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あなたのコワーキングスペースを唯一の選択肢にする方法:今日のアウトテイク#268(2024-08-12)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定


#今日のBGM

#今日のコトバ

"良い心を持っているだけでは十分ではない。
大事なのはそれをうまく使うことだ。"
(ルネ・デカルト)

#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集開始

9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。

この講座は、14年前のぼくと同じく、自分たちにコワーキングが必要と考える人たちを対象にした講座です。場所貸しのビジネスありきではなく、参加するワーカーのカツドウがより良い社会にするために有効であると考える人たち、その人たちを支援したいと思っています。

自分たちのコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。

#ドバイでも週4日勤務制が始まってる

海外では続々と週4日就労(勤務)制の実証実験が行われている。イギリス、ベルギー、スウェーデン、アイスランド、ドミニカ、フランス等々、ドイツやアメリカでも同様の動きがあり、ポルトガル、スコットランド、スペインもトライアル中。

そこへ今度はUAE(アラブ首長国連邦)のひとつ、ドバイだ。

「Our Summer is Flexible(私たちの夏はフレキシブル)」と題して(このスローガン、いいですね)、8月12日から9月30日まで、15の政府機関において、金曜日は勤務停止となり(つまり週4日勤務制)、1日の労働時間が7時間に短縮される。

ドバイに先立つ各国での実験結果が期待通り(以上か)で、明らかにこのデータを参考にしている。

昨年、ポルトガルの企業41社を対象に行われた6カ月間の調査では、週4日勤務の導入によって仕事の疲弊が19%減少し、ワークライフバランスの維持に関する課題が46%から8%に低下したことが明らかになった。

2022年、イギリスでは6ヶ月間実施され、61社の約3,000人の従業員が参加した。企業は賃金を下げることなく、全従業員の労働時間を20%削減することが求められた。

その結果、従業員のストレスが減少し、健康状態が改善したと報告した。 参加者の誰一人として、週5日制に戻りたいとは思わなかった。参加企業のほとんどが実験終了後もこの方針を継続し、3分の1が恒久的に新しいモデルに切り替えたと答えている。

ベルギーは、週4日労働を法制化したヨーロッパで最初の国となり、新しい政策は昨年全国で施行されている。

実は、UAEは2022年1月に週4日半勤務に切り替えている。その後、2022年にUAEのもうひとつの首長国シャルジャは恒久的な週4日勤務を実施した。

シャルジャのこの政策は、従業員の福利厚生に大きな好影響をもたらし、仕事への満足度が90%、メンタルヘルスが87%、生産性が86%向上したという。

従業員からは、ワークライフバランスが改善され、ストレスや疲労が軽減されたとの報告を受けています。交通事故や排気ガスの削減など、環境面でのメリットも確認されている。

そうそう、ワーカーや企業のベネフィットに限らず、環境保全、維持継続性にも寄与しているということは強調しておきたい。←このへんの発想が日本企業にはまるでないように思える。いまだに「RTO(オフィスにもどれ)」志向なのも自社の利益しか考えていないから、ではないかしらね。

ひとつ、付け加えておくと、週4日就労制のおかげで、「自由な時間が増えるということは、ホスピタリティ産業など他の企業の事業活動が急増することを意味する」。それでまた、別次元の経済が回る。

もちろん、従来からの就業スタイルを続けたいと考える、いわゆるレガシーな職場もある。だが、先例に見るように、実証実験でその解決策も見出される可能は高いと思う。

と思ってたら、こんな投稿が流れてきた。こっちは週3日就労制を訴えてる。最後のところは笑ってしまったけれど。

#コワーキング開業・運営個別相談室 、やっています

「コワーキングスペースの開業・運営に課題があるけれど、どう解決したらいいのかわからない」という方のご相談に対応しています。お気軽にお問い合わせください。

#あなたのコワーキングスペースを唯一の選択肢にする方法

ちょっと前の記事だが、Cat Johnson氏がまたいいことを言ってくれてるので共有する。

コワーキングは単に好まれるのではなく、なくてはならない存在になることを目指すべき、という話。

以下、ざっくり要旨を引用する。

あなたのスペースはメンバーにとって唯一の選択肢であるべきです。

利用者は場所や価格、無料コーヒーが理由であなたのスペースを選ぶかもしれません。

しかし、もしあなたのスペースが完璧にフィットしたメンバーにとって唯一の選択肢だったとしたらどうでしょう?

例えば、働く親たちのためのコワーキングスペースとして、子供たちが楽しみ、親たちがつながることができるような子供向けの映画の夕べを時々開催したらどうでしょう?

あるいは、地方にあるコワーキングスペースとして、地元の人たちのアイデアからビジネスの立ち上げ、そして成長までをサポートするプログラミングがあったらどうですか。

あるいは、ローカルエリアに特化した都市型コワーキングスペースとして、ポッドキャスト・ブースだけでなく、メディアやオーディオのトレーニング、メンタリング、戦略セッション、クリエイターのための制作サポートを提供していたらどうでしょうか?

これらのことが、あなたのスペースを好みによる選択肢から唯一の選択肢へとどのように変えるでしょうか?

これはコワーキング業界が進化し、成長していく中であなたが持っておきたい考え方です。

これ、ぼくが提唱している「コワーキング曼荼羅」で表していることと同じことを言ってる。

この中のどのテーマがコワーカー(利用者)にフィットするかを考える。まずヒアリングして、彼らの目的や課題を把握する。

ただし、それを無思慮に受け入れるだけではいけない。その前に、自らの理想のコワーキング、理念なりビジョンなりを言語化し、見える化しておかなければならない。それに共感を覚える人をサポートする、それが最善の方法だ。

それも、Cat Johnson氏は言ってる。

何が唯一の選択なのかを見極めるには、コワーキング・ブランドとして、またリーダーとして、自分が何者なのか、そして何者でありたいのかを探求する必要があります。

つまり、自分にぴったりのメンバーが誰なのかを見極め、その人たちに尽くし、サポートし、つながることに全力を注ぐ必要があるのです。

コワーキングがただのハコにならず、ヒトとコトを支援する仕組み、コミュニティとなるためにはこのプロセスが不可欠。

スペース、目的、ミッション、ブランドを進化させる必要があります。 あなたはもはや単なる "コワーキングスペース "ではありません。 最適なメンバーがつながり、コラボレーションし、創造し、一緒にビジネス(そしてキャリア)を築くための共有スペースなのです。

だから、選択肢に甘んじてはいけない。
その人にとって特別なものを作ろう。

他スペースとの不毛な競争に巻き込まれてコモディティで終わらないために、最後のメッセージを肝に銘じて起きたい。

そのコワーカーにとって特別な存在になろう。

で、そういうコワーキングの開設・運営方法を学ぶのがこの講座。ぜひ、受講ください。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Ewan Buck


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