アメリカで増え続ける郊外型コワーキング:今日のアウトテイク#225(2024-06-30)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
※もうすぐ5割を超える。
#今日のBGM
#今日のコトバ
#cosacの説明会ビデオを公開しました
コワーキングのイベント情報の共有と収益の再分配を実現するアプリ「cosac」の趣旨説明と、簡単な操作方法の解説ビデオをYouTubeに公開しました。途中、右往左往しながら56分22秒ありますが、ぜひご覧ください。
で、ただいま、ベータ版テストに参加いただけるコワーキングスペースさんを募集しております。
#cosacベータ版リリース 、テスト参加いただくコワーキングスペース募集中!
全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と収益の分配を実現するアプリ「cosac」のベータ版では、テストに参加される「コワーキングスペース」を募集しております。ベータ版テスト用アカウントは無料です。
参加ご希望のコワーキングスペースの方は、ぜひ、下記のページからお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。
#留守なのに誰かいる
オモシロイこと考えたなぁ。居住者が留守にする間の家賃を減額して、その間、宿泊施設として貸し出すというビジネスモデル。
居住者は住居費の節約になるし、ホテルや民泊のオーナーにとっては「賃貸と宿泊の二毛作経営」になる。なるほど。
画像を見ると、はは〜ん、入居者は1ヶ月単位で借りるんですね。そうすると、普通の不動産賃貸借契約ではないわけか。下手すると、居住者のほうがアドレスホッパーだったりして。あ、そこに目をつけたのかな。
Airbnbでもないし、ゲストハウスでもないけれど、不動産をダブルで稼働させるという意味ではアリかな…と思ったが、そうではなくて、あるものを無駄なく活用する、ということか。そういう意味では、一種のシェアリングエコノミーかも。
そういえば、どこのコワーキングだっか(思い出せない!)、メンバーが長期に出張するとかで不在になる場合、その友人が代わりにその席を使ってもOKというプランがあった。
それなんかも、メンバーにとっては帰ったときのために席をキープしておけるし、コワーキングにすれば継続的に利用料金を徴収できるので、お互いに助かる、シェアリングエコノミーのひとつかと。
あ、バリだったかな、違うか。。。どこだっか、思い出したら、また共有します。
#アメリカで増え続ける郊外型コワーキング
2024年には、アメリカ国内の郊外のコワーキングスペースが全体の45%を占め、前年比1%増となるという、非常に興味深い調査結果が流れてきたので共有する。
ほぼ半分が郊外に存在している。
パンデミックを契機に、オフィス街ではなく、郊外、つまり生活圏内で仕事ができる環境のニーズが急速に高まっていることは何度も書いている。
CoworkingCafeでは昨年に続いて、郊外のコワーキング(フレックススペース)数についてリポートを発表した。
なお、トップ43の郊外を決定するために、コワーキングスペースが少なくとも1つずつある900以上の郊外のロケーションを選別し、1つの郊外につき10以上のコワーキングスペースがあるものに焦点を絞っている。
その結果、郊外のコワーキングスペース数で最も多いのはロサンゼルス都市圏の303スペースで、市内にあるスペースより220以上も多い。都市部にあるのは全体の4分の1以下。その中でもアーバインが地域住民に38のスペースを提供していて同エリアのトップ。
次点はニューポートビーチで、合計19のコワーキングスペースが登録されている。ここは高級なライフスタイルと、「医療やホスピタリティ分野での大きな雇用機会があり高く評価されている」らしい。
3位はビバリーヒルズ(そう、あのビバリーヒルズ)で15のコワーキングスペースがあり、豪華な不動産と有名なショッピング街、エンターテイメント産業が盛んであることを反映しているんだとか。
郊外と言うと閑静で落ち着いた住宅街という印象が強いが、ビバリーヒルズは高額所得者に注目される文字通りラグジュアリーさが売りだ。もちろん、「都心部に簡単にアクセスできる」ことが必須。
それは13のコワーキングを擁するパサディナもしかりで、「ロサンゼルスの都会的な熱狂から離れたいが、ロサンゼルスの中心部にも近い便利な場所にいたいという人たちの避難所となっている」。避難所、つまりアジールだ。
また、賑やかな港と豊かな文化シーンで有名なロングビーチも13のコワーキングスペースがあり、「ロサンゼルスへのアクセスの良さと沿岸都市のリラックスした雰囲気を併せ持つユニークな環境を提供している」。
その他のエリアも見ておこう。
ワシントンD.C.都市圏では、郊外にあるコワーキングスペースが市内にあるスペースより80以上多く、その差は2番目に大きい。
さらに北のボストンでは、郊外にあるコワーキングスペースが都市部より53スペース多かった。
最後に、ダラスとサンフランシスコも郊外のコワーキングスペース数がそれぞれ43と41と多い。
記事は「このわずか1年前からの1%増は、郊外のフレックススペースが今後も存続するだけでなく、ゆっくりと、しかし着実に人気を集めていることを物語っている」としているが、もう完全に都市圏から郊外へとワーカーは移動している。あ、いや、移働、だった。
そして、郊外には郊外の、ローカルコワーキングのあり方があるはず。それは、ただの作業場ではなく地域住民のコミュニティとしても機能するコワーキングだ。そして、そのコワーキングならではの世界観、価値観を示し、それに共感する人たちが集まってくる。
そこでは、スペースと利用者が一緒になってコワーキングの持つカルチャーを維持していく。その際、ラグジュアリーかどうかは関係ない。肝心なのは「人」。生活圏内のコワーキングは人と人をつなぐハブとして、インフラとして、またコモンズとして、そしてアジールとして、地域の役に立つ。
そういう、いわゆるインディー・コワーキングがローカルコワーキングの理想だと考えている。
ということで、今日はこのへんで。
(カバー画像:Florian Schmid)
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