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ローカルコワーキングは「規模拡大」ではない「成長」を目指そう:今日のアウトテイク#378(2024-11-30)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます


#今日のBGM

#今日のコトバ

"顧客は10人でも、100人でも、1000人でも、その人たちに迅速に対応しなければ、規模拡大やマーケティングのために何をしてもまったく意味がない。すでにあなたに注意を向けている人たちの言うことに耳を傾け、その人たちとコミュニケーションをとり、その人たちを手助けするようにしなくてはならない。"
(ポール・ジャルヴィス)

#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」

コワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。

今回はこれまでの講座をさらにパワーアップしての全7回。さらにマンツーマンのコーチング付きのコースを設けました。

理論は判ったけれども、ではどう実践すればいいのか、という方もおられると思い、月に一回のZoomでのコーチングと、それに加えて随時、チャットで、主にコンテンツマーケティング、ブランディング、コミュニティ運営、イベント企画、等々、コワーキング運営上のよろず相談ごとに対して、個別にアドバイス、コーチングします。

単なる作業場ではなく、地域の人々の多様な活動と交流を支える「まちの拠点」としてのコワーキングスペースを実現したい方は、こちらをご確認の上、ぜひ受講ください(↓)。

#ローカルコワーキングは「規模拡大」ではない「成長」を目指そう

コワーキング大手のIndustriousが、マクドナルドの上に出したビルボード看板のコピーが振るってる。「ドライブスルーはスキップ。毎朝、無料の朝食をご用意」。

(出典:Linkedin

まあ、「食」はコワーキングの重要テーマではあるけれど、それはコミュニティ組成のプロセスとして、あるいは、コワーカーのカツドウテーマとしてアリということであって、この場合、単なる無料サービスのPRだからね。営業妨害とも取れるし。ちょっと、ね。

Industriousは、世界の65の都市に160箇所もコワーキングを展開している超大手だけど、こういうのを見ると、あーやっぱり版図を広げ続けるために利用者誘致に必死なんだろうな、と思う。目の付け所があながち外れてはいないものの、その競合がマクドナルドとはなぁ。

なんで、そんなに規模を拡大したいんですかね?ビジネスだから?ステークホルダーがうるさいから?早く成長して早く売却したいから?ま、全部か。拡大するために宣伝して、利用者を増やして存在感を高めて、また拠点を増やして拡大したからまた宣伝する。あるあるですね。

その過程で資金調達が必要となり、自前で抱えるものが大きくなり過ぎて、それを回すことにてんてこ舞いした挙げ句、破綻することもある。

その例として記憶に新しいのはWeWorkだ。破産宣告から、いろいろ手を尽くして、地域(国)によっては息を吹き返しているところもあるけれど、そもそもが無謀な拡大路線を突っ走ったことが原因であることは間違いない。

Industriousが同じ轍を踏んでいるとは、もちろん思わないが、ことローカルコワーキングに限っては、「規模拡大」ではない成長のあり方を志向するほうが望ましいと思う。

てなことを考えてたら、たまたま今日、4年前のFacebookにこの本のことを投稿してたのが「思い出」で流れてきた。妙なめぐり合わせだが、ちょうどそういうタイミングだったのだろうと思い、今、この本を再読している。

Paul Jarvisの新著が届いた。ぼくも会社はできるだけ小さいほうがいいと考えている。理想はひとり。ぼくはそれを「ひとりカンパニー」と言ってて、彼は「Company of...

