#今日のコトバ

"人生のほんの少しの些細なことを楽しもう。ある日、それを思い返したら、とても重大なことだったと気づくだろう。"
(カート・ヴォネガット)

Kurt Vonnegut

Posted by English Literature on Tuesday, August 6, 2024

#世界コワーキングデイにあらためて宣言したいこと

HAPPY INTERNATIONAL COWORKING DAY !

今日は世界コワーキングデイだ。

2005年8月9日、この日にサンフランシスコでCoworkingがはじまった。過去を振り返れば、それまでにも共用ワークスペースを利用した働き方は各国で実行されていたが、今、我々がCoworking(コワーキング)という言葉で理解しているそれは、この日にBrad Neuberg氏がはじめた。

そのことを書いたのがこれ。

4年前の記事だが、元ブログは2015年に書いてる。

ちなみに、CoworkingというCoとworkingのあいだにハイフンのない言葉を作ったのもNeuberg氏だ。その理由と顛末はこちらを参照。

で、いつからうちでもお祝いイベントやってたのかと思ったら、Facebookの思い出にボロボロ流れてきた。

11年前はなぜかカレーをみんなで食べたんだった。

ルーが来たー!

Posted by 伊藤 富雄 on Thursday, August 8, 2013

劇ウマー!

Posted by 伊藤 富雄 on Friday, August 9, 2013

10年前、はじめて看板出したんじゃなかったかな。

世界コワーキングデイズ、ゆるゆると始まってます。久しぶりに看板書きました。後ろは、樋口さんの愛車です。

Posted by 伊藤 富雄 on Wednesday, August 6, 2014

9年前は1日中Pink Floydをかけてたらしい。(OGPを表示しないので画像だけ)

その後も、1日だけだったり3日間だったりするけど、毎年、やってる。

7年前は、今はなき世田谷経堂にあったパクチーハウス東京のイベントに参加。ここのオーナーの佐谷さんは東京で一番最初にコワーキングを開いた人で、もう14年来の付き合いだ。

カオスの中に秩序が…ない!

Posted by 伊藤 富雄 on Wednesday, August 9, 2017

6年前も飲んでる。

世界コワーキングデイ、ゆるりと〜。 #CoworkingDay

Posted by 伊藤 富雄 on Thursday, August 9, 2018

5年前は集まったみんながなぜかZoomで会話してた。まだ、珍しかったのか。そういえば、このときはエストニアから中嶋さんが参加してくれた。

で、3年前、コロナ禍真っ最中ということもあり、オンラインでの開催となったのだが、この年は14名のスピーカーが入れ替わり立ち替わりZoomで登場した。

【写真あげるの忘れたので再掲します!】 本日の「カフーツ世界コワーキングデイ2021−08−09」無事、終了。ご参加いただいた皆さん、有難うございました!14時から18時までのZoom→YouTubeの生配信、それからクローズドで19時20...

Posted by 伊藤 富雄 on Monday, August 9, 2021

で、これがその時のビデオ。4時間ちょっとあるので閲覧注意。

YouTube

ま、そんなこんなで11年やってきたわけだが、昨今、各地のコワーキングが世界コワーキングデイにちなんだイベントを開催するようになってきたのは非常に喜ばしい。念の為に申しておきますが、これ、世界的イベントですからね。

で、ちょっとだけ、この日にあらためて書いておきます。

14年ちょっと、コワーキングを運営してきて、時代の流れとともにコワーキングの変遷ぶりを当事者として目の当たりにしてきたが、実はその根幹的なところは少しも変わっていない。いや、むしろ、コワーキングの提供する(べき)この5つの価値が、今あらためて求められていると痛感している。

コワーキングは人と人をつなぐハブであり、個人の目的達成や、社会課題の解決のために、相互に関わり代を持って相互扶助の精神でコトを進める、あるいは片付ける、そのためのスキームでありインフラでありコミュニティだ。

そして、そこでテーマとなることは大きく8つのカテゴリに分けられる。それを図説にしたのが「コワーキング曼荼羅」。

「コワーキング曼荼羅」についてはこちらを。

で、これまで何回か開講していた「コワーキングマネージャー養成講座」をベースに、場所を貸すことだけを目的とするのではなく、自分たちのエリアに自分たちのカツドウの拠点としてコワーキングを開設・運営したい人のための講座をすることにしたのが、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」。

