今日のアウトテイク#115「大事なのはオフィス文化より生き残ること」ほか【メンバーシップ特典】(2024-03-12)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

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4月のライブのチケットをぴあで買った。ぴあ。何年ぶり?


#今日のBGM

#今日のコトバ

#インスピレーションとは、毎日働くことの報酬にすぎない。"
(シャルル・ボードレール)

#書けないと言いながら書いてる

眼底検査したので、終わっても瞳孔が開いてて、光が眩しい。
とてもではないが、画面見ながら文字なんか書けない。
ちょっと休憩しよう。

と言ってから1時間が過ぎたけれえど、まだ眩しい。
やれやれ。

#それはやりがいとは言わない

うーん、そうかなぁ。

それ、やりがい、て言うのかなぁ。違うと思うけどなぁ。

やったことのない仕事を月1回で4時間から6時間、月で換算すると5〜6,000円、てことだから、言ってみれば趣味みたいな感覚かな。スキマ時間で少し稼いで、その日のうちに使ってしまうことで、お金が天下を回るのはいいことだけど。

ただ、おいしいものを食べたり、普段使わないようなところにお金を使うのは、本来の仕事で稼いだ中でするほうがハッピーじゃないのかな、と思ったりするけどどうなんでしょね。

そもそも低賃金で余裕がないところをスキマバイトでカバーしてるのを、どうも美化してる気がする。もしかして、これ、自民党のプロパガンダじゃないのかしらね。違うかな?疑りすぎ?

#じっくり時間をかけた口コミのパワー

すごく参考になると思って読んでたんだけど、後編は読んでない。

2011年に販売開始した商品が、ここ2年のオーガニックの口コミだけで売り上げを爆発的に伸ばした、という話。

発売当初の販売数は年間10万本強だったのが、21年には約21万本まで成長した。Xでバズった22年には60万本、そしてベストコスメ大賞を獲得した23年には250万本と、この2年間で10倍以上の伸びを見せる。

2年間で10倍て、そらすごい。で、ビビビときたのは広告を出さない判断をしたこのくだり。

1つ目は、せっかくオーガニックの口コミで広がっているのに、広告で見たら顧客が冷めてしまうと考えたこと。
2つ目に、ユニットエコノミクス(1顧客あたりの採算性)が合わないため広告を打てないという判断をしたことがある。

口コミの自然な流れをそのまま信じるか、ここはいっちょうドカンと仕掛けるか、まさに経営者の判断力が問われる。この場合は、正しい選択をしたんですね。

もうひとつ、ここも重要なインサイト。

「お客さまは正式な商品名なんて覚えていないんですよね。カタログ見て『エッセンスインヘアミルクください』と話す方はほとんどいなくて、皆さん『あのピンクのヘアミルクください』とおっしゃるんです。

 「マーケティングで最も難しいのは想起。お客さまが『髪が乾燥している。痛んでいる』と思った時に、思い浮かぶ商品になることがすごく大変なんです。せっかく『オルビスのピンクのやつ』と思い浮かべてもらえるのですから、パッケージの変更はしませんでした」

『あのピンクのヘアミルク』と思い出してもらうことのほうが、名前を覚えてもらうことよりも大事ということ、なるほど〜、て思うでしょ。

目先を変えることが、長くビジネスを続ける常識のように思われるかもしれないが、こうしてじっくり時間をかけてユーザーとの縁をつなぎ維持していくためにはどうするべきか、いや、どうしないでおくべきか、を考えることが肝要だと。

これ、コワーキングも例外ではないですね。参加するメンバーによって、日によって顔を変えるコミュニティだから、変化を恐れてはいけないけれども、ユーザーが評価している、そのコワーキングの芯のところにある価値は徒にブレさせてはいけない、ということ。勉強になります。

で、この続きの後編を読もうと思ったら、会員登録しろと出たので、おとなしく入力してたら、生年月日だ勤務地だ業種だ職種だ役職だ従業員数だと必須項目が並んでたので速攻でやめた。

無料でここまで、あるいはこれ以上の情報を求めるところは要注意。ここで離脱する人多いの、判らんのかなぁ。

#大事なのはオフィス文化より生き残ること

「我々の知っているオフィス文化は死んだ」という刺激的なタイトルの記事が、Z世代の実態を伝えていて実に興味深い。

「企業はオフィスの役割を再定義するのにとても苦労している」とあって、従来のオフィスとは違う概念が必要だと訴える。

オフィスワークに興味がある、あるいはオフィスワークをする必要があるワーカーは、2020年以前にオフィスカルチャーを定義していた特典の多くを求めていない。特に若い従業員にとってはそうだ。

特典というのは、社員専用のラウンジや食事、オフィス内でのハッピーアワー、あるいは「家族」の感覚を育むことを目的とした豪華な保養所やチームビルディングの練習などなど。かつてはこれらがワーカーを惹きつけていた。

若い従業員とは、特にZ世代を指す。この世代は自分たちの要求するものを主張することに抵抗感がない。

多くの企業はまだパンデミック前に労働者を魅了したものを取り戻すことに固執しているが、多くの従業員は後戻りすることに興味がない。
卓球台や冷たいビールの代わりに、従業員はフレキシブルな仕事、公平な給与、そして数年前に求めた特典よりも人間性を重視した職場を求めているのだ。

言うまでもなく、パンデミックでリモートワークを経験したことで社員に自律性が芽生え、ワークライフバランスを真剣に考えるようになったのが原因だ。

また、同じ理由で物理的なオフィスのあり方、あるいは会社のオフィスと在宅勤務、もしくは第3のスペースでのハイブリッドワークについても、時代に即した変革を求めている。当然の成り行きだと思う。

Z世代は、「性別にとらわれないトイレ、環境に配慮したスナック・オプション、コミュニティ形成の機会を提供するスペースなどのアメニティ」を必要と考え要求する。「パンデミック以前は、人々は仕事だけに集中 していたのです」というコンサルタントの言葉がこのギャップを的確に説明している。

それより、「あ」と思ったのはここだった。

若者の労働人口が増えるにつれ、彼らは過去のオフィス文化に興奮しないだけでなく、それを経験したこともない。

つまり、「リモートでないオフィス文化を知らない」。←ここ、迂闊でしたが、そうですね。

Z世代は、前述のような「特典」よりも給与や健康管理、フレキシブルな休暇など、目に見える福利厚生に関心がある。だから、かつてのオフィス文化への回帰などほとんど興味がない。

ある従業員の言葉が重く響く。

「文化がクールであることは言うまでもありませんが、結局のところ、私たちは生き残る必要があるのです」

安易なRTO(リターン・トゥ・オフィス)はこうした若い世代の反感を買うだけで、有能な人材を失うことになりかねない。それより、ハイブリッドワークを導入して、自宅に近いコワーキングスペースを使うようにしたほうが、雇用者、従業員双方にとって絶対いい。

ということで、今日はこのへんで。

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