Posted by 伊藤 富雄 on Sunday, November 29, 2020

ここに書いたことは、今もそう思っている。別に大きくならなくても、今どき、必要な時に必要なリソースとつながればコトは前に進む。コラボを組むということ。で、それはコワーキングの基本理念でもある。

コワーキングを不動産ビジネス(まあ、サービス業でもいい)と考えて、飽くなき巨大化を進める企業(そう、企業だ)は世界に何社か存在する。パンデミック以降、どこも快調に拡大路線を走っている。その動向は、ぼくみたいに毎日世界のコワーキング情勢をチェックしている人間には逐一耳に入る。

入るけれども、不動産ビジネスとしてコワーキングを考えていないので、個人的には大して参考にはならない。目的が違うから、違って当たり前だがあー、もとい、一部、グリーンエネルギーとか環境保全運動への参画については学ぶところはある。←これは今後日本でもやるべき。

不動産ビジネス(場所貸し業)ではなく、地域のカツドウの拠点でありコミュニティである共同体のあり方、運営の仕方としては、これら巨大コワーキング事業者ではなく、参考になるのは、むしろローカルの独立系の中小規模のコワーキングだ。

もちろん、ぼくらも地域で継続的に存在するための成長は目指さなければならないけれども、それは必ずしも「規模の拡大」を意味していない。この本にも、「規模拡大」ではない「成長」が論じられている。

ローカルコワーキングの運営にも役に立つと思うので一読をオススメしておく。

あ、今、思いついたが、この本で久しぶりに「ブックJelly」しようかな。「ブックJelly」というのは、カフーツでやってた読書会のことで、「本を読む会」ではなく、「本を読んだ人が語り合う会」。

今調べたら、なんと、2015年以降、やってなかった。。。
早速、企画します。よかったら、ご参加ください。

#スマホアプリ 「cosac」のオンライン説明会、やります

来週、全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリ「cosac」のオンライン説明をします。こちらはその告知ページ。

画像が同じなので紛らわしいですが、こちらがオフィシャルサイト。

今回のオンライン説明会では、「cosac」の基本構造と実装機能および使用方法、そして全国のコワーキングスペースとコワーカーをつなぐ新たな経済圏の構築についてご紹介します。

また、ただいま実施中の「月額利用料なしのお試しキャンペーン」についてもお話します。

【こんな方におすすめ】
・コワーキングスペースを運営されている方
・イベントを企画されているコワーキングスペース運営者の方
・イベントの参加者を募集されるコワーキングスペース利用者の方
・コワーキングスペースの収益性アップをお考えの方
・コワーキングにおける相互扶助の精神に共感する方
・他のコワーキングスペースとの連携をお考えの方
・コワーキングスペース利用者間のつながりを作りたい方

【イベント概要】
日時:2024年12月4日(水)19時~20時
参加費:無料
視聴方法:オンライン(Zoom) 
※アクセスURLはこちら(Peatixで申し込まなくても直接アクセスいただいてOKです)↓

【プログラム】
1.cosacの基本構造
2.cosacの実装機能
3.組合組織とキャンペーン
4.今後の展開
5.質疑応答

※進行により変更する場合があります

なお、今月の1日にこちらでも解説しておりますので、予備知識的にお読みいただければ幸いです。

コワーキング関係の方、特にコワーキングスペース運営者の方、ぜひぜひご参加ください。

どうぞよろしくお願いします!

#「(仮称)ミュージックJelly」、やろう

来年からはじめたいことはいろいろあるのだけど(それは追々書くとして)、さっき、松岡さんと話してて、久しぶりにギターやる気になってきた。

そういえば、昔、各自、楽器持って集まっきて、ジャムセッションとかやってたことを思い出した。

で、来年、ちょっとした音楽を演る寄り合い的イベントをやろうと思う。ライブというほどでもない、参加者がそれぞれ演りたい曲を披露し合って、パーティする感じで。

ぼくらは、コワーキングで開催するイベントごとに「Jelly(ジェリー)」と付けるのが倣いだったので、これもJellyとしよう。

追ってまた告知します。よろしくです。

#コワーキングプレスの「ペンクラブ」メンバー募集中

コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」では、「コワーキングプレス・ペンクラブ」がスタート、記事を書いていただける方を募集しています。

あなたの町のコワーキングのこと、行ったことのあるコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。

「あ、そんなら、ぼくも、わたしも書きたい」という方。ぜひ、上記ページから参加申し込みください。

ということで、なんか今日は告知ばかりな感じですが、このへんで。

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「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」では、これからのコワーキングとその周辺に…

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