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コワーキングマネージャーとコミュニティビルダーのためのコワーキングおけるソーシャルキャピタル(社会的資本)構築法:今日のアウトテイク#449(2025-02-09)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・よかったらコメントください
・よかったらシェアしてください
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます

■このnoteを1ヶ月単位でまとめたKindle本のVol.1、発売中です。

#今日のBGM

#今日のコトバ

1.座っている間は握手をしない。
2.客であるのに、その料理の悪口を言わない。
3.自分が買っていないものの最後の一切れを食べない。
4.自分の後ろにいる人を守り、隣にいる人を尊重する。
5.交渉の席で、決して最初に申し出ない。
6.自分がしていない仕事の功績を自分のものにしない。
7.どんな場面でも、きちんとした服装をする。
8.正直に話す:思ったことを話し、言ったことに責任を持つ。
9.答えるよりも多く質問する。
10.下品な言葉遣いは教養のない人に任せる。
11.誰かと一緒に食事をしているときに、テーブルの上に電話を置かない。
12.話を聞き、微笑み、そして何よりもアイコンタクトを心がける。
13.招待されていない場合は、一緒に行きたいと頼まない。
14.自分の出身地を恥じることは決してない。
15.関係をせがむことはしない。
(Art)

1. Never shake hand while sitting. 2. Never talk bad about the food when you are the guest. 3. Don't eat the last piece...

Posted by Art on Thursday, February 6, 2025

#次回の「トーキング・コワーキング」は2月14日(金)19時からです(告知)

各地のコワーキング運営者さんにお話を聞く「トーキング・コワーキング」。そのVOL.8は、2月14日(金)19時からです。

ゲストは愛媛県西条市の「サカエマチHOLIC」の安形 真さんです。

愛媛県西条市のコワーキングスペース
サカエマチHOLIC

地域おこし協力隊からはじまったコワーキング運営から、それだけにとどまらないごカツドウのあれこれをお聞きします。

参加無料。
参加申込は、上記のPeatixのページでどうぞ。

#自分たちで運営したい人のためのローカルコワーキング開設運営セミナー <特別基本編>(2025年3月期)(告知)

これまで同様、「コワーキングの5大価値」と「コワーキング曼荼羅」を軸に置きつつ、ご要望の多かった基本になるところをギュッと絞り込んで全4回の構成で講座を開講します。

詳細は、こちらを御覧ください。

なお、このセミナーは「コワーキング開設・運営個別相談室」の継続サポートコースを選択されている方は無料で受講できます。

それはこちら↓。

#地域のコミュニティ&活動拠点としてのコワーキング開設・運営個別相談室 (告知)

この相談室では、コワーキングの開設、運営に関するお悩みごとをヒアリングし、対話によって解決の糸口を提案します。

通常、1回90分で相談料¥11,000(税込み)のところ、「初回無料体験」できます。

また、「継続サポート」コースを選択された方は、上記の「自分たちで運営したい人のためのローカルコワーキング開設運営セミナー<特別基本編>」を無料で受講いただけます。

詳しくは、こちらを御覧ください。

#コワーキングマネージャーとコミュニティビルダーのためのコワーキングおけるソーシャルキャピタル(社会的資本)構築法

購読しているCat Johnson氏のニュースレターにとても大事なことが書かれていた。サイトのブログでも公開されていたので共有しておきたい。

まず、"Coworking social capital: a guide for operators and community builders"というタイトルがいい。ソーシャルキャピタルの視点からコワーキングを論じていて、まさに正鵠を射ている。

まずこう前置き。

コワーキングは、うまく運営すればソーシャルキャピタル(社会的資本)の強化につながる。「資本」とは、価値を生み出すために使用できる資産やリソースを指す。つまり、ソーシャルキャピタルは、人と人とのつながりを通じて生み出される価値。優れたコワーキング スペースは、生産性の向上、帰属意識、コミュニティの強化をもたらすだけでなく、ビジネスが成長し、リーダーが誕生し、人々が夢を追いかける社会的資本のホットスポットでもある。

よく「コミュニティ」という言葉でコワーキングを説明したりするが、それも突き詰めれば、「人と人とのつながりを通じて生み出される価値の集合体」のことだ。つまり、ソーシャルキャピタルの集積がコワーキングをコワーキング成らしめている。

