今日のアウトテイク#188「コワーキングとは素晴らしい物語を書くということ」(2024-05-24)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
※今日はこれからあるイベントに。楽しみ。
#今日のBGM
#今日のコトバ
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#コワーキングとは素晴らしい物語を書くということ
またまたCat Johnson氏がとてもいいブログを書いてるので紹介する。
例によって、以下に雑訳を。
↓
コワーキングスペースとコワーキングコミュニティの違いについて、いい例えを考えてみた。そして、1つ思いついた。
コワーキング・スペースは本であり、コワーキング・コミュニティは物語である。
本がなければストーリーは成り立たないが、本そのものに価値があるわけではない。
革のカバー、金箔の縁、手製の装丁、金色の文字など、本当にいい本もあれば、2ドルのペーパーバックなど、その中間もある。
本棚に並べる素敵な本が欲しいだけなら、できるだけ素敵な本を買えばいい。
しかし、もしあなたが素晴らしい物語を探しているのなら、その物語が金箔入りのエッジを持つものであろうと、大衆向けのペーパーバックであろうと関係ない。素晴らしい物語は、さまざまな形やスタイルの中にある。
そして、物語が素晴らしいかどうかを判断するのはあなた次第だ。あなたが素晴らしいと思うストーリーは、私には響かないかもしれないし、その逆もまた然りだ。
コワーキングも同様だ。
超派手なものが欲しければ、超派手なものを探せばいい。また、超冷たくて快適なものを求めるなら、超冷たくて快適なものを探せばいい。
最高のコワーキングスペースはその中間だと思う。
私はアメニティが充実した素敵なスペースが大好きだが、それはあくまで包装材に過ぎない。もし選ばなければならないとしたら、私は毎回、いいけれど退屈なスペースよりも素晴らしいコワーキング・コミュニティを選びます。
素敵な本を作りなさい。でも、あなたが本当にしていることは、素晴らしい物語を書くことだということを忘れないでほしい。
↑
実にうまい表現、もう、言う事なし。ぼくがいつも「ハコ」と言ってるのを「本」に喩えてる。で、ぼくなんかが付け加えることはないのだが、抑えきれないので書いておく。
コワーキングにはさまざまスタイル、カルチャー、目的、課題、がある。それ、つまり、みんなそれぞれ違う物語を書いている、てことですね。
だから、成功の方程式、決まった型、こうすれば絶対うまくいく、なんてものは、ない。それぞれがユニークな存在だし、そうでなければならないし、そうであるなら、自ら自分たちのストーリーを書いていくしかない。
それでいい。
無駄に強調したくなるが、でも、そのとおりだ。
「あなたが本当にしていることは、素晴らしい物語を書くことだということを忘れないでほしい」
ここを読んで泣きそうになった。
でもそう。
心して、取り掛かろう。
#ローカリズムとコワーキングは密接な関係
もうひとつ、先日紹介したアトランタの独立系コワーキング「Alkaloid」に、またいい記事があったので共有しておく。
記事はこれ。
以下、ざっくりと。
↓
「ローカリズムがコワーキング・コミュニティのメンバー全員に恩恵をもたらす5つの方法」
昨今、個々のコミュニティに住む人々の間で、コワーキング・スペースやライドシェアリング、ツールシェアリングなど、地域社会のためにリアルタイムで人々を結びつけるアイデアに注目が集まっている。
それは、今日、我々がローカリズムと呼んでいるものであり、通り沿いの農家を支援するために地元のファーマーズ・マーケットで食品を買うことや、新しい椅子をメインストリートの地元ブティックで買うことを選ぶのと同じくらい簡単なことだ。
では、コワーキングスペースにおけるローカリズムとはどのようなものだろうか?コワーキングスペースのメンバーにとって、ローカリズムは単に周辺コミュニティ全員に利益をもたらすだけではない。
そこでこのローカル・ムーブメントが、シェアード・ワーキングを促進する5つの方法を見ていこう。
1.物々交換
コワーキングスペースのメンバーのほとんどは、個人事業主か中小企業の経営者だ。資金繰りが厳しいからこそ、他のメンバーとサービスを物々交換したり、割引をしたりすることは、必要なものを手に入れつつ、地理的に近い人をサポートするのに適している。
2.ビジネスへの提言
コワーキング・コミュニティのメンバーは、地元で一番おいしいピザや、靴磨きをしてくれる店を推薦することで、他の中小企業を宣伝することができる。ローカリストの知識は、このような環境でインキュベートされ、地元のプロバイダーが他の地元のプロバイダーから購入するという経済全体を作り出す。
3.現地サポート
さらに、コワーキングスペースでは地元のコーヒーやお菓子、その他の商品が提供されており、コワーキングメンバーによる消費は地元のパン屋やシェフ、料理人などに利益をもたらしていることになる。だからこそ、ローカリズムの精神が組み込まれたコワーキングスペースにコミットすることがとても重要なのだ。
4.環境に優しい実践
コワーキング・コミュニティのメンバー全員が、地元で買い、地元で買い物し、地元で消費することを選択すれば、環境に多大な影響を与えることができる。地元で食べるのであれば、食品を1,000マイルも離れた場所から輸送する必要はない。輸送にかかるガソリン代も節約できる。さらに、農作物を育てるために水やエネルギーを消費する機械をあまり使わない傾向にある地元農家は、その過程で支援されている。
5.社会正義
最後に、地元に根差すという単純なことは、社会的規模においても素晴らしいことだ。地元のコワーキングを通じてより多くの資金が地域社会に還元されれば、その地域の社会経済的に低い人々にもより多くの仕事が提供されるようになる。
「Alkaloid」は、地元のシェルターであるOur Houseのために衣類を集め、Happy Tabbyのために様々なアイテムを集めている。コミュニティは本質的に、自分自身に投資することによって、自分自身を修復する。地域の労働力に新たな人材を加えることで、コワーキングスペースの現メンバーにとって、より多くのパートナー、イノベーター、消費者を提供することができる。
なんてクールなんだ!
↑
最後の「地元のコワーキングを通じてより多くの資金が地域社会に還元する」というところ、意外と意識されていないが、実際には「コワーキング曼荼羅」で示すようなさまざまな課題が地元から持ち込まれ、それを解決することで地域社会に確実に還元されている。
それは昨日も少し触れた。
それと、ここも大事。
仲間をたくさん作ることで、できることも増えていく。それも、地域に対するコワーキングの役割。まさに、
このことは、我々も身を以て自覚しているが、ややもすると型にはまってしまうことに安住しがちだ。それでは進歩がない。
常に新しいメンバーを迎え入れる風土を持つことが、結局、コワーキングの維持継続性を増す。だから、ドロップインはマストなのだ。でないと、こういうことが起こらない。
で、ちょっと思ったのだが、コワーキングスペース内にも、ウェブサイトにも、あるいはパンフレットやニュースレターにも、コラボしている地元事業者を表示しておくのもいいかもしれない。
しかし、このところ、ビビビと来る記事を読むことが多い。コワーキングが単なる作業場ではなく、社会共通資本として認知、活用されていることが判る。
なんてクールなんだ!
ということで、今日はこのへんで。
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