コワーキングにも通用する起業家たちが「初心を取り戻せる」と絶賛する本:今日のアウトテイク#299(2024-09-12)
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定
#今日のBGM
#今日のコトバ
#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集開始
9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。
この講座は、自分たちにコワーキングが必要と考える人たち、そして、コワーキングを利用するコワーカーのカツドウを支援したいと考える人たちを対象にした講座です。
自分たちのローカルコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。
#Kindleでコワーキングコラム集Vo.1、ついに発行!
「今日のアウトテイク」からコワーキングネタだけをピックアップして、Kindle(電子書籍)でコラム集として発行するプロジェクトの第1号、ついに発行されました。
長短織り交ぜて52本を収録(先日、51本と書いてましたが、間違いでした)。文字数は68,132文字。ページ数にすると154ページ。
さっき見たら、「コミュニティ」と「職場文化」のカテゴリでどちらも4位になってました(!)。有難うございます!
ぜひ、読んでください。
で、レビューもいただけるとウレシイです。
よろしくお願いします!
#自慢話より失敗話を
最近、SNS、特にFacebookを見てて思うけど、昔は自分はこうだったとかいう、淡い思い出話ならまだしも、マウントばりの自慢話になってるのを気づかず投稿してる人がいる。
それより、昔はこんなにアホやった、という失敗話をして笑ってもらったほうが愛着持ってもらえるし、人生の先輩として尊敬されるのに。
と言ってる自分も無意識に自慢してるかもしれないので、次回使用、違う、自戒しよう。
ほら、アホやろ?
#(しつこいが大事なことなので)その後の「カメラを買いたい」案件
一昨日の「カメラを買いたい」案件だが、やっぱりあちこちで話題になっている。
このあと、いいねが9万を超え、フォロワー数が1.6万人にまでなったことをお伝えしたが、
その続きがまだあった。
この騒ぎ、いや、反響を愛媛新聞が報道した。
そうか、社員10人だったのか、よかったなぁ、と思ってたら、今度はあいTVがニュースで放送した。
番組のビデオは、YouTubeにはまだアップされていないので、ぜひ上記のページでご覧あそばせ。
そして、晴れて当初の希望だったモデルを購入したとのご報告が。
これにまた、じゃんじゃんコメントが入ってくる。それにいちいち律儀にコメントを返す広報さん、立派。しかも、その受け答えがユーモアと機知に富んでいる。
そういえば、その昔、オンラインショップのASPサービスの会社にいたころ、ユーザーサポートで毎日100件以上の問い合わせやクレームのメールに返信していたことを思い出した。あれはキツかったけれども、いい経験になったのは確か。それから得た教訓は、「人間、話せばわかる」だ。いや、ホンマ。
それはともかく、今回の「カメラ買いたい」案件の一連の流れで感じたのは、コミュニケーションは共感で成り立っている、ということ。当たり前のことだけど、それを目の当たりにした。
この件で、くだんのタクシー会社は、うちの車を使ってくれとは、一切、売り込んでいない。どころか、カメラは自分たちで買うから、いいねだけしてほしい、と言ってる。
ただ、「何より久万高原町の未来につながる何かをしたかったんです」という思いがあった。それが共感を呼んだのだと思う。
そのあとのコメントのやり取りが見える化されていたおかげで、カメラ以上のものを獲得した。お客さんではなく、人のつながりができた。同時にまちの認知度アップには大いに役立った。
しかし、それは広報さんという一個人からはじまってる。そこに仕掛けはない(と思う、あったらスゴイ)。きっと素のままの自分を表現することで人は共感するのだと思う。
マーケティングの方法はそれこそ山ほどあるけれど、一番大事なのは「共感」してもらうということ。そこに複雑な理論やテクニックやギミックは要らない。
人が反応するのは、やっぱり「人」だ。
#コワーキングにも通用する起業家たちが「初心を取り戻せる」と絶賛する本
コワーキングを運営していてナンだが、正直言うと、起業ものは若い頃はよく読んだけれども、ここ最近はほとんど読まなくなった。それでも時折、読み返す本の中にこれがある。
1998年にインディー系のミュージシャンのCDをオンライン販売する「CDベイビー」を起ち上げたデレク・シヴァーズ氏が、その10年後に2200万ドルで売却するまでに経験したことから得たインサイトを、簡潔明瞭なコトバで綴ったスバラシイ本。
小手先のハウトゥを語るものではなく、誰のためにそれをするのか、という根源的な問いが前提にある。お気づきかと思うが、今日の「今日のコトバ」はその彼のコトバ。
あ、そういえば、ぼくも1999年からネットショップをやってたときに、彼から何枚か仕入れて日本で販売したことがある。いま、思い出した。
ちなみに、デレク・シヴァーズ氏のことはここでも紹介している。
そうそう、あの有名な「社会運動はどうやって起こすか」というTEDでのプレゼンは彼がしたものだ。これは必見。字幕をONにして視聴あれ。
この本の冒頭に、10年間で育んだ哲学としてこうある。長いが大事なことなので引用する。
「ビジネス=お金」ではない。ビジネスで一番大切なのは、他者や自分にとっての夢を実現すること。
起業は、自分を成長させながら世界をより良い場所に変えていくための、すばらしい方法になる。
会社をつくるとは、ユートピアをつくること。そこでは、理想の世界をデザインできる。
決してお金のためだけに何かをしてはいけない。
自分の利益ばかりに目を向けず、誰かの役に立つことを考えるべき。
成功とは、改善と発明を繰り返すことによってもたらされる。うまくいかないことを繰り返してもたらされるものではない。
事業計画どおりには物ごとは進まない。世の中の本当のニーズは、実際にビジネスを始めるまではわからない。
お金がない状態からビジネスを始めることには利点もある。誰かを助けるのに、資金は要らない。
あらゆる人を喜ばせることはできない。堂々と対象を絞ろう。
自分がいなくてもビジネスが回るようにしよう。
何をするにせよ、本当の目的は幸せになること。ハッピーになれることだけしよう。
これを読んでビビビと来たら、ぜひ読まれることをオススメする。グッと来るインサイトがてんこ盛りだが、200ページもないし、メッセージがはっきりしてるのですぐに読めます。
ぼくはこの本に赤線を引きまくっていて、全部コワーキングにも通用すると思っている。そのひとつを挙げておく。
さて、はじめてコワーキングに来た人に対して、こんな風に対応できているだろうか?受付でWi-Fiのパスワードを渡すだけになっていないだろうか。コミュニケーションあってのコワーキング。それは、最初の瞬間からはじまっている。
ちなみに、はじめてカフーツに来た人に対するぼくの第一声は「どこから来たの?」だ。「え、◯◯から?遠いね。また、なんで?あ、仕事の都合で?」と、どんどん話す。話してるうちに、相手もぼくのことを「あー、こういう人なんや」と判ってくる。いわゆるアイスブレイクだ。まあ、生来、話し好きという理由もあるけれど。
こういうことは天性のものもあるけれど、「慣れ」もある。ぼくが提唱するコワーキングマネージャーの3つのホスピタリティ、「情報の提供」「人の紹介」「仕事の斡旋」も、ちゃんと経験を積めばできてくる。
あ、そうそう、そのことも、この講座ではお話するので、興味ある方はぜひ受講くだされたし。
ということで、今日はこのへんで。
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