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内発的動機がコワーキングをコワーキングならしめる:今日のアウトテイク#270(2024-08-14)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定


#今日のBGM

#今日のコトバ

"目に見えるものはすべて、目に見えない何かを隠している。"
(ルネ・マグリット)

In this painting, René Magritte does what he does best: he takes our familiar world, breaks it into pieces, and then...

Posted by Abandoned World on Thursday, August 8, 2024

#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集中

9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。

この講座は、14年前のぼくと同じく、自分たちにコワーキングが必要と考える人たちを対象にした講座です。場所貸しのビジネスありきではなく、参加するワーカーのカツドウがより良い社会にするために有効であると考える人たち、その人たちを支援したいと思っています。

自分たちのコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。

#それはあなた個人のメールアドレスではないですか?

コワーキング協同組合にコワーキングスペースの検索ページがある。

ここには、スペースさんから登録依頼してもらってから、こちらで確かにワーキングとして実在するかどうか、確認してから掲載している(ぼくが)。

で、その際、メールアドレスも登録情報としていただくのだが、ある一定数、スペースのメールアドレスではなく、登録申請しているその人の、つまり個人のメールアドレスを登録してくる人がいる。

ずっと不思議なのだが、あれは一体、どういう心理が働いて、そういう行動に出るのだろう。

で、明らかに個人のメールアドレスと思われる場合は、いちいち「それはあなたのメールアドレスではないですか?」と確認のメールを送っている。すると、案の定、そうで、正しいメールアドレスが送られてくる。

なんででしょうね?

#地頭がいい人の特徴3選

偶然見かけて、ああ、なるほどと思ったので共有します。

地頭がいいということはすごく重要で、物事を理解吸収する能力が長けている人。こういう人は人生も仕事もスムーズに行うことが多い。

1.分解能と統合能を持っている人。複雑な問題をシンプルに分解し、本質的なところを見抜く力がある一方、逆にシンプルなものを複雑化させて、解答の枠を広げることもできる人。その両方を持つ人。

2.複数の異なるものの特徴を把握して、そのものの共通点を見出す。包括的な高さから物事を考えることができる人。こういう人の特徴は主語がないことが多い。

3.一つのものを自身の情報空間において、そのものに関連する情報すべてを瞬時に想像できる人。その関わりを把握できる人。仏教用語でいくと縁起の把握が早い人。

あー、思い当たる人が確かにいる。「主語がない」、「縁起の把握が早い」、そういう人、いますね。要するに全体を俯瞰して見ることのできる人。

で、もし、コワーキングマネージャーがコワーカーのいろんな目的達成や課題解決を支援する役回りなら(もちろんそうなのだが)、この3つの特徴を持ち合わせていると理想的。

言われてみて思ったけれど、9月の講座のカリキュラムも、ただハウトゥを教えるのではなくて、一部、これらの能力を開発することに微妙につながってる。

よかったらこのサイト(↑)をチェックしてみてください。

#内発的動機がコワーキングをコワーキングならしめる

今日、元プロ野球選手のGG佐藤さんの動画がTwitterに流れてきた。これがとてもいいこと仰ってる。

まあ、これ観てください。

ぼくがビビビと来たのはこのくだり。

「求めてこない者に対して教えても意味がない」

「人をコントロールすることはできない。自ら求めない限り行動することはないから、内発的動機づけをいかに生むような関わりをしなきゃいけないんだ」

「自ら考えさせる文化ですよね」

とりわけ、「内発的動機」という言葉。

コワーキングマネージャーがコワーカーをサポートする際にも、まずはこの動機を持ってもらう関係づくりが不可欠だ。でなければ、余計な押し付けになってしまうし、そのコーチが言うように「求めてこない者に対して教えても意味がない」。

そのためには日頃からコワーカーをプロファイルしておくことが必要。

そういえば「内発的動機」で思い出すのは、長野県佐久市のコワーキング「ワークテラス佐久」でマネージャーを務められていた江原さんだ。彼は、「農業複業化プロジェクト」なるカツドウをしている。

それはここでも取り上げた。

ここで江原さんはこう言ってる。

私たちの考える複業が違うのは、決して「食うため(副収入)」だけのための複業ではないということです。自分自身の暮らしが楽しく豊かなものにするため、複業をするのです。

そのためには自分の内発的な動機からやりたいと思える複業を作っていくことが大切だと思っています。そしてそれが地域の未来のためになれば、なお良いですよね。

つまり、自身の心の奥底から湧き上がる「やりたい」という感情をバネにしようということ。←これ、めちゃくちゃ大事。

江原さんには、以前、取材したときにも(あー、それもまだ原稿にできていない)、こう言っていた。

「かつてコワーキングは意思を持つ者が行くとつながれる場所だったけれど、今はサービスを受けたい人が来る」

「意思を持つ者」=「内発的な動機を持つ者」だ。ここでは、かつては自分の「こうしたい」「こうなりたい」という明確な意思を持った人がコワーキングを利用していたけれど、コロナ禍以降、自分の意思というよりも、与えられたタスクをこなすための場所としてコワーキングに来る人が増えた、つまり、コワーキングのあり方が変わってきたということを述べていた。

で、誤解を恐れず言えば、そういう人はGG佐藤さんが言うように、得てして自分から助けを求めてこない気がするけれど、どうだろうか。求めてこられます?

内発的動機を持つ者は、それこそ必死でその方法を求めているのではないか。だから、自分でどうしてもだめだったらヘルプを求める。逆に、内発的動機のない人は、そこまで切羽詰まったりしない、ま、こんなもんでいいか、と、どこかで割り切ってしまうのじゃないかしらね?偏見かもしれないけれど、ちょっとそう思った。

と同時に、これ、コワーキング運営者にも言えることで、本心からコワーキングをやりたい、地域コミュニティを作りたい、助け合える共同体を運営したい、という内発的動機があるのとないのとでは、考え方も行動様式も違ってくるのは自明の理かと思う。

で、そういう方はぜひこの講座を受講ください。

あ、そうそう、GG佐藤さん、誕生日が世界コワーキングデイと同じ、8月9日だった。ご存じないだろうけど。

ということで、ちょっと宣伝が多い気もするが、今日はこのへんで。

(カバー画像:John Schnobrich


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