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【無料公開】企業が主張するオフィス勤務の義務化の最大の理由は、結局のところ、コストだった:今日のアウトテイク#400(2024-12-22)

※この記事は有料ですが、最後まで無料で読めます。ただし、全編お読みになってからお支払いいただくことは自由です。もしお気に召したら、ぜひ、購入ください。という実験をしています。よろしくお願いします!

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます


#今日のBGM

#今日のコトバ

"人生における本当の贅沢:
時間
健康
静かな心
ゆっくり過ごす朝
どこへでも旅に出られること
罪悪感なしに休めること
夜はぐっすり眠ること
静かで"退屈"な日々
意味のある会話
家庭料理
愛する人がいること
愛してくれる人がいること"
(出典不詳)

#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」

クリックすると講座のページへ

経済産業省の認可法人であるコワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。

今回はこれまでの講座をさらにパワーアップしての全7回。さらにマンツーマンのコーチング付きのコースを設けました。

理論は判ったけれども、ではどう実践すればいいのか、という方もおられると思い、月に一回のZoomでのコーチングと、それに加えて随時、チャットで、主にコンテンツマーケティング、ブランディング、コミュニティ運営、イベント企画、等々、コワーキング運営上のよろず相談ごとに対して、個別にアドバイス、コーチングします。

単なる作業場ではなく、地域の人々の多様な活動と交流を支える「まちの拠点」としてのコワーキングスペースを実現したい方は、こちらをご確認の上、ぜひ受講ください(↓)。

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#あえてアウェイになって気づくことの大切さ

昨日、友人のお誘いで参加したイベントの帰り、たまにはアウェイ感を感じることも必要やな、と思った。

いつもは自分で企画してイベントを開催することが多いけれど、人さまのイベントにストレンジャーとして参加して、あまり共通話題のない(といって、話してるうちに見つかるのだけど)同席の人と話すことで、自分が何者かをあらためて思い知ることになる。

昨日、「カフーツのうた」のことを書いたブログで「コワーキングで自分を再発見する」と書いたけれど、それはつまり、いつもと違う環境に身を置き未知の人と関わりを持つことで自分のことを客観視できるということかと。

ややもすると居心地の良い「いつもの場所」に安住しがちだが、意識して居場所を変えることで自分を再起動することは時には必要ですね。 おかげで、それまで潜在的に持ってたアイデアが具体化してきたし。

というか、さっさとコワーキングツアーやれってことね、そうね、そゆことよね。

#で、そのイベントでのいただきもの2つ

ひとつはグリコのデカい箱。箱だけで中身はない。だけど箱が欲しかった。

もうひとつは、神戸市兵庫区の長福寺のカレンダー。ご住職が描いておられる絵がいい。

ちなみに、長田区にも同じ名前の「長福寺」があるので要注意。

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コワーキングスペースのイベント情報の共有と収益の再分配を実現するアプリ「cosac」が、ただいま、「アカウント取得後3ヶ月無料お試しキャンペーン」を実施中です。

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#企業が主張するオフィス勤務の義務化の最大の理由は、結局のところ、コストだった

あー、やっぱりそこですね。

社員にオフィス勤務を義務づける、いわゆる「RTO(オフィスにもどれ)」運動を続ける企業を対象に行った調査で、その3分の1が「空っぽのオフィスに金を支払ってること」をその理由に上げた、という話。

対象になった900人のうちの約600人は、現在もオフィスを維持しており、その多くはパンデミック前に長期のリース契約を結んでおり、その約半数は、早くても2028年まで契約が終わらない。

つまり、すでにはあと3年あまり、家賃を払わざるを得ないことが決定しているのに、誰も使わないなんてことは断じて許せん、ハラタツーという、感情論が混じり込んでいるらしい。まあ、気持ちは判りますね。

ビジネスは対面でなければ意思疎通もできないとか、生産性がどうとか、いろいろ理由は並べ立てられているけれども、とどのつまり、コストというわけ。そりゃそうなんですよね。

これらの企業のうち10社に1社は、リース期間満了後に「RTO」を完全に廃止する予定であることも認めていて、およそ4分の1が契約更新時にレンタルするオフィススペースを減らすと回答している。

つまり、リモートワーク、もしくはハイブリッドワークの有用性をもう認めざるを得ないという認識にはあるということ。世の中の成り立ち方がこれだけ変容してきているのを見れば、それは十分判ってる。

