「沿線まるごとホテル」にもコワーキングを:今日のアウトテイク#280(2024-08-24)
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定
#今日のBGM
#今日のコトバ
#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集開始
9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。
この講座は、14年前のぼくのように、自分たちにコワーキングが必要と考える人たち、そして、コワーキングを利用するコワーカーのカツドウを支援したいと考える人たちを対象にした講座です。
自分たちのローカルコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。
#今どきの盆踊りがめちゃ楽しそう
昨今、町内のつながりが薄くなったというものの、祭りというイベントにはなぜか胸が踊る。
で、夏といえば盆踊り。それが今やBon Dance となって大賑わいを見せているそうで、例えばこの中野駅前盆踊りがスゴイ。
この選曲がイイ。もちろん伝統的な音頭でも踊るのだろうが(たぶん)、洋楽にDJをかましてヒップポップぽくアレンジしたのが若い世代を呼び込んだ勝因でしょうね。
それにしても、ボン・ジョビとかドゥービーとかマイケル・ジャクソンとかアース・ウィンド&ファイアーとかヴィレッジ・ピープルとかクイーンとか、まるっきりぼくら世代の70年〜80年代の曲ばっかりでウレシクなってしまった。
と思ったら、なんと本家、ジョン・ボン・ジョビさんからメッセージが届いてた。
いや〜、イイですね、こうして日本の伝統的な祭事に海外のカルチャーがリミックスされるというのは。つまり編集。こうして新しいモノが生まれていくのよね
しかし、「地域の小さな手作りの盆踊り大会としてスタートして12年」って、エライなぁ。地道に継続してきたからこそ、この日があるに違いない。
ぼくも小さな手作りのコワーキングをやってきて14年。それも、みんなのおかげと感謝している。これからも頑張ろう。
#コミュニティの一員として助け合うということ
ところで、そのロックスターのジョン・ボン・ジョビさんだが、実はホームレスに食事を提供する無料レストランを10年以上もやっている。
立派だなぁ。こういう人をホントのセレブというのではないかしらね。
「彼らはどこにいてもおかしくない隣人であり、我々のコミュニティの一員です。コロナ以前は、飲食店の店員やバスの運転手だったかもしれない」という彼の言葉は響く。
そう、いつ何時、そういうことになるか判らない。そうなったときにコミュニティの一員としてどんな手助けをしてあげられるか。それはもしかしたら自分かもしれない。
助け合うということ。日頃からアタマのどこかに置いておいたほうがイイ。
#「沿線まるごとホテル」にもコワーキングを
まちをひとつの宿泊施設とする「アルベルゴ・ディフーゾ」については何度か書いてる。
各地でそういう取り組みは行われているが、さらに範囲を広げたのがこの「沿線まるごとホテル」というプロジェクト。JR青梅線沿線をひとつのホテルに見立てて、駅や集落ごとに異なる旅体験を提供する、という発想がオモシロイ。
「1万人が1回来て終わりでなく、100人が100回訪れる沿線にしたい」。←これ、大事ですね。ややもすると、大きな数字を目標に掲げたりするけれども、そこではない。
1万人が一回こっきりの「消費」で通り過ぎていっても、地元にはたいしたものは残らない。そこに「縁」ができないとリピートしない。その100人が何度も訪れてくれる方が、長い目で見たときの成果は大きい。そういう発想に切り替えて設計しないと、過疎化が進むローカルの未来はどんどん暗くなる。
いい流れが起こっている。
鉄道という「線」でつなぎ、電動の自転車やトゥクトゥクで「面」にする。「モビリティを毛細血管のように沿線一体に張り巡らせることで、観光客自ら集落を探検し、隠れた魅力を発見できる」。鉄道会社の強みを活かしつつ、「移動」させるだけでなく、「滞在」中の価値を提供する。
そこにコワーキングがほしい。
ワーケーションというかどうかはさておき、移動しながら仕事もするという人、リモートワーカーはどんどん増える。むしろ、毎朝、一箇所に集まって一緒に仕事するということが、今後はレアケースになっていく。逆にどこででも仕事(というか、カツドウ)を継続できる環境が整備されることが望ましい。というか、喫緊の課題。それには、まずはコワーキングだ。
だから、日本中、どこのまちにもコワーキング、ローカルコワーキングがあって当たり前の社会にならないと、そろそろいけない。
逆に、ローカルコワーキングはそのエリア内の人口が少ない分、他地域からの利用者を受け入れる体制があることが望ましい。ドロップインがそれ。地元だけで閉じこもることなく、門戸を開いて、異文化を持ち込む新しい出会いを歓迎し、それこそBon Dance のようにリミックスして新しい価値を共創する。「知の再結合」を誘発する。
つまり、旅行者を客としてだけ遇するのではなく、そのまちの「仲間」にしてしまう。そこに縁ができて、自分の役割もできたりすると、当然、リピートしやすくなる。コワーキングがそのゲイトウェイとなる。
コワーキング曼荼羅に「旅」があるのはそういうことだ。
そういえば、昨日、デルタ航空のコワーキングパッケージのことを書いたばかりだ。
日本中で「沿線まるごとホテル」にコワーキングがミックスされたら、なおイイと思うがどうだろうか。
ということで、今日はこのへんで。
(カバー画像:沿線まるごと株式会社)
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