オランダの都市農業の画期的な取り組みは素人でも集まれば全体で強くなるという証左:今日のアウトテイク#396(2024-12-18)
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます
#今日のBGM
#今日のコトバ
#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」
経済産業省の認可法人であるコワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。
今回はこれまでの講座をさらにパワーアップしての全7回。さらにマンツーマンのコーチング付きのコースを設けました。
理論は判ったけれども、ではどう実践すればいいのか、という方もおられると思い、月に一回のZoomでのコーチングと、それに加えて随時、チャットで、主にコンテンツマーケティング、ブランディング、コミュニティ運営、イベント企画、等々、コワーキング運営上のよろず相談ごとに対して、個別にアドバイス、コーチングします。
単なる作業場ではなく、地域の人々の多様な活動と交流を支える「まちの拠点」としてのコワーキングスペースを実現したい方は、こちらをご確認の上、ぜひ受講ください(↓)。
#mixi2はシンプルかつ品位と節度のあるSNSであってほしい
一昨日、突然現れて大騒ぎになってるmixi2だが、ぼくの周りでも「そうそう、こういうの待ってたのよ」と続々とアカウントを取ってフォローしてきてる。
で、いろんな記事がネット上に公開されているが、昨日のこれはmixi2の何がどうなってるのか、基本的なことが非常に判りやすいので共有しておこう。
で、もうひとつ、この記事にビビビときた。
ちょっと、引いておくと、
ぼくもそう思う。Xのおすすめみたいなゴリゴリ押し付けてくるそれではなくて、メジャーどこのニュースソースがあると助かる。というか、そんなに新しいことをあれもこれも知っていなくてもドってことはない、ということはもう皆気づいている。
それと気になるのは広告だ。サービスを維持するために、いずれ広告が流れるのは仕方ないと思う。が、ここにもあるように、ゲスい広告は願い下げだ。インプレッション狙いの「表現」とは言い難い低劣な投稿も排除したい。つまり、品性を重んじるカルチャーがほしい。
で、ここにぼくは拍手を送った。
そう、ガラパゴスでいい。ガツガツせず、ゆる〜く、でいい。というか、もっとクローズドな関係を大事にするツールであっていいんじゃないかと思う。
これまでのSNSみたいに野放図に交際範囲を広げるのは、我々の実生活においてほとんど意味がないことは、もうバレている。やれ、何千人を超えたと数字を誇らしげに投稿するア◯がいまだにいるけれど、そこに実際に人間関係があるのかどうか甚だ疑わしい。というか、ない。
それよりも、規模(人数)は小さくとも本当に親しい人とのつながりを育み維持することに使えるSNSなら理想的だなと思う。
SNSが世に現れたときは、これでマスに頼らずにネットユーザー同士の、つまり個人と個人のつながりで、真に価値のある情報共有ができる、それこそインターネットだ、と喜んだのだが、いつの間にかタイムラインは広告で溢れかえり、ただ数字のためだけにあるような気がして残念で仕方がない。たまに自分も広告を出してて言うのもナンだが、でもそう。
そんなのでいいんですよね。「mixi2はなんとかシンプル路線を突き進んで欲しい」というのはぼくも同意見。シンプルがベスト。そう思ってる人も多いのではないかなぁ。
昔、mixiを使ってた人が「懐かしい」とアカウントを取ってるけれど、それからかなりの時間を経過して、mixi2はそれとは全然別のSNSとして登場している。我々も過去の経験を踏まえて、FacebookやXみたいな荒んだ遊び場にならないよう節度を持って使いたい。
そのうちそれがSNSのデファクトスタンダードになって、逆に日本発で海外へ展開していったらいいですね。でも、なんか、そういうものが今、求められている気がする。
ゴテゴテしすぎはそろそろ終わる。
#cosacが3ヶ月無料お試しキャンペーン中
コワーキングスペースのイベント情報の共有と収益の再分配を実現するアプリ「cosac」が、ただいま、「アカウント取得後3ヶ月無料お試しキャンペーン」を実施中です。
コワーカーの小さな行動がコワーキングスペースを、そしてコワーカーのカツドウを支援するアプリ「cosac」。ぜひ、コワーキングスペースの運営者の皆さんに、ご利用いただきたいと思います。
まずは、上記のページからアカウント登録をお申し込みください。
よろしくお願いします!
