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「済州島スタイル」のデジタルノマドビザがはじまることの意味:今日のアウトテイク#377(2024-11-29)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます


#今日のBGM

#今日のコトバ

"それをすることで他のすべてがもっと容易になるか、不必要になるような、私ができる「一つのこと」は何か?"
(ゲアリー・ケラー 『ワン・シング』)

#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」

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コワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。

今回はこれまでの講座をさらにパワーアップしての全7回。さらにマンツーマンのコーチング付きのコースを設けました。

理論は判ったけれども、ではどう実践すればいいのか、という方もおられると思い、月に一回のZoomでのコーチングと、それに加えて随時、チャットで、主にコンテンツマーケティング、ブランディング、コミュニティ運営、イベント企画、等々、コワーキング運営上のよろず相談ごとに対して、個別にアドバイス、コーチングします。

単なる作業場ではなく、地域の人々の多様な活動と交流を支える「まちの拠点」としてのコワーキングスペースを実現したい方は、こちらをご確認の上、ぜひ受講ください(↓)。

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#音楽でつながるコワーキング

「さてと、今日はどんな音楽がいいかな?」
「え、いや、なんでも」
「なんか好みがあるでしょ?」
「あー、でもいつも、カフーツらしい音楽やなぁ、と思ってますよ」
「あ、そ」

いつもは、まったく個人的嗜好で、ただあくまでもBGMとして、思考を邪魔しないような曲を選んでるつもり(飲食するイベントの時は別)。歌があると歌詞に引きずられたりするので、なるべく、歌のない演奏もの。

そうすると自然、ジャズ系になる。この「今日のアウトテイク」の「今日のBGM」で若干、ジャズが多いのもそういうことが関係している。

で、思いついた。

「今日のBGM」をプレイリストにしてもいいかも。一ヶ月単位でまとめて「カフーツ・プレイリスト◯◯月」として、Spotifyで公開しておく。Spotifyのアカウントを持ってる人は全曲、通しで聴けるはず。持ってない人はアタマの30秒だったかな。Youtubeでもできるのかな?

してみるに、コワーキングによってBGMの傾向が違ったりするだろうから、「◯◯らしいBGM」は、ひとつのブランディングになるかもしれない。

あー、また思いついた。

各地のコワーキングのBGMをSpotifyかどこかに集めて公開しておいて、それを自由に聴けるようにしたらどうだろう。

それぞれに個性の際立つプレイリストが並んでると、例えば静かなクラシック系ならこのコワーキングのリスト、テンションが上がるポップ系ならこっちのコワーキングのリストと、時と場合によって使い分けできるようになってオモシロイかもしれない。

さらに、それをコワーキングスペースがやるのもアリ。AコワーキングがBコワーキングのBGMをかけたりする。スペースのムードがいつもと変わっていいかも。それを日本中のコワーキングが相互にやる。音楽を通じてコワーキング同士がつながり、コワーキング運営にお互いに貢献する。いわゆるシェアだ。

てなことを考えたんだが、どうでしょう?

#「cosac」のオンライン説明会やります

全国のコワーキングスペースをネットワーク化し、イベント情報の共有と収益の再分配を実現するスマートフォンアプリ「cosac」のオンライン説明会を開催します。

このアプリのそもそもの目的は何か?どういう仕組みでそれが実現するのか?どんな機能が提供されるのか?

「cosac」はコワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩となります。

コワーキング関係者、特にコワーキングスペースの運営者の方、ぜひぜひご参加ください。ただいま、「月額利用料なしのお試しキャンペーン」中でもあります。

どうぞよろしくお願いいたします!

#「済州島スタイル」のデジタルノマドビザがはじまることの意味

去る11月14日に韓国の済州特別自治道は、「済州島スタイル」のデジタルノマドビザの導入に向けた調査を開始したと発表した。「済州島スタイル」?

