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デジタルノマドビザも次のフェーズに入った…と思ったら名称だけだった件:今日のアウトテイク#361(2024-11-13)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます


#今日のBGM

#今日のコトバ

"知っていても行動しなければ知らないに等しい。"
(王陽明)

(Photo:patagonia)

#全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリ「cosac」が運用開始

かねてより開発、テストを実施しておりましたスマホアプリ「cosac」の運用を、11月1日からスタートしました。

これは全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリです。

コワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩とします。

上記のサイトをご覧いただき、ぜひ、「cosac」にご参加ください!

#コワーキングプレス 「ペンクラブ」メンバー募集開始

今回、コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」にて、全国各地のコワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただく「コワーキングプレス・ペンクラブ」のメンバー募集を開始しました。

ペンクラブのメンバーは、モノを書くからと言って必ずしもプロのライターさんでなくても構いません。書くことがお好きなら、そしてコワーキングに愛着を感じておられる方なら、どなたでもご参加いただけます。

あなたの町のコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。それに「あなたのこと」「あなたのお話」をぜひ読ませてください。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。

ぜひ、ご参加ください!

#デジタルノマドビザも次のフェーズに入った…と思ったら名称だけだった件

カザフスタンがデジタルノマドに門戸を開いた。その名も「ネオ・ノマド」ビザ。「ネオ」って何が「ネオ」なんだろう。

(出典:TRAVEL + LEISURE ASIA)

で、そのカザフスタンって、どこ?

ロシア、中国、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタンと国境を接した中央アジアに位置する、人口約1,900万人(2023年時点)の内陸国。

面積が世界第9位でこんなにデカイ。(地図をクリックするとよく判ります)

同国はこのビザにより、リモートワーカーに最長1年間の滞在と就労(※後述)を許可する。 最低3,000米ドルの安定した収入と健康保険に加入し、犯罪歴がなければ、プログラミング、マーケティング、デザイン、コンサルティング、Eコマースなどの分野のリモートワーカーは「ネオ・ノマド」ビザを取得できる。

カザフスタンは、このプログラムによる年間収益が730万米ドルと予測し、毎年約500人のリモートワーカーがこの新しい機会を利用できると、その経済効果についてはいたって楽観的、というか、強気。

デジタルノマドビザについては、過去に何度か書いている。(そういえば、久しく書いてなかった)

一方で、自国民の及ぼす悪影響もまったくないわけではない。

デジタルノマドビザは、パンデミックの流行中にヨーロッパ各国で発行され始め、2024年4月時点では50ヶ国が発給していると言われている。

そんな先行事例を追ってカザフスタンも参入してきたわけだが、しかし、なぜ、今だったのか?そのへん、よく判らない。というか、詳細なことはまだ確定していないらしい。

で、観光・スポーツ大臣のYerbol Myrzabosynov氏は、「カザフスタンの目標は、デジタルノマドが国を探索する機会を作り、文化交流と経済的利益の両方をもたらすことだ」と強調している。

ただ、別の報道によると、

リモートワーカーは外国企業に雇用されたまま、カザフスタンに最長1年滞在することができる。これにより、カザフスタンの文化や生活にどっぷり浸かることができるだけでなく、カザフスタンに経済的利益をもたらすことになる。
「ネオ・ノマド」ビザを利用する外国人は、国内の労働市場で職につくことなく、カザフスタンに居住し、消費することになり、これはこのプログラムの重要な側面である。

とあって、国内のワーカーとのコラボティックなことは想定しないようだ。つまり、単にリモートワーカーの消費狙いのようで、いつも言ってる「知の再結合」が目的ではないみたい。どこかの国と一緒だ。実にもったいない。

外から来たワーカーと地元のワーカーをミックスすることで新しい価値を生み出す「知の再結合」。ヴェネチアが言い出したことだが、インドネシアや台湾でも、自国内での就労を許して、むしろこれまで欠けていたものを生み出そうとする、これまさに「コワーキングの5大価値」のひとつであるコラボだ。

こういうロケーションにある国もデジタルノマドを誘致し出したので、いよいよデジタルノマドビザも次のフェーズに入った、と思ったのだが、どうやらそうでもないみたい。

ちょっと残念。

#ポップアップ・コワーキングとリモートコワーキング

今日、とある人とチャットしてたら、期せずして「リモートコワーキング」という言葉が出た。

なんか、「リモートコワーキング」っていい響きですよね。

つまり、コワーキング主宰者が、特定の場所を持たずに、出かけて行った先で場を設える。そこに、コワーカーを呼んでコワーキングスペースをやる。言ってみれば、出張コワーキングだ。

ぼくは、これからコワーキングスペースをやりたいという人には、いきなり物件を借りずに、まずはイベントとして開催して人を集めることからはじめることをオススメしていて、講座でもそう言ってる。

それを、「ポップアップ・コワーキング」と言ってるのだけど、「リモートコワーキング」と言ってもいいかも。

いや、待てよ。「ポップアップ・コワーキング」はどっちかというと、同じ町の中で毎回場所を変える、というイメージだけど、「リモートコワーキング」はもっと距離のある他の町に出かけていって、それこそワーケーションみたいにやる感じかもしれないなぁ。

ま、そんなことを、ちょっと思ったので、メモ。

#Kindleでコワーキングコラム集Vo.1、販売中!

「今日のアウトテイク」からコワーキングネタだけをピックアップして、Kindle(電子書籍)でコラム集として発行するプロジェクトの第1号、販売中です。
ぜひ、お読みになって感想などお聞かせください!

ということで、今日はこのへんで。

(トップ画像:Matej Klíč

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