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ものづくり・ファクトリー系のコワーキングを彼女にススメてみたら〜もうひとつのコワーキングの源流
野菜が絵の具になる、てどういうこと?
先日、規格外で廃棄される野菜から絵の具を作っていろいろな活動をしている女子大生の方とお話する機会を得た。
ラピス・プライベートは、「へんてこりんおやさい」×「人にも地球にもやさしい」をコンセプトとする学生団体だ。
形がいびつ、色が悪い、傷があるなどの理由で規格外とされ、市場に出ることのない野菜を回収して絵の具にし、アーティストの作品制作に役立てたり、「普通」とちがうという個性を大事にし、人と違うことを楽しもうという想いを伝えている。
ここでぼくが四の五の書くより、これを見てもらったほうが速い。
野菜で絵の具?と思ったが、これがマジかつガチで、作品制作をサポートすることで、同時に食料の廃棄問題を解決するという、まさに今大流行の(とか言っていいのか)SDGsの文脈にしっかり乗っているところがイケてる。
この活動が評価され、地元紙やTVなどを中心にメディアにも取り上げられるようになり、企業や農家とのコラボによって絵の具のみならず、紙や石鹸、ハンドクリームなどの商品開発も行うようになっている。スゴイ。
一言で言えば、彼女たちがやっているのは余剰野菜のコンサルティングだ。
聞けば代表の山内さんのご実家は京都市内の農家で、それはなんとぼくが生まれた町だった。急に親近感が(ただし勝手に)湧いたのは言うまでもない。
これまでに小中高生を対象にワークショップを50回以上開催しているほか、10月には京都のコワーキングKOINさんの1Fでマルシェにも出展するとか。また、「駅の模様替え」をコンセプトに神戸電鉄の駅舎をアトリエにする企画も進んでいるらしい。
このへんの展開ぶりがタダモノではないなと思ってたら、来る8月31日に合同会社化するらしい。ちなみに、8月31日は「ヤサイの日」。徹底している。
工場を共用するコワーキングという発想
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