つげ義春の1968年作品が教えるワーケーションの極意:今日のアウトテイク#359(2024-11-11)
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます
#今日のBGM
#今日のコトバ
#コワーキングプレス 「ペンクラブ」メンバー募集開始
今回、コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」にて、全国各地のコワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただく「コワーキングプレス・ペンクラブ」のメンバー募集を開始しました。
ペンクラブのメンバーは、モノを書くからと言って必ずしもプロのライターさんでなくても構いません。書くことがお好きなら、そしてコワーキングに愛着を感じておられる方なら、どなたでもご参加いただけます。
あなたの町のコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。それに「あなたのこと」「あなたのお話」をぜひ読ませてください。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。
ぜひ、ご参加ください!
#全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリ「cosac」が運用開始
かねてより開発、テストを実施しておりましたスマホアプリ「cosac」の運用を、11月1日からスタートしました。
これは全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリです。
コワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩とします。
上記のサイトをご覧いただき、ぜひ、「cosac」にご参加ください!
#久しぶりに怖いと感じた
今日、なぜか、いつも使ってる「Simplenote」にログインできなくなった。
その名の通り、ノートを取るウェブツールで、ぼくは思いついたことや、原稿のアウトライン、そのネタ元リストなど、およそ文章に関係するものすべて、ついでにアカウント情報などのメモ用に毎日使ってる。というか、これがないと仕事にならない。
「Simplenote」は思いついたときにサササっと書いて自動保存してくれる、あの使い勝手が良さが魅力。Appleのメモ帳やGoogle Keepなんてのもたまに使うけれども、ちょっと長い文章には向いていない(個人的には)。かといって、NotionとかEvernoteとかはちょっと重い。
それが、今日、ログインできなくなった。トップページに「使うのならウェブにつないでログインしなはれ」と表示されて、再読み込みしても変わらない。これには焦りました。
で、よく見るとウェブには確かにつながっていて、他のサイトは難なく開く。うん?もしかして、ブラウザ?
と思って、いつもはBraveを使ってるのだけど、あらためてChromeでアクセスしたらログインするためのコードを送ってきて、それを使ったら、無事、Braveでもログインできた。ホッ。
BraveはエンジンがChromeなので、ほぼどのサイトでも問題なく閲覧できるが、今回はなにかアップデートがあったのか、うまくいかなかった。が、解決できてよかった。
ただ、こういう事態がまた起こらないとも限らない。不測の事態に備えて大切なデータや資料、ファイルは別の方法での保存もしておくべきですね。
「Simplenote」は、WordPressを開発しているAutomattic社が提供しているので、まあ、滅多なことはないと思うけれど、用心するに越したことはない。
そういえば、Googleドライブも使ってて、100GBをほぼ90%使っててそろそろ容量を増やそうかなと思ってたところ。
あー、だから、「Simplenote」に書いたら、自動的にGoogleに保存してくれるAPIがあれば助かるのだけどなぁ。もうあるのかな?
ただ、そのGoogleにもしものことがあったら…、と考え出したらきりがない。
今となってはこの手のクラウドサービスなしには何もできない。リモートだハイブリッドだワーケーションだと言ってるのも、これがあるおかげだ。
それだけに、怖い。怖いけれど、もう後戻りできない。
怖いね。
#つげ義春の1968年作品が教えるワーケーションの極意
先日、つげ義春氏の『ガロ』掲載の全作品を初出時と同じ大きさで読めると知って、『つげ義春作品集 ねじ式(改訂版)』を買った。前後して買った『東京人6月号〜つげ義春と東京』が副読本になってくれて、つげさんの作品への理解がうんと深まってる。
若い人はご存じないと思うが、1960年代〜80年代にかけて独特の作風でその世界観を漫画で表現した漫画家で、ぼくも遠い昔『ガロ』で読んだ記憶がかすかにある。
Wikiに詳しすぎるぐらい詳しい情報があるのでどうぞ。
ちくま文庫にも収められていて読めるけれども、やっぱりこの大きさでないと、絵の細かいところまで鑑賞できない。450ページ以上あって、解説や年表までついてるので、マンガ本というより、もう立派な学術図書と言っていいと思う。
で、一気に読まずに、時間のあるときに一編ずつ、じっくりゆっくり何度も行きつ戻りつして味わうように読んでるのだが、今日、「ほんやら洞のべんさん」を読んでて、「お」と思った。
それはこのページ(あんまりスクショすると叱られるが、ちょっとだけ)。
越後魚沼郡の町外れにある「ほんやら洞」という宿に、漫画家の主人公は二泊する。以下、二日目の宿の主人との会話の流れ。
主人はそう言って机を出してくる。
え。それ、リモートワークじゃないか。
いや、パソコンもネットもないからそうとも言えない。けれども、居場所を変えても仕事はできるという発想。それはリモート。しかも、旅先だ。まさしく、ワーケーション。
最初は乗り気でなかった漫画家は、それでも紙とペンを買ってきてもらう。結局、いいアイデアも浮かばず漫画も描けずじまいなのだが、そのあと二人は意外な行動に出る。この展開が上手いなぁ、と思った。
これがなんと、1968年6月の作品。今から、56年も前(!)。
でも、考えてみたら、フリーランスで仕事する人は、ネットなんてものが現れるずっと前から、やろうと思えばどこででも仕事をする人たちだったんだと思う。
そもそも、我々日本人がどこかに定住するようになったのは江戸時代以降らしいし、その前はその多くが漂白の民だったというから、移動しながら仕事するのは当たり前だったんだろう。つまり、「移働」だ。
まあ、それでいうと、昨今、喧しい日本のワーケーションは、あらかじめ予定された催し物に団体で参加してキャピキャピしてる感が強い。しかも、なにかワーケーションとしての成果を挙げなければという使命感に縛られているようにも見受ける。全然、バケーションになっていないんじゃないかしらね。
本来、個人がスケジューリングして、予定を詰め込まず、あえて余白を愉しみながら、仕事する環境も整えてその地の人と交流して仲間を作ることだったはずだが。
というか、ほんやら洞の主人の言葉、「なにそんなに真剣になることないさ。気楽にやっちゃいなよ」の精神で全然いいのよね。
ところで、『つげ義春作品集 ねじ式(改訂版)』にはポストカードが6枚、おまけでついていた。ウレシイのだが、使うのはもったいないし、これもらった人も困惑するかもしれないので大事にしまっておく。
『つげ義春作品集 ねじ式(改訂版)』に興味ある方は、こちらでどうぞ。
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ということで、今日はこのへんで。
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