そう考えると、5年とか10年とかむやみと長いリース契約は今後グンと減るのは必至だろう。パンデミックを経験して、社会のあらゆるルールが変わり、それに沿ってあらゆるビジネスも変わろうとしている。

そんな中、トランプ次期政権のアドバイザーとなったイーロン・マスク氏は、政府職員に対する5日間のオフィス義務化を推し進めようとしていて、「辞めたかったら勝手に辞めろ」という趣旨の発言も報道されている。

しかし、アメリカの社会保障庁職員42,000人は、トランプ政権に移行する前にハイブリッドワークの保護を確保し、2029年まで在宅勤務の選択肢を確保した。グッジョブ。

そうかと思うと、カナダではついには訴訟にまで至っている。

それで思い出すのがAmazonだ。Amazonの「RTO(オフィスにもどれ)」運動については、賛否含めて過去に何度か書いた。

同社は従業員が1月2日からオフィスに戻ることを義務付けている。

…のはずだったのだが、ワークスペースが足りないことを理由に、一部社員の完全RTOを延期したらしい。なにそれ。

一部の拠点(特にニューヨーク、ヒューストン、アトランタ、ナッシュビル)では、まだすべての従業員を受け入れる準備ができていない。

で、結局、これらの都市の従業員は、2025年5月まで在宅勤務を続けることができると通告された、と。右往左往。

そんな最中にAmazonのニューヨーク市、アトランタ、カリフォルニア州、イリノイ州スコーキーに拠点を置く7つの施設で働く労働者たちは、ホリデーシーズンを目前にして、木曜日の午前6時(東部標準時)にストライキに突入した。なんとまあ忙しい会社。

米最大級労働組合の国際チームスターズ同胞団によると、全米の数百のアマゾン・フルフィルメント・センターでピケラインが設定されている。

一方、Amazonは全米に点在する約1,000カ所の倉庫で計70万人を超える従業員を抱えているため、ストによって商品配達などの業務が全面的に止まる可能性は低いとしている。

Amazonは、2年前にニューヨーク州のスタテン島の倉庫で同社最初の労組が結成されて以来、労働組合の存在を認めていない。なので、今回も交渉には応じないと観測されている。

と思ったら、今度はスターバックスがストライキに突入。

同社のバリスタ11,000人以上が、賃上げと人員配置、労働者のスケジュール改善を求めて5日間のストライキを開始した。スターバックスにも労働組合があって、ストライキは日ごとに広がり、合意に達しない限りクリスマスイブまでに数百店舗に達するだろうとしている。

同社のCEOには9月にBrian Niccol氏が就任したところ。その際、南カリフォルニアの自宅からシアトルまでの約1,000マイルを社用ジェット機で通勤する資格を得たとして物議を醸したことを、以前、書いた。

ちなみに、このBBCの記事によると、そのBrian Niccol氏の年間基本給は160万ドル。また、業績に関連したボーナスとして720万ドル、スターバックス株として年間最大2300万ドルを得る可能性があるとのこと。うへ〜。

一方、米国内に16,000以上の店舗を持つ同社はまた、平均時給18ドル(14.40ポンド)以上の給与と、"クラス最高の福利厚生 "を提供しており、「週20時間以上働くバリスタの場合、これらを合わせると平均時給30ドルに相当する」と主張している。

時給30ドルということは年収31,200ドル。もちろん、最高経営責任者と現場のバリスタを一律に比較するのは無理があるけれども、しかし、バリスタがいなければ事業自体が成り立たないんじゃないのかしらね。外野の勝手な感想だけど、もう少し考えてあげたらどうでしょ。

その他にも、ボーイングやフォルクスワーゲンなど大手企業でのストライキがこのところ続いている。

一部の現場の小さな運動でも、その火種が飛び火して燃え上がることも十分考えられる。働く者の権利をどう主張して妥結するか、ぼくは企業に属する者ではないけれど、企業という組織形態がそろそろ転換期を迎えている気がするので注目している。

さらには、「雇用」という概念自体が廃れていく。そうすると、企業にとってコストでしかない「オフィス」というものの持つ意味なり価値なりも変わらざるを得なくなる、と思っている。

#コワーキングプレスの「ペンクラブ」メンバー募集中

コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」では、「コワーキングプレス・ペンクラブ」がスタート、記事を書いていただける方を募集しています。

あなたの町のコワーキングのこと、行ったことのあるコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。

「あ、そんなら、ぼくも、わたしも書きたい」という方。ぜひ、上記ページから参加申し込みください。

よろしくお願いします!

ということで、今日はこのへんで。

(トップ画像:Igor Omilaev

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