見出し画像

今日のアウトテイク#165「空き家を使ってコワーキングしよう」(2024-05-01)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

5月もまた「移働」の予定がぼちぼちと。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"世界を変えたいから、私たちはリスクを冒す。食べ物は普遍的な人権であり、お互いに食べさせ合い、一緒に料理し、食べることが私たちを人間たらしめるのです。
一皿の料理は希望の皿であり、どこかの誰かがあなたを気にかけているというメッセージなのです。"
(ホセ・アンドレス / ワールド・セントラル・キッチン創設者)

"We take risk because we want to change the world. Food is a universal human right - feeding each other, cooking and...

Posted by HELL AND EARTH on Monday, April 29, 2024

#0円物件をコワーキングに使ってみるか

昨日、家人がただ『みんなの0円物件』とだけ書いたメッセージを送ってきた。は?

あとで聞いたら、不要になった不動産物件を0円で譲ります、いただきます、のマッチングサービスがテレビで紹介されたらしく、ここに問い合わせが殺到していたらしい。

と思ったら、今日、この記事が。非常にオモシロイので、一読いただきたい。

こういう不動産の相続に絡む話、皆さんも身に覚えがあるのではないかな。まさに負動産。。

で、その後編がまた読ませる。これも読んでいただくとして、

ビビビと来たのは「みん0サポーター制度」。ちょっと長いがコピペする。

ユニークなサービスとして「みん0サポーター制度」がある。

 物件を登録した人が遠方に住んでいる場合、その土地の状況を確認したり、写真を撮影したりすることが難しい。その場合、「みん0サポーター制度」を活用すれば、その土地の近くに住んでいるサポーターが、土地の持ち主に代わって写真撮影や現地調査に行ってくれる。

 しかし、旅費や調査費は全て自腹で、報酬の代わりとして、調査物件の優先交渉権を与えられるのみ。0円物件を0円で調査してくれるボランティアがいること自体に驚かされた。そんな稀有な人は数えるほどしかいないと思っていたが、現在、「みん0サポーター」の登録者は全国に約1500人いるという。

 調査を請け負う人の事情も様々である。0円の物件を好奇心で見たい人、みんなの0円物件のSDGsのコンセプトに共感してくれた人。

「意外に多いのが『外出したいけど、外出する理由がない人』です。0円物件を調査しに行くという大義名分があれば、日帰りでも泊りでも、外出する理由ができますからね」(中村さん)

 誰にも見向きもされない負動産は、旅の目的にもなっているようである。

(出典:文春オンライン)

オモシロイ。0円物件を0円で調査してくれるボランティアが、なんと1500人もいる。世の中、判らないものですね。というか、何事もやってみないと判らない、ということかと。

そして、最後のところ。お荷物でしかなかった負動産が、他の人にとっては違う価値をもたらすこともある、ということ。ここ、大事。

要は、視点を変えてみようということ。視点を変えて、0円物件をコワーキングに使ってみるというのはどうかな。まあ、原野は無理だけど…、いや、アウトドア派ならOKかも。

もうひとつ、不動産ネタを。

#空き家を使ってコワーキングしよう

「国内の空き家の割合は過去最高の13.8%」と率で聞くより、「空き家の数も5年間で50万戸増の899万戸と過去最多」のほうが実感があるかも。いずれにしても、日本中でどんどん空き家が増えてる。

ランキング表で見ると、和歌山県、徳島県、山梨県、鹿児島県、高知県が軒並み20%を超えている。5軒に1軒が空き家ってこと。ちょっと怖い。

人のことは言ってられない。ぼくの地元、兵庫は13.8%で全国平均値らしいが、それも時間の問題だろう。

ところで、これを軒数で見ると、空き家率11.0%で全国44位にある東京でもすごいことになってる。

総住宅数が820万戸ある東京都の空き家数は2023年10月時点で、なんと89万8千戸もある(!)。18年の前回調査から11%も増えていて、増加率は6.9%と沖縄県に続いて全国で2番目に高い。

というか、日本全国で空家が899万戸だから、そのうちの10%が東京にある(!)という事実。空き家問題と聞けば、地方、つまり田舎の問題だと考えがちだが、実際はそんなことは全然なくて、都市圏でも深刻であることは変わらない。

空き家の中でも問題なのが老朽化や破損している物件だ。放っておくと倒壊や景観悪化など周辺に悪影響を与えかねない。この記事によると、都内の「腐朽・破損あり」の空き家は10万5千戸らしい。

それで思い出したのが、例の「空家等対策特別措置法」だ。

ここにも書いたが、

以下のいずれかに当てはまる空き家は、「特定空家等」と定義され、

・そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

「管理不全空家」として勧告を受ける可能性があり、固定資産税の住宅用地特例が解除され、これまでの6倍になる可能性がある。

そんな中、日本の空き家と外国人をマッチングするサービスも現れている。

まあ、これはこれでひとつのソリューションではある。

いずれも、空き家を住まいとして提供することを想定しているけれども、そもそも人が減ってるのだから、他の活用の方法を考えたほうがいいと思うのだが。

例えば、改装してコワーキングとして使うのはどうか。

コワーキングは何も都市圏だけにあるのではない。いや、かつてはそうだった。が、パンデミック以降、リモートワークやハイブリッドワークが常態化するに連れて、むしろ自宅近くの、生活圏内にあるコワーキングのニーズが世界中で高まっている。

町内にひとつはコワーキングがある社会が理想。そこを地元住民のいろんなカツドウの拠点として使う。

仕事だけではない。学びも育児も健康もものづくりも、その他、各人のやりたいこと、果たしたいことを仲間を得ながら実現していく、そのためのインフラとして、コモンズとして、つまりコミュニティとして、地域住民がチームとなってコワーキングを開設し運営する。

この曼荼羅図にハマる人は必ず地域にいる。その人たちの拠点として空き家の再利活用は検討する価値は大いにある。

もちろん899万戸は無理だが、1軒でもコワーキングがあれば、その地域のコミュニティが活性化し、このままだと寂れていくばっかりの町に活気を取り戻せるはずだ。

要するに、コワーキングはまちづくりのためにも必要なのだ。

問題は空き家を減らすことではなくて、カツドウする人たちをどう支援していくか。そこにコワーキングは大いに役立つ。

そういえば、ウルグアイにはこういう事例もある。

これなんかヒントになるんじゃなかろうか。

ということで、今日はこのへんで。

ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

最後までお読みいただき有難うございます! この記事がお役に立ちましたらウレシイです。 いただいたサポートは今後の活動に活用させていただきます。