「自分たちのエリアに自分たちのカツドウの拠点としてコワーキングを開設・運営したい人」、これ、14年前のぼくがそうでした。自分たちにほしいと思う場としてコワーキングをはじめた、それが2010年5月15日だった。

その時のことを思い起こして、ぼくと同じ、自分たちでコワーキングやろう、という人にフォーカスした内容にしている。

とかなんとか言ってたら、毎度おなじみのCat Johnson氏が今日の世界コワーキングデイにコワーキングへの公開書簡を投稿していたので紹介する。

コワーキングが始まった当初は、協力、相互支援、寛容さの雰囲気が醸成されました。そして、コワーキングが運動から産業へと成長していく中で、私はこれらの要素をコワーキングの一部として維持する責任を真剣に受け止めています。

なぜなら、コワーキングに浸透する深い人間的精神がなければ、私たちには何も存在しないからです。

しかし、この人間的精神に加えて、素晴らしい人材を引き付けて維持し、メンバーがビジネスと生活をレベルアップし、在宅勤務よりもはるかに優れた仕事のエコシステムを構築できるコワーキングスペースも必要です。

そして、これがコワーキングのスイートスポットなのです。

皆さんの中には素晴らしいコミュニティを持っている人もいます。

皆さんの中には素晴らしい空間をお持ちの方もいらっしゃいます。

そして、両方を持っている人もいます。

コワーキングのスイートスポットに到達するには、自分の快適ゾーンから抜け出す必要があります。コワーキングには、自然にコミュニティを構築したり、つながりを築いたりする人がたくさんいます。また、コワーキングに移住した、賢いワークスペース不動産やデザインに精通した人々の数も増えています。

私たちは素晴らしい空間と素晴らしいコミュニティを持っており、時にはその2つが重なり合うこともあります。しかし、それは稀です。

そして、ここに問題があります。

私たちメンバーには素晴らしいスペースが必要です。

そして、私たちは間違いなく、積極的かつ活動的なコミュニティの一員になる必要があります。なぜなら、素晴らしいけれど平坦な空間は最悪だからです。

ですから、今年は皆さんに自分自身のギャップを埋めるよう促したいと思っています。

素晴らしいスペースがあるのにコミュニティの構築に苦労している場合は、コミュニティの構築方法を学ぶことと、コミュニティの構築を手伝ってくれる適切な人材をチームに迎え入れることを優先する必要があります。

新しいことに挑戦し、新しい人々と話し、コミュニティを非現実的なものと考える考え方から、コミュニティをビジネスの中核(そして心臓部)と考える考え方にシフトする必要があります。

素晴らしいコミュニティがあるのに、スペースが少々荒れていたり、利益を上げるのに苦労している場合は、ビジネス、デザイン、不動産の盲点を発見し、それを仕事の最前線に持ち込む必要があります。

助けを求めてください。メンターに相談してください。コミュニティ構築の快適な領域から抜け出して、ビジネスの達人になる覚悟を持ってください。

コワーキングは、2009 年とは様相が異なります。これは素晴らしいことです。コワーキングは進化し、スペースは進化し、コミュニティは進化し、そして私たち全員が進化しています。

さあ、始めましょう! 盲点がどこにあるかを見つけ、コワーキングのスイートスポットにできるだけ近づきましょう。

一緒に、さらに先へ。
Cat

「コミュニティの構築を手伝ってくれる適切な人材をチームに迎え入れることを優先する必要がある。」

まったく同じ思いだ。ぼくは彼女と同じことを考え、次の行動をはじめている。

2009年のコワーキング、日本で言うと2010年のコワーキングとは今のそれは違う。それは判っている。判った上で、進化していることを弁えた上で、しかし、コワーキングの原点に立ち返ることが必要ではないかと考えている。

そのぼくなりのひとつの答えが先の講座だ。

この思いを共有する人たちと、日本コワーキングを作っていきたい。皆で本当のコワーキングを日本中に広めていきたい。それが、2024年世界コワーキングデイにぼくが宣言することだ。

今日は、カフーツでも世界コワーキングデイをお祝いしつつ、自分の立ち位置を確認した日だった。

ということで、今日はこのへんで。


ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

最後までお読みいただき有難うございます! この記事がお役に立ちましたらウレシイです。 いただいたサポートは今後の活動に活用させていただきます。