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走り書き:2020年日本のコワーキング予測#1「郊外型コワーキング」
地方都市にもコワーキングが続々と開設されて行くのと並行して、都市圏を取り巻く郊外の住宅街の中に、例えば学習塾やピアノ教室があるように、一軒家の住宅を利用したコワーキングができ、そのフランチャイズモデルが現れる。
そのコワーキングと徒歩圏内に居住していて育児しながら仕事する世代には受け入れられるだろうし、企業もそういうリモートワーク環境を採用することで社員の満足度を上げられる。
かつては、これを自宅勤務であるテレワークで対応しようとしていたが、他者や世間との隔絶感を解消するには、自宅か会社かの二者択一ではない別の場所を提供し、何らかの人的つながりが不可欠。コワーキングはそこを解決する。
ゆくゆくは企業が自社社員のために自宅近隣のコワーキングを手配するようになり、全国に支店を持つ大手企業はそういう住宅街型コワーキングチェーンと契約する形でリモートワークを導入する。
空き家活用にもなる上に、元々、仕事目的で集まってきた地域住民が、ついでに他の活動でも使うようになり、地域のコミュニティとしても機能するので、人口減に悩む地方自治体が動いても不思議はない、というか、動かない手はない。
空き家活用というと、一見、今流行りの多拠点移住に似ているが、ここにやって来るのは生活圏内の人たちであって、その目的は全然違う。いつも出すが、コワーキング曼荼羅にあるどれかの課題解決のために来る。
通勤地獄も解消され、無駄なエネルギーを消費しないのでエコにもつながる。地方と首都圏の二(多)拠点というほど移動距離の長いおおげさなものではなく(引っ越ししなくていい)、町内のワークスペースを公民館的な感覚で使える気軽さが受ける。
子供のための学習塾や学童保育が、仕事場と併設されていればなおのこと使い勝手がいい。そのうち、子ども食堂もはじまるだろう。事実、そういうコワーキングはすでに現れている。そうすると、これはコワーキング曼荼羅の「働」と「育」、そして「食」を満足させる。
今年、注目すべきは郊外型コワーキング。これは一時のトレンドではなく、2020年以降、公園みたいに住宅街にあって当たり前のインフラになる。
(Photo by Joss Woodhead on Unsplash)
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走り書きは1,000字以内でサッと書くシリーズにしていきます。長文派ですが、短文を書く訓練もしとかないとと思いまして。スキマ時間にぜひどうぞ。
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