以下、雑訳してコメントする。

コワーキングの規範と社会的資本
初めてホームと呼べるコワーキングスペースを見つけたとき、私は副業としてフリーランスのライターをしていました。

そのコワーキングコミュニティでは、仲間のメンバーが契約、不快にならないネットワーキング戦略、フリーランスとして成長する方法、相互にサポートし合うグループの力について教えてくれました。

仲間の一人が私の最初の顔写真を撮ってくれ、別の一人が知的財産関連のことで私を助けてくれました。また、スペースの内外で、メンバーが主催するイベントや集まりにたくさん参加しました。

メンバーはお互いの成功を助け合うことに熱心でした。

私がコミュニティに参加した当時は寛大さと協力の規範が確立されていたため、私はすぐにそのコミュニティに貢献する方法を見つけました。そこにいた最初の週には、そこで起こっていることに参加したかったので、チョコレートでコーティングしたブルーベリーを持って行きました。これは良いスタートだと思いました。

そこでの 8 年間、人々は定期的に私に見出し、投稿、ニュースレターに関するアドバイスを求め、私は会員の Web サイトに記事を書き、初めてのワークショップを教え、仲間の会員がポッドキャストを始めるのを手伝い、さまざまな出版物のために会員にインタビューし、毎年恒例の焚き火を主催するなど、いろんなことをしました。

社会的資本が豊富なコワーキングスペースを作るには、規範が不可欠です。
新しい人がやって来たらすぐに「理解する」と考えてはいけません。最初の 1 ~ 2 週間で見たものや経験したことは、すべてそこの「規範」となります。ですから、他の人たちが自分の席で食事をし、廊下で礼儀正しくも距離を置いて挨拶するのを見たら、それがあなたのスペースの標準になります。

人々が交流し、関わり、お互いについて学び、お互いを紹介し、物事に参加するのを見ると、それが彼らにとっての標準になるのです。

ちょっとここで、一言。

これは彼女自身がコワーカーとしてコワーキングを利用し始めたころの思い出話に見えるかもしれないが、しかし、その経験からコワーキングとは本来何であるかを「規範」という概念で語られていることに注意を払っておきたい。

「規範」は複数の人間に共通して作用するものだ。従って、ここで言うコワーキングは、一人で誰とも話さず孤独に作業する場ではなく、共同で利用する共用スペースであり、その根幹はコミュニティである、ということが前提となっている。まったくその通りなのだけど。

で、それをマクラに、ここからが大事。

コワーキングスペースでソーシャルキャピタルを高める方法
コワーキング スペースのソーシャル キャピタルを増やしたい場合は、次の 11 の提案を参考にしてください。

1.メンバーと一緒にコミュニティの「規範」を作成し、誰もが見ることができる場所に投稿します。

2.メンバーが何をしているか、そしてどのように彼らを最も効果的にサポートできるかを知ってください。あなたが彼らの仕事を知らないなら、他のメンバーも知りません。

3.自分のスペースで意図的に紹介を行ってください。

4.忍耐強くいてください。人間関係を築くには時間がかかります。

5.コミュニティは 1 つのつながりごとに構築されることを忘れないでください。

6.コミュニティの一員になりましょう。上から、またはサークルの外からコミュニティを構築することはできません。

7.あなたのスペースで友情の精神を促進しましょう。確かに私たちは皆、ビジネスを構築し、キャリアを成長させていますが、コワーキングでの友情こそが、あなたが行っていることの核心です。

8.人々がコミュニティに参加できる方法を提供します。現在のイベントがうまくいかない場合は、何か違うことを試してください。時間を変えてください。形式を変えてください。食べ物を変えてください。

9.人々に何かをするように頼んでみましょう。たとえば、ワークショップを教えたり、有名なクッキーを持ってきたり、趣味について「ショーアンドテル(Show and Tell)」(※1)をしたり、ゲームナイトを主催したり、ジャグリングの「ランチアンドラーニング(Lunch and Learn)」(※2)を教えたりすることができます。選択肢は無限です。しかし、誰かにコミュニティへの帰属意識を持たせる最良の方法は、コミュニティに貢献するように頼むことです。