韓国は今年の1月1日から、ワーケーションビザと呼ばれるデジタルノマドビザ政策を導入している。

外国人が1年間韓国に滞在し、リモートワークすることを認めるもので、さらに1年間の延長が可能で、最長で2年間滞在できる。←まずここ大事。

日本も遅ればせながらも同様のビザを発給しているが、滞在期間は6ヶ月で、しかも延長ができない。そのため、ノマドの評判はイマイチらしい。まあ、そりゃそうですよね。

同時に、もっと大事なのは受け入れ側である日本への効果も限定的だということ。観光客の延長線上で彼らを捉えて、ただ滞在期間中の消費だけを期待しているとせっかくの「知の再結合」の機会を失う。

「知の再結合」?

外から来る者と内にいる者とがコラボすることで新しい価値を生むことを、2年前、ベネツィアで「知の再結合」と言い始めた。詳しくはこちらを。

ちなみに、お隣の台湾のデジタルノマドビザ政策は進んでいる。

台湾は、数千人のデジタルノマドを誘致するために、最長180日間の滞在を許すのだが、その上で国内での就労を許可する。←ここ、大事。多くの国が外国人の国内での就労がNGなのだが、あえてその機会を作ることで「知の再結合」を実現しようとしている。

こちらの記事によると、「済州島スタイル」は

「ワーホリ」ライフスタイルに対応するよう特別に設計されており、その目的は、仕事とレジャーを統合できるリモートワーカーを歓迎し、済州島の経済成長を後押しすると同時に、グローバルなデジタル人材を誘致することを目的とする。

とある。

つまり、台湾と同様に、まさに「知の再結合」を狙っての施策。これこそがデジタルノマドビザの最大の効果だと声を大にして言いたい。

デジタルノマドビザは単なる観光旅行のオプションではない。観光したりアクティビティを楽しんだり飲んだり食ったりもいいけれど、それよりも彼らの持つ専門的能力を自国の発展に活かすためのプロセスだ。つまり、人材誘致の国策としてこのビザがある。←ここ、日本は判っているのかしら。

ちなみにそのグローバルな人材というのは、例えばインドネシアのバリなら、主にサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、数学、のいわゆるSTEAMの分野のミレニアル世代にターゲットを絞られている。誰でもいいわけではない。←ここも大事。それぐらい具体的だということ。

ところで、今回、「お」と思ったのは、国ではなくて一地方都市が独自のビザを発給するというところ。

済州島では既存のビザ免除期間を超えてさらに滞在を延長し(どれだけ延長可能とするかは不明だが)、海外企業のためにリモートで働くことを可能にする。「知の再結合」の勃発する可能性を広げようとしているのが明らかだ。

日本も国単位ではなくて、地方が独自のデジタルノマドビザを発給できるようになれば、それこそ世界中のノマドの関心を引くと思うのだがどうだろうか。

先のWORKMILLの記事でも、「いずれ沖縄がデジタルノマドビザを独自に発行し、世界中からデジタルノマドを呼び寄せて「知の再結合」が行われる日も、案外近いのかもしれない」と(希望的に)書いていた。

もちろん、いろいろ法律の壁があることは承知の上だが、それを乗り越えてできないものかしらね。

その時、各地で大いに役に立つのがローカルコワーキングだ。来るべきその日のために、今から日本中でローカルコワーキングを整備しよう。

そうして「知の再結合」を実行して、サスティナブルなまちづくりに活かす、それこそがデジタルノマドビザの究極の目的だと弁えておきたい。

#コワーキングプレスの「ペンクラブ」メンバー募集中

コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」では、「コワーキングプレス・ペンクラブ」がスタート、記事を書いていただける方を募集しています。

これはプロのライターが取材して書く記事とは別に、日頃、コワーキング界隈でカツドウ(仕事に限りません)する人が、コワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただくクラブ活動。

あなたの町のコワーキングのこと、行ったことのあるコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。

日本の各地にペンクラブのメンバーがいて、時折、ローカルの情報を投稿していただき、共有する。ある種、コワーキングだけのSNSみたいな感じもするが、しかし、あくまでもウェブメディアとして皆で運営していく所存です。

「あ、そんなら、ぼくも、わたしも書きたい」という方。ぜひ、こちらから参加申し込みください。

よろしくお願いします!

ということで、今日はこのへんで。

(トップ画像:Jieun Lim

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