#オランダの都市農業の画期的な取り組みは素人でも集まれば全体で強くなるという証左
とても興味深い都市農業がアムステルダムの東、アルメール市郊外のウースターウォルドの4,300ヘクタール(10,625エーカー)の土地で行われている。
ここには、約5,000人が居住し、住民は好きなように家を建てることができ、通りの名前、廃棄物管理、道路、さらには学校など、他の住民と協力して考えなければならない。 しかも、すごいことに各区画の約半分を都市農業に充てなければならない。
住民たちは、この条件に対してかなり創造的に取り組んでいる。ウースターウォルドには約1,000戸の住宅があるが、皆さん思い思いに実行に移し、温室もあれば堀に囲まれた牧草地もあったり、あらゆる種類の庭が広がっている。
家庭菜園を作って自分たちの食卓に供する者もいれば、リンゴの木を数本植えるだけの住民もいる。中には、敷地内に農地を所有し、プロの農家が手入れをすることで外注する住民もいる。
「誰も同じようにはやっていません。自分のレシピを自分で見つけなければなりません」。でも、そのほうが押し付けられるより楽しいはず。
かと思うと、Jalil Bekkour氏の場合、独学でガーデニングを学び、3年前に自分のレストランをオープンした。彼は自分の庭をレストランの商品開発に役立つ「フィールドラボ」のようなものだと考えている。
また、住民の自発的な行動を促すきっかけになることを期待して、現在、アルメール自治体とウースターウォルド食品協同組合によって、フード・ハブと呼ばれる新しいセンターが運営されている。ここでは、食品の収集と加工、知識の共有に専念している。
専門家はウースターウォルドのこの取り組みと、地元での食料生産の背景にある参加型の原則は、広く応用できると考えている。
これはとても参考になるお手本だ。が、必ずしもウースターウォルドのように大規模に始める必要はない、とJalil Bekkour氏は言っている。
まさに至言。小さくてもいいからできることから始める。なんでもそうですね。
と書いててふと思ったのだが、「プランナーと住民が一緒になって都市農業を進める」のは、先日書いた、DIYのリノベーションをサポートするプロ工務店の話にも通じるものがある。
この記事はこう締めくくっている。
確かにそうだ。ただ、そのビジョンを共有することが前提だ。一人では弱くとも、共有できれば強くなれる。個々に独立して各自が自分流の都市農業をしつつ全体を構成する。
で、これ、コワーキングもそうだ。
コワーキングは人と人をつないでお互いに関わり代を作ってコトを起こし、それをサポートする仕組みだ、ということをまず理解した上で、それぞれのカツドウをそれぞれのやり方で進めていく。そういう自律的かつ協働的カツドウをする人たち(コワーカー)が渾然一体となってそこにある。
コワーキング運営者は、まずそのことをコワーカーに明示し、宣言し、周知することが望ましい。そうすると、ただ場所として利用するのではなくコミュニティの一員として振る舞う人が集まるようになる。結果、全体としてコワーキングが構成される。その中にそれぞれに小さなコラボが起こる。
そのうち、そういうカルチャーを持つ共同体を維持継続することにコワーカーも協力するようになる。ウースターウォルドの住民が自分の好きなようにやりながらお互いに協力しているように。それが、インディー・コワーキング。
ちなみに、「農」は「コワーキング曼荼羅の「食」のところでよくテーマになる。事実、コミュニティ農園を運営するコワーキングもある。
してみるに、都市農業とコワーキングの融合もオモシロイかもしれない。あー、いや、今の時代、郊外のコワーキングも増えていくから大いにあり得ますね。
#コワーキングプレスの「ペンクラブ」メンバー募集中
コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」では、「コワーキングプレス・ペンクラブ」がスタート、記事を書いていただける方を募集しています。
あなたの町のコワーキングのこと、行ったことのあるコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。
「あ、そんなら、ぼくも、わたしも書きたい」という方。ぜひ、上記ページから参加申し込みください。
ということで、今日はこのへんで。
(トップ画像:The Guardian)
ここから先は
最後までお読みいただき有難うございます! この記事がお役に立ちましたらウレシイです。 いただいたサポートは今後の活動に活用させていただきます。