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あなたも「コワーキングプレス・ペンクラブ」→『コワーキングマガジン』→「コワーキング生活史」プロジェクトに参加しよう:今日のアウトテイク#374(2024-11-26)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます

#今日のBGM

#今日のコトバ

"ぼくにできるのはぼくであること、それだけ。
たとえそれがどんな人であろうとも。"
(ボブ・ディラン)

"All I can do is be me -- whoever that is." ~ Bob Dylan

Posted by Poetic Outlaws on Saturday, November 23, 2024

#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」

コワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。

今回はこれまでの講座をさらにパワーアップしての全7回。さらにマンツーマンのコーチング付きのコースを設けました。

理論は判ったけれども、ではどう実践すればいいのか、という方もおられると思い、月に一回のZoomでのコーチングと、それに加えて随時、チャットで、主にコンテンツマーケティング、ブランディング、コミュニティ運営、イベント企画、等々、コワーキング運営上のよろず相談ごとに対して、個別にアドバイス、コーチングします。

単なる作業場ではなく、地域の人々の多様な活動と交流を支える「まちの拠点」としてのコワーキングスペースを実現したい方は、こちらをご確認の上、ぜひ受講ください。

#あなたも「コワーキングプレス・ペンクラブ」→『コワーキングマガジン』→「コワーキング生活史」プロジェクトに参加しよう

プロのライターではないごく普通の150人が、有名人でも著名人でもない、ごく普通の市井の150人の「人生」の話を聞いて1冊の本にする、というプロジェクトがある。京都大学の岸政彦先生が編者となる「生活史」シリーズがそれ。

これまでに、「東京の生活史」、「沖縄の生活史」、「大阪の生活史」と出版されていて、なにしろ、一人あたり約1万字の記事だから、まとめたらこんなに分厚い。全部で3337ページ。まさに鈍器。

人にはそれぞれの人生がある。150人いたら150の人生がある。当たり前だが。それぞれが、それぞれの言葉で、それぞれの人生の数ページを語る。聞き手は予定調和を図ることなく、話し手の話の赴くままを聞き取り、文章に認める。

そう聞くと、いわゆる社会学のフィールドサーチのように思えるけれども、そこには調査する側とされる側の緊張感はなく、話し手と聞き手のリアルな交流の一瞬一瞬が綴られていく。

もちろん、一気に読めようはずもない。むしろ、時々、休憩しながらパラパラと拾い読みするのが、こういう編纂モノにはふさわしい読み方ではないかと思う。しかし、その一遍一遍に深い味わいと感動がある。爆笑もすれば嗚咽を堪えたりもする。どっちも涙が流れる。ほんと人生ってスバラシイ。

このプロジェクトが、そもそも2018年9月の「東京で暮らしている人の人生を聞きたい」というツイートから動き出した、ということはこのインタビューで知った。

出版する側の企画ではなくて、このつぶやきに反応する、それこそ普通の人たちがいたからはじまった、というのもいい話だ。

「居酒屋で隣に座ったおっちゃんが『広島から出てきてなー』とつぶやき始めるだけで、奥行きのある人生が立ち上がるでしょう。梅田や新宿ですれ違う誰もが日々生きていて、膨大な数の人生が交差している。そう思うと、頭がクラクラしてくるね」

判る。よーく、判る。あれはなんでしょうね、誰しもが語るべき人生を背負って生きている、という、あれ。日頃、自分では気づいていないけれども、聞かれて話すとどんどん出てくる、あれ。

ぼくは各地のコワーキングを巡ってリポート記事を書いてきたので、人に話を聞いて文章にするという行為には殊の外関心があるし、いつでも学ぶ機会を求めている。読む本でもいわゆる「聞き書き」ものは好物だ。

実はこの「生活史」シリーズのことは、もう1年近い前だが、ここで紹介していた。

で、こう書いた。

余談だが、ぼくは「コワーキング」というものを、いずれ社会学、もしくは民俗学の視点から論考したいと思っている。なぜコワーキングなるものが発生したのか、誰の要請によるものか、その背景は何なのか、どういう要件を満たす必要があるのか、ないのか、そして、そこに集う者はどう行動し、これからの社会でどういう役割を担うのか、そしてそこに人間は何を見出すのか。

その頃は、出版のあてなどまるでないけれども、自分の単著にすべく自分一人で書こうと思っていた。きっとこの「今日のアウトテイク」がペースメーカーになるだろうと考えていたし、一方で、すでに各地のそれと思しき人、何人かに取材も進めていた。

けれども、なかなかカタチにならないまま徒に時間が過ぎていく中、今年の5月に、北海道で『.doto vol.2』という本を出版している一般社団法人ドット道東の中西さんの講演を聞く機会を得た。

この本を制作する際に決めたのは、

道東に関わる1000人がいれば、それぞれの「理想の道東」も1000通りある。それを無理やりひとつの理想にまとめてしまうのではなくて、それぞれをそのまま表現する。いわく、「バラバラでいい、バラバラがいい」。

ということだった、と。

そうそう、みんなそれぞれ違うのだからそれぞれを表現すればいい。まさに天啓だった。

そのことはここに書いた。

で、10年前に『コワーキングマガジンVOL.1』を出版したときの経験が、アタマを固くしていたことに気づいた。

あのときは、ひとりで全国の20数カ所のコワーキングを取材し、録音して文字に起こし、記事原稿にして編集し、友人のデザイナーに手伝ってもらって、クラファンで印刷費を支援いただいて、ようやく世に出した。