10.コラボレーションと協力の模範を示しましょう。自分でコーヒーを淹れる受付係のように振る舞えば、会員やゲストもまさにそのように扱うでしょう。

11.共通の目的を祝い、お互いを応援する方法を見つけましょう。

※1「ショーアンドテル(Show and Tell)」
通常、物やアイデアを他の人に見せて説明する活動やプレゼンテーションを指します。この言葉は、特に学校や会議などでよく使われます。具体的には、子供たちが自分の好きな物や特別な物を持ってきて、クラスメートにそれについて話す時間がある場合などです。

※2「ランチアンドラーニング(Lunch and Learn)」
企業や組織でよく行われる、ランチを食べながら学びのセッションを行うイベントのことを指します。このイベントでは、参加者が昼食を取りながら、専門家やゲストスピーカーが特定のトピックに関してプレゼンテーションやディスカッションを行います。

もう、首がもげるぐらい頷きまくり。どれもこれも、まったくその通り。「え、コワーキングって、そんなことにまで気を配るの?」と思ったあなた、そうです、その通りです。だから、ただの作業場ではないと申しているのです。

ちょっとコメントしておきたい(またか)。

まず、「規範」(簡単にルールと言ってもいい)を誰にでも判るように示しておくこと。これは、そのコワーキングの目指すものに対するミッションやビジョンとも関わる。←そういう意思表示がまずは必要なんですよ、コワーキングてのは。

メンバーが何をしているか知っておくこと、これ、重要。これをぼくはプロファイルと言ってるが、これをやっておかないとサポートのしようがない。サポートするのがコワーキングだから、必須。そのためにコミュニケーションは欠かせない。

で、確かに人間関係を築くには時間がかかる。が、コミュニケーションがその時間を縮めてくれるのも確か。だから、「私語厳禁」などというコワーキングはあり得ない。

さらに、これもずっと言ってきてるが、ややもするとコミュニティを上からや外からコントロールしようとしがちだが、コワーキングマネージャーのすることはそれではない。自分もコミュニティの一員として振る舞うこと。自分も「仲間」になるということが大事。「仲間」なんだから少々の失敗は笑って赦される、それぐらいの親密度でいい。

そしてここだ→「人々に何かをするように頼んでみる」、「コミュニティに貢献するように頼む」ということ。これをやってこそ、コワーキングがソーシャルキャピタル(社会的資本)として機能する。彼女が言うように「ソーシャルキャピタルは、人と人とのつながりを通じて生み出される価値」だからだ。

ぼくの講座でも、コワーカー(利用者)を「客」ではなく「仲間」として遇して、コワーキングが実行しようとするプログラムや企画に関してなにかしらの役割を担ってもらいコミットしてもらう環境を作ることを推奨している。で、それが結局、帰属意識を育むことにもなる。

ここ、特に(ぼくもそうだが)ワンオペでコワーキングを運営している人には意識していただきたい。頼めば、人って助けてくれるものです。そのうち、その人が軸になって人が集まってくる。ぜひ、やってほしい。

でそれもこれも、すべて、お互いに応援しよう、協力しよう、助け合おう、という「相互扶助」の精神の成せることであることは言うまでもない。そして、「相互扶助」こそがコワーキングの本質的価値であり存在理由でもある。

最後に彼女は、コミュニティは勝手にできるものではない、と断言している。

ですから、毎日やらなければならないすべてのシステム、プロセス、ToDo に気を配ってください。スペースを運営するには、頻繁なタスクの切り替え、常にオンの状態であること、高い感情的知性、メンバーのチャレンジが必要であることはわかっています。

そうそう、コワーキングマネージャーは極めて高度なホスピタリティ精神に基づいた職務遂行能力が求められる。そもそも、やることが半端なく多い。

しかし、そうすることでコミュニティとして醸成され、ソーシャルキャピタル(社会的資本)が充実し、利用者のカツドウをサポートできる。

そして、締めの言葉がまた胸に刺さる。

コワーキングが人々の生活を変える可能性は、素敵な会議室やおもてなしの心遣いにあるのではなく、メンバーの社会的資本を高めるコワーキングの本質的な能力にあるからです。

コワーキングの本質的能力。ほんと、そうです。

メンバーのソーシャルキャピタル(社会的資本)を高めるコワーキングをやろう。それでこそ、人々に頼りにされて維持継続できるコワーキングになる。

で、そんなことも講義している講座はこちら。

ついでに、個別相談室では「初回無料体験」実施中です。

ということで、今日はこのへんで。

(トップ画像:Cat Johnson)

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