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秘密基地のコンセプト『集めて 混ぜて 繋げて 尖らせる』はコワーキングの真髄そのもの:今日のアウトテイク#360(2024-11-12)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます


#今日のBGM

#今日のコトバ

"道化師が宮殿に移り住んでも、王様になるわけではない。
宮殿がサーカスになるのだ。"
(トルコの諺)

#全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリ「cosac」が運用開始

かねてより開発、テストを実施しておりましたスマホアプリ「cosac」の運用を、11月1日からスタートしました。

これは全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と、その売上・収益を再分配するスマホアプリです。

コワーカーの小さな行動のひとつひとつが、コワーキングならびにコワーカーの相互扶助を促進し、いずれひとつの経済圏を構築するその一歩とします。

上記のサイトをご覧いただき、ぜひ、「cosac」にご参加ください!

#コワーキングプレス 「ペンクラブ」メンバー募集開始

今回、コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」にて、全国各地のコワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただく「コワーキングプレス・ペンクラブ」のメンバー募集を開始しました。

ペンクラブのメンバーは、モノを書くからと言って必ずしもプロのライターさんでなくても構いません。書くことがお好きなら、そしてコワーキングに愛着を感じておられる方なら、どなたでもご参加いただけます。

あなたの町のコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。それに「あなたのこと」「あなたのお話」をぜひ読ませてください。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。

ぜひ、ご参加ください!

#秘密基地のコンセプト『集めて 混ぜて 繋げて 尖らせる』はコワーキングの真髄そのもの

先日、為末大さんのこのTweet、あ、ポストか、このポストに結構な反応があったみたいだが、コメントを見ても同じことを感じてる人が多いことが判る。

というぼくも、ウンウンと頷いていいねしたのだけど、こういう不躾な質問を平然とする人ってまだいるんですね。そのことにオドロイタ。なんと世間が狭いというかコドモというか。

卒業した大学で人をクラス分けするような愚問は、差別のはじまりに聞こえる。それが自分の品性を疑われる行為だと、なぜ気づかないのかというと、それはそういう人としか付き合っていないから。つまり、世間が狭い。そっちのほうが問題だろう。

第一、大学卒が、いまどきどんな値打ちがあるのか、って話。

大学卒がもてはやされたのはもはや遠い過去の事で、今どきかつての高度成長期みたいなこと、あーつまり、ぶっちゃけて言うと、どこでもいいから大学と名のつくところを卒業しとけ、そしたらどこかの企業に潜り込めるから、というようなことはないんじゃないか。

大学に行くにしても、自分なりの目的意識を持って4年を過ごさないと、それこそ時間の無駄になる。人生は一回しかない。時間は有限だ。自分のやりたいこと、行きたい方向があるのなら、なにもわざわざ大学で道草を食う必要は欠片もない。

大学に行くことが社会への入口になってるように思われてるかもしれないが、そんなこと全然なくて、為末さんも言ってるように、大卒ってわずか2割しかいなくて、そうじゃない人もいるから社会って(曲がりなりにも)成り立ってるわけで。

まして、どこを卒業したか、なんてのは、もうあんまり意味のない問いだと思う。それより、世間に出て何をしてきたか、そして何をしていくのか、じゃないかしらね。

こういう話題のときに「そもそも〜」と必ず出るのが教育制度のことで、だいたい、小学校にはじまる教育制度からして古すぎる。戦後の復興期ならいざ知らず、21世紀にもなって個人の特性を伸ばすことをしないで、いまだにみんながみんな同じように平均点を取るような制度のままなのはいかがなものか。

そりゃ、大量生産・大量消費の時代に工場就労者を大量に必要とした頃ならそれでよかったかもしれない。けれど、今や単純作業はITやAIが取って代わる時代に、「作業」するだけ、もっと言うと思考しない機械のような労働力を作ることが、もしかしたら開花するかもしれない才能を、むざむざ無駄にしてしまう危険性、それつまり、その人の人生を潰してしまうことになると、なぜ考えないのか。不思議で仕方がない。

で、そんなことしてるから、結局、どの教科も60点ぐらいで満足してしまう人を作ってしまう。

そうではなくて、その子の特性を見出して、そこを伸ばしてあげるカリキュラムがあってしかるべし。人と違うことを奨励するようなカルチャーがなければ、その枠組にハマらない人は、それこそ孤絶してしまうし、生きづらくなってしまう。そんな社会でいいはずがない。

人と違っていい。むしろ、違うほうがいい。なぜなら、違うものを持ってる人たちが集まることでこの社会は成り立っているから。お互いを補完し合う、助け合うことで、我々はなんとか生きている。それこそコラボで世の中はできている。

だから、ぼくはコワーキングが世の中になくてはならないものだと言っている。それはコワーキングがこの5つの価値を生み出すしくみであり、人間が生きていく上で最も必要なものを得られるからだ。

てなことを考えていて思い出したのが、福岡県北九州市小倉のコワーキング「秘密基地」のコンセプト。それはこれ。

『集めて 混ぜて 繋げて 尖らせる』

それぞれ違う属性にあり、違う得意領域を持つ者たちを集めて、混ぜて、つなげて、尖らせる、そうして全体で完璧なカタチとなる、という意味。各自が持てる能力を寄せ合って新しい価値を生み出し、それを世に問う、そういう想いが込められている。

ぼくはこれを聞いたとき(かれこれ8年前か)、なんとスバラシイ言葉だろう、と感動した。そして、これそのままコワーキングの真髄じゃん、と思った。

秘密基地のサイトにこういう言葉がある。

新しいものを創り出そうとする時、まだそれが理解できない人たちとの間に生じるギャップなど、生みの苦しみがつきものです。例えば、新しい生き方・働き方をしたいと思っているのに、親や友人、会社の上司に理解されない、など。

秘密基地はスタッフだけでなく、ここに集う人たち=仲間が、新しい時代を生きようとする人々を常に勇気づけています。どのようなことに迷い、どのような未来が見えているのか、そこに寄り添い、一緒に考え、前に進むきっかけを見出してくれる人がたくさんいます。

長らく続いているような古い枠組みに囚われた人たちが開放され、多様な社会を成立させる「間」に着目し、「人と人」、「人と社会」を新しい関係で結ぶことを可能にするのが、コワーキングスペースの役割だと考えています。

まったく同意しかない。「人と人」、「人と社会」を新しい関係で結ぶことを可能にするのが、コワーキングスペースの役割、まさにその通り。

大事なのは、「スタッフだけでなく、ここに集う人たち=仲間が、新しい時代を生きようとする人々を常に勇気づけています」←ここ。仲間なのだ。そして、仲間の力も借りながら継続的に運営するコワーキングをインディー・コワーキングという。

そして、こう結ばれている。

今、この時代に生きる仲間のチャレンジにリスペクトをもって。

『集めて 混ぜて 繋げて 尖らせる』

多様性こそがコワーキングの価値であり、その世界観や効果はもっと社会に貢献できると確信しています。

そう、ぼくも確信している。

大学卒であろうがなかろうが、違ったものを持っている人をつなげることで生まれる新しい価値、それを大事にしたい。

それを実現するのがコワーキングだ。

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「今日のアウトテイク」からコワーキングネタだけをピックアップして、Kindle(電子書籍)でコラム集として発行するプロジェクトの第1号、販売中です。
ぜひ、お読みになって感想などお聞かせください!

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:秘密基地)

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「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」では、これからのコワーキングとその周辺に…

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