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「カフーツ妄念会2022」で話さなかった「コワーキングマネージャー養成講座@オンライン」を経て考えた来年からのアレのこと

リアルで会うのが一番と再認識した「カフーツ妄念会2022」

先日、いよいよ今年も終わりということで、忘年会ならぬ「カフーツ妄念会2022」を開催した。トップ画像はその時の様子(ピンぼけで申し訳ない)。よくもまあ、こんな狭いところに。ご参加いただいた皆さん、誠に有難うございました。

お久しぶりの人、はじめての人、入れ替わり立ち替わり、くんずほぐれつ入り乱れて、今年一年のいろんなことを振り返りつつ、来年、やりたいことを各自が語り、ツッコミ上手が集まって笑い声の絶えない、大変楽しい時間を過ごせたことに感謝しております。やっぱり、リアルで会うのが一番。ホント、楽しかった。

太った人、痩せた人、離婚した人、かと思ったら新春早々籍を入れる人がいたり、はたまたAIサービスに取り組むエンジニア、立ち飲み屋をやりたいウェブデザイナー、などなど、さまざまな野望や心情が立ち現れる夜だったけれど、そもそもコワーキングって人生の交差点なので不思議でもなんでもなく、いっそこれをNHKが「72時間」で放送してくれたらいいのにな、とまた思った。いやマジで。

考えたら、このつながりも2007年頃のネマ研(ネットマーケティング研究会)からはじまってるので、もう15年以上になる。人は生きてる限り誰かと関わりを持つ。 それが互いに安心と信頼につながることで人生を続けることができるのだと思う。本当に何ものにも代えがたい財産だと感謝しています。

コワーキングツアーとメンバーシップのがっちゃんこ

で、来年のぼくはと言えば、ひとつ考えているのは断続的に続けているコワーキングツアーとnoteのメンバーシップの融合だ。これ、「カフーツ妄念会2022」では場を回すことに気を取られていて、発言するタイミングを失った(ので、ここに書いてる)。

コワーキングツアーは各地のコワーキングを訪れて交流を図り、つながることを目的として2016年に始めた。これまでに104ヶ所のコワーキングスペースにおじゃましている。

一方、noteのメンバーシップは「Beyond the Coworking〜移働の時代〜」というタイトルで、コワーキングを中心にこれからの働き方(生き方)を考えるサークルとして運営している。と言っても、参加者はまだ少ない。

コワーキングをやるようになって12年余。時の流れとともにやるべきこと、やりたいことが変わるのは致し方ないと思っている。が、ここへ来て、あれこれやりすぎて、それらがうまく連動できず中途半端になってきたのもまた事実。相すみません。

そこで、この2つをミックスして、コワーキングツアーをメンバーシップのいちコンテンツにしようと思っている。

基本的にはこれまでと変わらない。行き先のコワーキングスペースを決めてスケジューリングし、現地集合・現地解散で開催する。

ちょっと違うのは、(以前にもやったことはあるのだが)行った先でコワーキングに関するイベントをこちら主催で開催し、そのスペース運営者にスピーカーとして出演いただきトークセッションする。加えて、ツアー参加者もプレゼンする枠を設ける。ついでにそれをライブストリーミングし、アーカイブする。これをパッケージにする。

テーマは行き先によって変える。が、原則としてそのコワーキングで学べることをテーマにする←ここ大事。 つまり、学ぶべきことがあるコワーキングを選抜して、そこを会場とする。なので、ロケーションを決める段階で、もうイベントは始まっている。

参加者はコワーキングを運営したい人、している人と、コワーカーが対象だが、まちづくりの手段としてのコワーキングを学ぶことも目的に含んでいる。なので、行政にも参加を呼びかける。←ここキモ。

ぼくは全国各地の自治体(1700以上ある)にローカルコワーキングを開設することを目標としているので、その一環として、まず現場を体験して、「では自分たちの町にはどういうコワーキングが相応しいか」を考えていただく機会にする。

そういうイベントを開催することで、コワーキング同士、コワーカー同士、あるいは自治体同士がつながり、情報や知見、そして課題を共有し、ともに解決に向けて協力する、そういうコワーキング社会を日本に根づかせたいと思っている。

そういえば、先日、コワーキングフォーラム関西2022のことを書いたが、いわば、あれの移動版だ。いや、移「働」版か。

実はこれには伏線がある。

受講者からの要望がヒントになった

今年、11月から12月にかけて、「コワーキングマネージャー養成講座@オンライン」という講座を全8回にわたって開講した。

これまで何度も「コワーキング運営の講座をやって」と言われてきたけれど、コワーキングについてはそれがコミュニティであることを前提とすれば、「こうすれば必ずうまくいく」という方程式というものはなく、日々、試行錯誤を続けて積み重ねていくことで、そのコワーキングならではのスタイル(=カルチャー)ができると考えているので、定義づけするような振る舞いはずっと避けてきた。

が、方程式はなくとも、「どう考えればいいか」ということはご提示できる、そう考えるに至って開催した次第。オンラインで3人も集まればいいかな、という予想に反して7名に受講いただいた。皆さん、おつかれさま+有難うございました。

8週間のあいだ、オンラインでありつつも互いに意見を述べ合う時間も設けて、「講師vs受講者」ではなく「講師with受講者」、いや自分も彼らの発言から学ぶこともあったから「共に学ぶ者」となるよう心がけたつもりだが(いわゆるネマ研方式)、それが功を奏したのだろうか、修了後のアンケートでは「また皆がリアルで集まれる機会を作ってほしい」との要望が寄せられた。

まさに我が意を得たり、だ。その集まる機会として、各地のコワーキングを訪ねて旧交を温めるとともに学びを深め新しい関係づくりに励む。そのためのコワーキングツアーにする。

もうひとつ伏線がある。

11月に岩手県の人口2500人弱の村にできたコワーキングで講座を開いたことはここに書いた。

受講者のほとんどが自治体の職員の方たちで、こうして地方のまちづくり(あるいはまちおこし)でコワーキングが果たす役割が徐々に認知されてきていることは喜ばしいと思う一方、もっとそういう機会があってしかるべしという思いもある。

なので、今までお声をかけられて出かけて行ってたのを、頼まれなくてもこちらから働きかけて開催することにしようと思った、という次第。

なお、メンバーシップの「Beyond the Coworking〜移働の時代〜」では、月に一回、オンラインでのトークセッションも開催していて、これもアーカイブしてメンバーに限定公開している。興味ある方はぜひ。

宣言することで実現する

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