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プロファイルしてるコワーキングマネージャーだから編集できる:今日のアウトテイク#329(2024-10-12)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます


#今日のBGM

#今日のコトバ

"怠惰は野心を殺す
怒りは知恵を殺す
恐れは夢を殺す
エゴは成長を殺す
嫉妬は平和を殺す
疑いは自信を殺す

さあ、今度は右から左に読んで。"
(出典不詳)

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Posted by sorelaxedshort on Saturday, October 5, 2024

#Kindleでコワーキングコラム集Vo.1、販売中!

「今日のアウトテイク」からコワーキングネタだけをピックアップして、Kindle(電子書籍)でコラム集として発行するプロジェクトの第1号、ついに発行されました。

ぜひ、お読みください!

#プロファイルしてるコワーキングマネージャーだから編集できる

今日、これを読んでて、思い当たることがあった。

これ、というか、この中で引用されている、こっちの記事の今はなき「ちくさ正文館書店」の古田さんの言葉だ。

それは、ベストセラーに目を向けない選書、棚づくりで、業界では「古田棚」の異名をとった、というくだり。

ジャンルや作家で分けて並べるんじゃなくて、“傾向”で棚をつくっていくこと。短歌ならこの作家、外国文学ならこの人と、それぞれのジャンルのキーパーソンをまず押さえて、そこから掘り下げていくのは意識していました。

“傾向”で棚をつくっていく、という発想は、コワーキングの運営にも言えるのではないか。

コワーキングにはさまざまな属性の人がやってくる。それはお馴染みの「コワーキング曼荼羅」で示される。

IT系の起業家も来れば、子育て中のママさんワーカーも来るし、ハンドメイドで作品を制作・販売する人も、学生も、行政書士の先生も、旅の途中のデジタルノマドも来るし、町内の飲食店主も来る。

いわば、それぞれがそれぞれの得意分野を持つ作家のようなものだ。大概は、同じ職種の人たちが集まれば、共通の話題もあったりして話もしやすいので、そこにいわば一つのジャンルが出来上がる。クラスタとも言ったりする。

けれども、何かの拍子に、それまで交差することのなかった者同士が接続して、互いに興味を持ち、協力できることに気づいて、新たなカツドウを一緒に始めたりすることもある。

そういうセレンディピティが起こる、起こすのもコワーキングの役割でもあるわけで、だからコワーキングは個々の利用者がつながるように、つまりコミュニティとして運営されるのが望ましい。

いわゆる「コワーキングの5大価値」で言うところのコラボだが、例えば、同じ棚にちょっと毛色の違った、パッと見ではつながりそうにない、しかし、実は底のところで共通するものを持つ本を意図的に並べることで、そのことに気づいていなかった読者の注意を誘うというようなことが、コワーキングでもできる。

もちろんそこには、選書する人の、引き合わせる人のセンスが求められるけれども、それには、日々、コワーカーと交わす会話が重要な手がかりになっている。

つまり、その人のことをどれだけ知っているか、理解しているか。コワーキングマネージャーの重要職務の一つ、プロファイルだ。←これは講座では、毎度、うるさいぐらいに言ってる。

「お客様」というマス(一団)の中の「名無しの誰かさん」ではなくて、明確にどこそこの何をしている「◯◯さん」と認識しているということ。

そのデータがあるからつなげることができる。人をつなぐのはコワーキングマネージャーの3つのホスピタリティのひとつ。

これね。

1:情報の提供
コワーカー(利用者)のビジネスに役立つ情報を漏らさず提供する。そのために、日頃から多様なニュースソースを持ち、日々、チェックを怠らない。
2:人の紹介
忙しくて手が回らないコワーカーや、得意分野ではないスキルが要求される案件をもつコワーカーに協業できるパートナーを紹介する。
3:仕事の斡旋
逆に時間を持て余しているコワーカーに仕事を紹介して応援する。と同時に、その案件にコミットしてコワーキングスペースの収益向上に貢献する。

で、何かと何かをつなぎ合わせてまた別の価値を生み出すということ、それつまり、編集するということだと思う。

考えてみれば、世の中のことの多くは編集されてできている。すでにあるものを足したり引いたり掛けたり割ったりして、なにか他のもの、新しいコトに仕立て上げる。ゼロから生み出すって、なかなかない。だいたい、誰しも誰かの手を借りて、そこに存在している。

実は、ここがコワーキングマネージャーの一番重要かつ楽しい仕事であり、コワーキングの存在意義だ。なので、ここにビビビと来る人はコワーキングマネージャーに向いているはず。

古田さんもあらゆるジャンルの本を熟知しているから、「古田棚」として選書できる。それと同じ、コワーキングでも多様なタレント、キャラクターを混ぜ合わせることで、そのコワーキングならではのユニークな「棚」ができる。←これ大事。

そしてそこにコワーキングマネージャーの個性もにじみ出る。そうすると、きっと「古田棚」のようにネーミングされるかもしれない。それつまりブランディングだ。←これも先日の講座のテーマだった。

ちなみに、そのプロファイルは、なんということはない雑談から始まる。当たり前の話だが、コミュニケーションがあるから情報収集できる。だから、運営する側とコワーカーの間に会話があるかないかで、ぜんぜん違うコワーキングになる。

「いらっしゃませ。こちらがWi-Fiのパスワードです」だけで、会話が終わっていないだろうか?

そのあとを続けよう。
そこに宝の山が眠っている。

#お寺だって出版する

へ〜、東本願寺って出版してるんですね。

偶然見つけたのだけど、まあ、いまどき不思議でもないか。ないですね。

この号は読みたいけれど、どこかの書店に置いてないのかしら。
いっそお寺まで、行くか。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Huseyin Akuzum


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「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」では、これからのコワーキングとその周辺に…

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