今日のアウトテイク#41「24時間365日稼働するコワーキング ほか」【メンバーシップ特典】(2023-12-29)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。

※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。

今日はカフーツの「妄念会」をやります。


#今日のBGM

#今日のコトバ

いまという時代を捉えることに関して、インタビューはかなり有効だと、ぼくは思うよ。

(略)

だって、いまはみんなが、SNSで、自分のセールスポイントをアピールしているでしょ。

でもさ、それって、「おもしろい」か?SNSって、自分に都合のいいことしか書かないじゃない、みんな。

でも、功罪も含めて、その人のやってることの「本質」を捉えようとしたら、「じつは、あなたのやっていることってこういうことで、いまの世の中に対して、こういう意味を持つんじゃないですか?」って話を聞きに行かないと。

たしかに、話の主は取材対象の人なんだけど、その「場」を設定して、取材を受ける本人も想像していなかった考えや行為の重要性に気づかせるのは、インタビューする側の役割だからね。

ものすごく可能性を持った形式だと思うけど。
(鈴木哲也 / 奥野武範『編集とは何か。』)

#カッチリ1時間で終わらせた自分に

実は昨日、オンラインミーティングをカッチリ1時間で終わらせた自分を、密かにエライ!と思った。
やればできるやん。

#当事者のコトバにはパワーが宿る(合掌)

先日、この記事を書いた須田泰成さんが急逝された。ぼくは面識はなかったけれども、コワーキング仲間の佐谷さんと親交が厚かったそうで、お名前はよく目にしていた。それでこの記事を読んだ。昨年の10月の記事だが、取材されている佐谷さんの人柄と思想がよく表現されている良記事。

プロフィールに「コメディライター&プロデューサー。テレビ、ラジオ、WEBの番組やコンテンツの脚本、構成、プロデュース多数」とあるように、モノを書くことにおいてはプロ中のプロだが、一方で、地元の商店街を活性化するカツドウもやっておられたようで、やっぱりプレイヤーとしての顔も持っておられたんだなと納得した次第。当事者になることでコトバにパワーが宿るからね。

そのあまりに突然の逝去に、彼の周辺にいた人たちには動揺が広がったようだが、(昨日も書いたが)人はいつ死ぬか判らないから、それこそ佐谷さんみたいに、日頃からやりたいことをやっとかないとアカンな、と改めて思った。

ご冥福をお祈りします。

#24時間365日稼働するコワーキング

コワーキングを含むフレックススペースの収益性アップのために、スペースを24時間365日化することの可能性についての記事が目を引いた。

詳細は、これを(DeepLで)読んでいただくとして

以下、気になったところを抜粋すると、

Jane氏は、イベントスペースに対する需要の高まりを強調し、プロバイダーが24時間365日の番組制作のために営業時間を延長したり、特別なイベントパッケージを提供したりしていることを紹介した。

企業が撮影用にフレキシブル・ワークスペースを確保する傾向も高まっており、プロバイダーはドキュメンタリー、テレビ番組、ミュージックビデオなどのスペース予約を管理するプラットフォームに登録している。

ジェーンは最後に、「フレキシブル・ワークスペースは柔軟性があり、人々はその利用方法についてますます想像力を働かせるようになり、やり方は無限にあると思います」と述べた。

そう、やり方は無限にある。

24時間365日の番組制作の場としてコワーキングを提供したり、イベントをパッケージにするのは、そのための機材も揃える必要はあるが、十分、収益性アップに貢献すると考えられる。

そういえば、3月にバリにコワーキングツアーに行って10数軒のコワーキングを見学したが、番組制作+配信用のスタジオを持っているスペースも数件あった。これは日本でもたしかにニーズはあると思う。

ついでに、昨日も紹介したが、この記事に書いたように、音楽制作だけを目的にしたコワーキングも存在する。

働き方がこれまでとはまるで違うカタチになってきた今、9時〜17時の就労時間を前提にモノゴトを考え実行するのはもはや無意味になっている。

逆に、人によってノリの良い時間帯(ぼくは典型的な夜型)が違ったりするから、そのへんも考慮しつつ、チームメンバー各自にとって快適な仕事環境を確保することが非常に重要になってきた。

が、それは、これまでのように会社が社員に提供しなければならないわけでもなく、そのベースになるものだけ与えて、あとはワーカーが自分で整備すればいいだけの話になってきている。要するに自律的にやる。だから、郊外の、自宅に近いコワーキングを使う。極めて自然な流れだと、ぼくは思っている。

蛇足だが、フリーランサーは自らその環境を構築、維持するのは当たり前のことだから、あえて言うに及ばない。

もうひとつ。

国境を超えて仕事をすることもそう珍しくなくなってきた現代では、「24時間365日が勤務時間」も決して非現実的ではない。どころか、必須になってきた。そういう時差を超えてグローバルな仕事をしているワーカーにフォーカスするのも手。

前述のバリのコワーキングの多くが24時間営業だった。世界中からリモートワーカー、デジタルノマドが集まっているから当然といえば当然だ。

例えば、大阪南本町のコワーキングスペース「The DECK」では、昨今、海外からのリモートワーカーの利用が続いている。ここには、24時間365日入退室可能のシェアオフィスが併設されている。

彼らは、日本に来たくて来てるが、もちろん仕事もあるのでワークスペースを探す。

その際、セキュリティのことはもちろんだが、24時間利用できるかどうかも、重要な選択要件になる。日本にいながら、本国オランダと会議して、ブラジルのチームメンバーと打ち合わせしながらキーボードを打つ、なんてことが日常にあるからだ。

このへんの利用者に対応する、対応できるメニューを考えることも、収益性アップにつながるはず。

付け加えておくと、これは東京や大阪の大都市に限らない。むしろ、海外のリモートワーカーは日本のローカル(地方)に関心が高い。そこにこそ、トラディショナルな日本があることを知っているから。だから、ローカルコワーキングはなんら臆することなく、ガンガン海外のリモートワーカーにアピールするべき。いや、ほんま、マジで。

なお、記事の後半に、

値引き戦略には思慮深く、適正価格、適正時期に重点を置く。一日券のような商品は値引きによく反応する。会議室を割引することで、同じ数の会議を割引料金で 行うことができる 。

とあるが、こういう一時的な価格操作的な振る舞いは、あまり常用しないことをオススメする。というか、価格で勝負する、という発想は捨てるべき。そこではない、そのスペースならではの価値提案でコワーカーにアピールするべき。そうでなければ、もっと安いところに利用者を奪われてしまうのは、世の常。

まあ、そういう「金額だけ」でワークスペースを選ぶワーカーは、コミュニティのいち員にはなれそうにないから、いなくてもいいかもしれないが。。

ということで、今日はこのへんで。
今から「妄念会」の準備します。

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「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」では、これからのコワーキングとその周辺に…

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