今日のアウトテイク#43「自分で作って自分で売って自分の人生を生きる ほか」【メンバーシップ特典】(2023-12-31)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」
※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。
※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。
今年一年有難うございました!
#今日のBGM
#今日のコトバ
#年末の訃報
今年は訃報が相次いだが(まあ、そういう歳になってるのも確か)、いよいよの年末になって坂田利夫さんのそれが届いた。
記事にもあるように、間寛平さんがたびたびTwitterで近況を流しているのは見て知っていた。お元気そうだったけどなぁ。。老衰だったのがせめてもの、かな。
しかし、ニュースアナウンサーの「あ~りが~とさ~ん」が微笑ましい。坂田師匠も天国で笑ってるかもしれない。「あんたバカね、オホホ~」と。
ご冥福をお祈りします。
#ホームに自習室
これはいいですね!
で、駅とコワーキングというのは結構いい取り合わせで、よく駅のコンコースとか駅ビルの中とかにコワーキングがあるけれど、ホームにはまだないかも。
どこか、やらないかなぁ。
#日本人の知恵
大晦日だからといって、とりたてて特別なことをしたり、言ったり、することも、今どき、あんまり意識しなくなった。
そういえば、年賀状も(特別の事情がない限り)出さなくなって久しい。せいぜい、初詣に行くぐらい。といって、楠公さんには毎月お参りに行ってるし。あ、柳原の十日えびすには行きます、必ず。
だいたい、1年の区切りをこんなに意識しすぎる国民も珍しいのではないか。今日は、12月の最後の日で、明日は、次の月である1月の最初の日。ここ、断絶せずにつながってるはず。
何事においてもはっきり白黒つけずに、なんとなくそうかなぁ、という曖昧な部分を作っておいて、徐々に溶け合うようにしていくのが日本式だけど、「大晦日→正月」に関しては冷厳にスパッと切るのはなんでだろう。
区切ることで、なにか禊を済ませたような気分になるのは、日本人の生きていく上のひとつの知恵かもしれない。もう済んだことは忘れて明日からまた頑張ろう、というマインドセット。知らんけど。
それはそれとして、この1年のご愛顧に感謝してお礼を申し述べるのは、良識あるオトナとしての当然の振る舞いであるからして、一言。
#年末のご挨拶
今年も大変お世話になり誠に有難うございました。
相変わらずコワーキングを自分のカツドウの軸とし、あれこれ知恵をめぐらし、妄想を逞しくして動き回った1年でした。
ご協力いただいた皆さんに心からお礼申し上げます。
来年は今年撒いた種を大事に育てて、焦らず、血走らず、虚心坦懐の心持ちで、地道に、地味に、愚直に進んでいきたいと思います。
また、皆さんと共にカツドウできることを楽しみにしております。
どうぞ、良いお年をお迎えください!
2023-12-31
カフーツ 伊藤
#深夜コワーキングは10年前に始まってた
10年前の今日、「カフーツ年越しライブ」をやったらしい。
で、確か、翌朝、元旦にみんなで楠公さん(湊川神社)に初詣に行ったんだった。
あ、その前に、鍋食べてたみたい。この頃は何かというと鍋だったなぁ。
#自分で作って自分で売って自分の人生を生きる
ところで、年越しライブといえば、アメリカのロックバンドPhishは毎年、12月の最後の4日間、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで公演する。毎回、演奏時間は優に3時間を超す。しかも、それを全世界にライブ配信する。そう、全世界に。
これは、一昨日、28日の音源。(YouTubeのプレミアムでない人は全部聴けないかも。すみません)
Phishはスタジオ録音よりライブで本領を発揮する、いわゆるジャムバンドに分類されるが、その演奏能力とライブパフォーマンスの高さは折り紙付き。たった4人で。
ジャムバンドの特徴は、同じ曲を演っても毎回演奏内容が違うということ。ジャズもそれが醍醐味だが、ライブを強みとするバンドはこの傾向が強い。1曲が10分を超えるのも珍しくない。下手すると30分以上演ってる。
となると、ファンとすれば、毎回違う演奏を聴けることがウレシイ。だから、4日間連続でMSGに行ったりする。中にはツアーにくっついて全米を回るファンもいる。
このへんは、70年代〜95年までのGrateful Deadがその元祖だ。Deadも毎回違う演奏をしたが、それをカセットテープに録音することを許した最初のバンドだ。
