フトンの中でコワーキングの原点に帰るべきと思い至った件:今日のアウトテイク#376(2024-11-28)
<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます
#今日のBGM
#今日のコトバ
#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」
コワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。
今回はこれまでの講座をさらにパワーアップしての全7回。さらにマンツーマンのコーチング付きのコースを設けました。
理論は判ったけれども、ではどう実践すればいいのか、という方もおられると思い、月に一回のZoomでのコーチングと、それに加えて随時、チャットで、主にコンテンツマーケティング、ブランディング、コミュニティ運営、イベント企画、等々、コワーキング運営上のよろず相談ごとに対して、個別にアドバイス、コーチングします。
単なる作業場ではなく、地域の人々の多様な活動と交流を支える「まちの拠点」としてのコワーキングスペースを実現したい方は、こちらをご確認の上、ぜひ受講ください。
#「仕事のやり方」を皆で開発したい
Facebookの思い出に、12年前のこんな投稿が流れてきた。
基本的には、「仕事のやり方」を皆で開発して、改善しながら共有したいという考えは今も変わらない。そのための舞台としてコワーキングがあると思っているし、スマホアプリ「cosac」もそのためのツールとして開発した側面を持つ。
で、その「cosac」のオンライン説明会やります。
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#「cosac」のオンライン説明会やります
全国のコワーキングスペースをネットワーク化し、イベント情報の共有と収益の再分配を実現するスマートフォンアプリ「cosac」のオンライン説明会を開催します。
このアプリのそもそもの目的は何か?どういう仕組みでそれが実現するのか?どんな機能が提供されるのか?
「cosac」はコワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩となります。
コワーキング関係者、特にコワーキングスペースの運営者の方、ぜひぜひご参加ください。ただいま、「月額利用料なしのお試しキャンペーン」中でもあります。
どうぞよろしくお願いいたします!
#フトンの中でコワーキングの原点に帰るべきと思い至った件
昨日、あるオンラインイベントに参加したあと、フトンの中でこんなことをツラツラ考えた。
コワーキングはやはりその根幹とするところでは、フリーランサー、小規模事業者、起業家、あるいはなにかテーマを持ってカツドウする、どちらかというと「個人」のためにあるものだということ。(ここでいう「個人」とは少人数のスモールカンパニーも含む)
彼らが仕事をするため、課題を解決するため、目的を達成するため、仲間を得、互いに手を貸し、相応の成果、収益を分け合うための協働、協業、共創関係を結ぶ仕組みであり、それを支援するための共同体、それがコワーキングだ。
その上で、あえて言ってしまうと、企業がコワーキングを利用するのは、言ってみれば余禄だ。
そもそも、企業はもともと組織なのだからそういう共同体のいち員になる必要が必ずしもあるわけではない。今、彼らがコワーキングを利用するのはあくまで「場所」としてであって、共同体への参加としてではない。
パンデミックを経て企業がコワーキングを利用するようになったことを寿ぐ空気が流れ、ぼくもそのことを好感していたが、そもそも利用目的が違うからコミュニティの一員にはならない。それは仕方がない。
コロナ禍以前は自律的な目的を持った利用者が持つ熱量が、コワーキングの活性度を高めていたが、コロナ禍以降、企業に勤める人、つまり個人の自発的理由からではない人が利用するようになり、コワーキング本来の「何かが起こる」感が希薄になった、と聞くようになった。
しかし、「場所」として利用している限り、それも仕方がない。もし彼らに、複業か仕事以外の目的ができたとしたら事情は変わってくるだろう。が、そうでない限り、コワーキングでなければならないという切実な希求感が沸き起ころうはずもない。
言い換えると、「コワーキングする人」と「コワーキングスペースを使う人」の違い、いや、「自発的にコワーキングする人」と「誰かの命でコワーキングスペースを使う人」の違い。
企業もしくは企業の社員をメインユーザーにするワークスペース、それはシェアオフィスであり、フレックススペースであって、厳密にはコワーキングとは言い難い。
それより、むしろコワーキングを自分たちのカツドウのステージとして必要とする個人コワーカーを応援することに注力したほうが、時間はかかるとしても、この「コワーキングの5大価値」を提供する本来のコワーキングとしての役目が果たせると同時に、いずれこの社会の一定の%を占めるようになるであろうコワーカー層を厚くすることにつながると思う。
大企業がコワーキングを利用することで、一気に利用者が増え、収益性を高め、維持継続を可能にすることを期待する気持ちは判る。判るが、仮に大挙企業ワーカーが押し寄せたとしたら、売上は増えたとしても、もうコワーキングではなくなる可能性は高い。
それよりも、ひとりでも多くの個人を支援し、大企業に属さなくても仕事仲間を募って仕事するという働き方、生き方もあるのだということを社会に示すことが、これからの時代の(フリーランサーに限らず)新しいワークフォース(労働人口)を構成することになるのだと思う。
これは、以前にも書いたと思うが『フリーエージェント社会の到来』でも論じられていた。
得意分野を持つフリーエージェント(フリーランサー)が相互に組んでチームを成して役割分担し、仕事案件をこなすというワークスタイルが、いずれアメリカでも当たり前になる、という2000年の予言の書。ここに「コワーキング」という言葉は出てこないが、まさにそうなってる。
繰り返すが、必ずしもフリーランサーに限ったことを言ってるのではない。大きく「個人」で考えたい。今後、会社員は減る。企業も求人しなくなる。そのぶん「個人」でカツドウする人が増える。そこにフォーカスしたい。
ただ、企業に勤める人が「コワーキングスペース」を使ううちに「コワーキング」に目覚めることも大いにあり得る。するとこれまでになかった「知の再結合」が生まれる可能性もある。そこは期待していいと思う。
コワーキングは個人のカツドウをサポートするスキームであり、ハブであり、コモンズであり、だからコミュニティだというぼくの考えは、これからも変わらない。
というか、コワーキングとはそもそも、そういうことだ。企業ではなく、個人利用者をサポートすること、そのことに注力するべきだということ。あー、つまり、2005年8月9日の原点に帰る、ということ、か。
…と、ここまで考えて眠くなったので寝た。
続きはまた書くかもしれない。
#コワーキングプレスの「ペンクラブ」メンバー募集中
9月に募集開始したコワーキングプレスの「ペンクラブ」がようやく始動、今日、最初の記事が公開された。
これはプロのライターが取材して書く記事とは別に、日頃、コワーキング界隈でカツドウ(仕事に限りません)する人が、コワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただくクラブ活動。
あなたの町のコワーキングのこと、行ったことのあるコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。
日本の各地にペンクラブのメンバーがいて、時折、ローカルの情報を投稿していただき、共有する。ある種、コワーキングだけのSNSみたいな感じもするが、しかし、あくまでもウェブメディアとして皆で運営していく所存です。
「あ、そんなら、ぼくも、わたしも書きたい」という方。ぜひ、こちらから参加申し込みください。
よろしくお願いします!
ということで、今日はこのへんで。
(トップ画像:Louise Viallesoubranne)
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