【YouTubeリンクあり】「間借りコワーキング」事始め
しかし、クラファンにこんなに時間と労力と精神力が求められるとは思いもしませんでした。もう、ほとんどこれにアタマと手がつきっきりで心身ともにクタクタになりますね。はじめてから2週間経って、今ごろ気がつくことも出てきたり。
とはいえ、今日の時点で44%達成で、ご支援いただいている皆さんには本当に感謝しています。あと、あらたなリターンも追加して、なんとか乗り切りたいと思います。あらたなリターンとはこれです。
ちょっと珍しいリターンだと思いますが、コワーキングのためのアプリ開発のクラファンなので、ちゃんと筋は通っています。興味ある方は、ぜひ、このページをチェックください。
ということで、それでなかなか書けなかったという言い訳をマクラにしつつ、かねて懸案だった「間借りコワーキング」をはじめたことを記しておきたいと思います。
2月7〜10日は山﨑謙さんが、「間借りコワーキング」してくれて、
そのあと、2月19日に尾道のオノミチシェアから後藤峻さんが「間借りコワーキング」に来てくれました。有難うございました!
19日に後藤さんがFacebookでライブ配信してくれたので、「間借りコワーキング」のそもそもからお話させていただいているビデオを貼っておこう…と思ったんですが、なぜか、noteに貼り付けられないようなので、リンクしておきます。
YouTube「間借りコワーキング」事始め20230219
Facebookからのダウンロードなので、画質がいまいちで、やや音声と映像にずれがありますが、ま、何かしながら耳だけ傾けていただければと思います。
以下、ツラツラとテキストにしておきますと。。
「間借りコワーキング」とは、「コワーキングの運営をしてみたい」という人のいわば予行練習・お試しの場として提供する(シェアキッチンみたいに)、あるいはコワーキングでなくとも、各自のカツドウ、それは仕事やビジネスに限らず、地域課題の解決や社会に資する何かテーマを持ってコトを起こしたい人が、それを実現するための拠点としてスペースを使ってもらう、というもの。
で、その日、その人はコワーキングの利用者としてそのスペースを利用するのではなく、コワーキングの運営者、マネージャーになり、そこはその人のコワーキングになります。
言ってみれば、コワーキングという物理的施設を、皆で共用(共有ではなくて)しながら、共同で運営する新しいコワーキングの運営方法です。
普通にワークスペースとして運営してもらってもいいですし、何かイベントを企画して開催してもらっても構いません。あくまで、その人が主体です。
ポイントは、そこにあなたのコミュニティを作ってコトを起こし動かしていく、ということ。
コワーキングを利用する人は、大なり小なり「そこに属している」という安心感を感じているものです。それを一言で「コミュニティ」と言ったりします。
では、あなた自身が組成するコミュニティはどうなのか?