ライブをテープに録る人のことを「テーパー」というが、Grateful Deadは一般客とのトラブルを避けるためにテーパーのための席も用意した。
条件は「そのテープを売ってはいけない」。要するに、個人の愉しみとして録音して保存するのは構わない。
ただし、ダビングして無料で友人に配布することを黙認した。←ここで実に興味深いムーブメントが起こる。録音したテーパーが音楽雑誌に「◯月◯日のDeadのライブ音源あるのでダビングします」という広告を出すようになった。
売ってはいけないので、空のテープと返送用の切手を入れて申し込むのがルールになった。それを受け取った「テーパー」がせっせとダビングして封筒に入れ、切手を貼って送り返していた。無料で。なんの見返りもなく。ちゃんと、みんな、ルールを守って。
なんの見返りもないのだけれども、ファンとして応援したい、ファンが増えてほしい、君も俺達の仲間だ、という気持ちがこもった行動が、徐々に広がり世界中につながっていった。
これ、つまり、ファンベース・マーケティング。そのテープを聴いた人が、「これはいい。よし、今度はライブに行こう」となることを期待してのことだったが、これが図に当たった。
(ファンベース・マーケティングは「コワーキングマネージャー養成講座」でも講義しているが、コワーキングの運営上、非常に有効な手法)
ちなみに、そうして世界中のファンが交換した音源は、今ではネット上で共有されるようになっている。例えば、ここ。
ものすごいファンのパワーだ。リーダーのJerry Garcia が亡くなって95年に解散したので、もうバンドはないのだけれども、そのスピリットはファンの間で生き続けている。スバラシイ。
(注:残りのメンバーがDead & Companyとして、今でも演奏活動を続けている。今日の「今日のBGM」はそれ)
このバンドには学ぶべき点が多々あるが、長くなるので、あとはこの本をお読みになることをオススメしておく。(翻訳は何を隠そう、ぼく)
Phishはそれをインターネット時代のテクノロジーを活用して現代風にやっている。バンドの音楽性もそうだが、ビジネスの方法論においてもGrateful Dead の後継者と言っていいと思う。
映像もYouTubeで共有されてたりする。こういう感じ。
ライブをやって、同時にネット配信し、その音源をまたCDに焼いたりMP3ファイルに変換したりして世界中のファンに販売している。一粒で三度美味しい。ここが、アナログ時代のDeadと違う。
しかも、それ全部、自分たちでチームを編成してやってる。つまり、自分で作って自分で売ってる。←ここに注目。10年ぐらい前なら難しかったかもしれないが、もうそういうことはできるようになってる。
ぼくが2024年にひとり出版社として出版業したいと言ってるのも、自分で企画して適正な規模のマーケット(デカくなくていい)で自分で売りたいからで、それは仲間を集めてチームで取り組めば実現できるのが判ったから。
誰に指図されるのでもない、自分がいいと思ったモノを自分で開発して自分で値段をつけて世に送り出し、その世界観や価値観を共有したい。これすなわち、自分の人生を生きる、ということかと思う。
ちなみに、ぼくは1999年にネットショップを始めてネットの世界に入ったけれど、そのときは、オーダーメイドでオリジナルブランドのアコースティックギターだけを扱っていた。つまり、自分の商品を自分で企画して自分で売っていた。
これも、日本初だが、別に「初」にこだわっていたわけではない。自分が理想とする商品の売り方、買い方を考えたときに出た答えがこれだっただけだ。
当時(1998年頃)、「そんなことが通用するはずがない、アタマおかしいのんと違うか?」と業界人は半笑いで忠告してくれたが、今やどこでもネットでオーダーを受け付けている。
思いついたらとにかくやってみる。そこから道は拓けてくる。ただし、それには仲間が必要だ。ぼくには腕利きのギター製作者がいてくれた。彼も自身のブランドを持っていたが、インターネットでオーダーメイドするというコンセプトに共感してくれた。はじめて会って6時間しゃべった。そこで「オモシロイ、やってみよう」とコラボを組めたのが勝因。
「今日のコトバ」にも、自分のネットワークを構築し、チームの力を活用し、そして自分の人生を生きろ、という瀧本哲史氏の言葉を上げたが、ホント、生きるってのはそういうことだ。
というか、それしかない。
#110の日
何やら、1月10日に「110の日」なるイベントの企画が立ち上がってるらしい。「110の日」は「イトーの日」と読む。
詳細は追ってまた告知します。
ということで、今年はこのへんで。
また、来年もよろしくお願いします!
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