わずか36ページだが、ものすごくハードなカツドウだった。あんまりハードすぎてVOL.2が出ないまま10年が経ってしまった。

で、『.doto vol.2』と同じ方法を取ることにした。

・エリアにゆかりのあるヒトを集める
・得意なことを得意な人に任せる
・それらを持ち寄って一冊にする

そうして、ぼくらの考える「理想のコワーキング」を表現し、「自分ゴトとして語れる共通体験」を作ろうと考えた。

なんのことはない、いつもコワーキングは「共創」の装置と言ってるが、それを実践するということ。なんで、これを忘れていたのかなぁ。バカバカバカ。しかし、これでスッキリした。

スッキリはしたのだが、では、具体的にはどう進めるか、で、また停滞した。

『.doto vol.2』のように、例えば東北、北関東、中部、四国、といったエリアごとにリーダー(編集者)を決め、ライターさんを編成して原稿を制作してもらい、それらをまとめようと思ったのだが、そのリーダーになっていただける方をどうアサインするかで、また思考停止した。

それから数ヶ月して舞い込んできたのが、『ソトコト』誌の「ペンクラブ」の話だった。

その「ソトコトペンクラブ」はこちら。

これを見たとき、「あー、そうかー!」と思わず声が出た。で、決めた。このペンクラブをパクっ、あ、いや、お手本にさせていただこう。

紙の本(コワーキングマガジン)は絶対に出したいけれども、まずは「ソトコトペンクラブ」のようにオンラインで記事原稿を募集することから始める。

つまり、まとめてから一冊にするより、できたものを順次アップしていって現在進行形で溜めていき、それも公開して読んでいただく。で、適当なところで溜まったものを、今度は紙で出版する。

全国のコワーキングに関わる人たち、それはスペースの運営者やスタッフだけではなくて、いやむしろ、利用者、コワーカー、メンバー、あるいは協業・協働関係にある人からも、そのコワーキングがどんなコワーキングで、自分はどう利用しているか、また、どんな人がどんなカツドウに利用していてどんなコトが起こっているのか、を書き綴っていただく。

いつも言うように、ヒトとコト。それをウェブだから常に進行形で更新していく。つまり、みんなで書くブログみたいなものだ。これをみんなで共有したい。で、読んだヒトが、また自分たちのコワーキングを考える、行動するヒントとしてほしい。おー、それこそコワーキングじゃないか。

めちゃくちゃ興奮して書いてるが、でも、そう、これ、コワーキングだ。

しかも、そのオンラインで記事原稿を募集するためのウェブメディアとしては、すでにコワーキング協同組合が運営する「コワーキングプレス」といううってつけのステージがあるんだった。←なんで、このことを忘れてたのか?もしかして、アホ?

ただ、従来、ここはプロのライターさんに書いていただく媒体だった。そこに、あらたに誰でも書いていただくページを設ける。

そうして「コワーキングプレス・ペンクラブ」がスタート、メンバーの募集も始まった。

ペンクラブのメンバーは、モノを書くからと言って必ずしもプロのライターさんでなくても構わない。書くことがお好きなら、そしてコワーキングに愛着を感じておられる方なら、どなたでもご参加いただける。

あなたの町のコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。それに「あなたのこと」「あなたのお話」をぜひ読ませていただきたい。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOK。

あるいはコワーキングを利用していて気づいたことや思いついたアイデア、ご提案も大歓迎。その投稿がどこかのコワーキングの運営のためのヒントになることもあるはず。

また、そのコワーキングスペースの会員さんである必要もない。たまたま利用した旅先のコワーキングでのことを、日記のように書いていただいてもいい。

小学生からOK、年齢制限なし。フリーランサー、会社員、起業家、個人事業主、学生、自治体行政の方、教育機関の方、育児しながら働くお母さん、また、そのお子さん、あるいはコワーキングとコラボしている方、等々、およそコワーキングと何らかの関わりを持ちうる方ならどなたでも参加いただける。

で、先日、ついにその第1号の記事が公開された。ものすごくウレシイ。

こうして、各地からペンクラブのメンバーが生まれて、随時、記事をアップしていく。それがある一定数になったら、まとめて紙の本を制作して出版する。「コワーキングプレス」でウェブに公開し、『コワーキングマガジン』で紙にする。

つまり、皆さんがウェブに書いたものが、いずれ紙の本に載る、ということ。

で、これをシリーズ化して、継続的に発刊していきたいと思っている。できれば年に2回、かな。それもまず「コワーキングプレス」で公開される記事次第だ。

ここで話がグル〜っと最初の「生活史」に戻る。つまり、この「コワーキングプレス」→『コワーキングマガジン』という制作スタイルによって生み出されるプロダクトを、いわば「コワーキング生活史」にしたいと考えている。

なので、「コワーキングプレス」→『コワーキングマガジン』→「コワーキング生活史」。みんなで作る「コワーキング生活史」だ。

ということで、こういうカツドウに興味ある方は、ぜひ、「コワーキングプレス・ペンクラブ」に参加ください。

参加のお申し込みはこちらのページから。

どうぞよろしくお願いします!

#「cosac」のオンライン説明会やります

全国のコワーキングスペースをネットワーク化し、イベント情報の共有と収益の再分配を実現するスマートフォンアプリ「cosac」のオンライン説明会を開催します。

このアプリのそもそもの目的は何か?どういう仕組みでそれが実現するのか?どんな機能が提供されるのか?

「cosac」はコワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩となります。

コワーキング関係者、特にコワーキングスペースの運営者の方、ぜひぜひご参加ください。ただいま、「月額利用料なしのお試しキャンペーン」中でもあります。

どうぞよろしくお願いいたします!

ということで、今日はこのへんで。

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