「個々にコミュニティを持つこと」、ぼくはそれがこれからの社会で生きる人には絶対に必要だと考えています。
これまでは、どこかの学校、どこかの会社、団体、地域に属していることで、同じ時期を共に生きる社会人のひとりとして他の人とのつながりが得られ、その後の人生でも継続できました。
それもしかし、徐々に希薄になってきています。同じ会社に定年まで勤める人はもはや稀有です。むしろ、居場所を移すことで自分の生存領域を広げることが必須です。
移動しながらどこかのコミュニティに属してそこの一員になる。そういうコミュニティにいくつか参加しつつ、同時に、小さくてもいいので、自分も自分が主体であるコミュニティを持つ。
そして、その個々のコミュニティがコワーキングを共用することでお互いにつながることを期待しています。
コワーキングを単に場所を貸すハコとしてではなく、人と人をつなぐ仕組みであることを理解されている方には、こういう取り組みもあまり違和感ないかな、と思います。
さて、そんなことではじめた間借りコワーキングですが、最初に間借りしてくれた山﨑謙さん、「コワーキングってこんなにやることいっぱいあるのか、大変だこりゃ」(そう、想像以上にいっぱいあります)と思ってたら、ワラワラと利用者が来られました。
もう何年も会っていない人が、この日はやってきた。ぼくは「しめた!」と思いました。ぼくはまさに、そのことを狙っていたのです。
人が人を呼ぶ。
その人がいるからそこに行く。
19日の後藤さんの日は、奈良から、姫路から、加古川から、と、それと山﨑さんも来られました。
そこにいる人によって来る人が違ってくる、そこに人繋がりの多様性が生まれる。
属人性が強いことを懸念する向きも一部にありますが、人は人につくものです。属人性を嫌う人はコワーキングを誤解しています。コワーキングはすき家や無印とは違う。同じものを一様に並べてるわけではなく、そこに集う人の構成によってぜんぜん違うものになる。コミュニティってそういうもんですよね。
だから、山﨑さんがその人たちを呼び寄せたわけで、もちろん、そのどなたもぼくとはつながりがすでにあるわけですが、何年もその機会がなかった人が、こうして「山﨑つながり」でやってきてくれる。素晴らしいことです。
そしてまた、かねがね後藤さんはネット上では拝見しているが、実物が来られるんだったらリアルに会っておきたい、という人もやって来るわけです。これも素晴らしい。
こうして、それぞれの間借り人が自分コミュニティを見える化する機会を、コワーキングという物理的な道具を使って作る。
そうして、それぞれのコミュニティ同士がつながる導線を作る。コワーキングは人と人をつなげる、だけでなく、コミュニティとコミュニティをつなげるハブになるわけですね。
「間借りコワーキング」する人は、そのつながりを作る、いわば仲介者となりカタリストとなる。
そのうち、「間借りコワーキング」を導入するコワーキングが増えてきたら、間借りしたいコワーカー(コワーキングマネージャー)がそのスペースをはしごして旅を続けるようになるかもしれない。言ってみれば、「さすらいのコワーキングマネージャー」です。これはいいですね。
実は今、コワーキング協同組合でスマホアプリの開発をしています。これは、各地のコワーキングのイベント情報を共有し、どこからでも参加申し込みし、その売り上げ・収益を再分配する、まさにコワーキングの理念に基づくアプリなのですが、そこに「間借りコワーキング」を受け入れているコワーキングが一目で判るようにすれば、「さすらいのコワーキングマネージャー」も予定が立てやすくなりますね…というアイデアも飛び出しました。
ちなみに、そのクラファンも絶賛実施中です。(しつこいですね、すみません)
それともうひとつ、「間借りコワーキング」を依頼することで、年がら年中、そこに張り付いていなければならないコワーキングマネージャーが、行きたいところに出かけられることになります。
コワーキングマネージャー自身もまた、個人として自分のコミュニティを広げる機会を持たねばなりません。ですが、コワーキングを運営している限り、なかなかそういう時間を作れないのが現実です。そこを「間借りコワーキング」で解決する。まさに、一石二鳥だと思っているのですが。
コワーキングという物理的施設を、ひとつの共用スペース、つまりコモンズと考えると、そこを利用する人たちもまた運営サイドに立って、そのコワーキングを維持継続することに協力してくれる。ぼくは、これからのコワーキングにそういう姿を妄想しています。
実は、先のアプリ開発も、その「相互扶助」の精神が根底にあります。
「間借りコワーキング」、ぜひ、あなたのコワーキングでも試してみてはいかがでしょうか?いろんな発見があると思います。ぼくも、継続して実施していく所存です。全国に「間借りコワーキング」がたくさんできることを期待しています。
で、今度はぼくが「さすらいのコワーキングマネージャー」となって、各地を渡り歩く、というのも一興です。
そんなことも含めて、もう少し突っ込んだ話をしてるのがこの↓ビデオです。よかったらご覧ください。
YouTube「間借りコワーキング」事始め20230219
それでは。
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