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野球カステラ愛とコワーキングに寄せる共感について:今日のアウトテイク#235(2024-07-10)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※今日のおやつは美味しかった。


#今日のBGM

事件です。

9月20日に、Bob DylanがThe Bandと組んだ1974年のツアーの全録音が27枚のCD BOXでリリースされる!

Dylanはぼくの最大のアイドルだが、その長いキャリア(現在、83歳でまだツアーに出てる!)の中でも、この時期のThe Bandとのコラボが一番好み。今日のBGMの「Forever Young」はそこから先行リリースされた1曲。めちゃイイ。

そのツアーの一部は、すでにライブ盤としてリリースされている。ぼくの愛聴盤でもある。

のだが、今回、その全ステージをBOXセットにして出すという暴挙、いや、快挙。しかも、全431曲のうち417曲が未発表て、あのね。やることがエグすぎる。

9月20日にはストリーミング・サービスでも配信されるらしい。となると、カフーツのBGMは当分これオンリーになる。

しかし、50年前の音源がこうして蘇ってくるって、やっぱり残しておくものだな、としみじみ思いますね。

#今日のコトバ

"もし誰かがもうすでにやってるのなら、君にもできるってことだ。"
(ゲイリー・ヴェイナチャック)

If anybody ever did it, then you can too.

Posted by Gary Vaynerchuk on Wednesday, July 10, 2024

#cosacの説明会ビデオを公開しました

コワーキングのイベント情報の共有と収益の再分配を実現するアプリ「cosac」の趣旨説明と、簡単な操作方法の解説ビデオをYouTubeに公開しました。途中、右往左往しながら56分22秒ありますが、ぜひご覧ください。

で、ただいま、ベータ版テストに参加いただけるコワーキングスペースさんを募集しております。

#cosacベータ版リリース 、テスト参加いただくコワーキングスペース募集中!

全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と収益の分配を実現するアプリ「cosac」のベータ版では、テストに参加される「コワーキングスペース」を募集しております。ベータ版テスト用アカウントは無料です。

参加ご希望のコワーキングスペースの方は、ぜひ、下記のページからお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。

#野球カステラ愛とコワーキングに寄せる共感について

今日、お越しになった方から、昔懐かしい「野球カステラ」をいただいた。

なにそれ?と思われる方もおられるだろうが、「野球カステラ」は瓦煎餅(かわらせんべい)店で製造・販売されている、グローブやバット、ボールなどの野球用具の型で焼き上げた一口サイズのカステラのこと。大正10年に神戸で生まれたらしい。

詳しくはこちらの「野球カステラ愛好会」のページを、て、こういうカツドウがあったんですね!シラナカッタ!

で、いただいたのはこちらのお店の野球カステラ。

聞けば、昭和前期に80店舗ほどあった瓦煎餅屋も、そしてこのカステラを焼く職人さんも年々減り、現在は神戸市内で7店舗でしか販売されていないとか。そういえば、ぼくももう長いこと見たことがなかった。

そんな中、このえみり堂さんの和田さんは子育てをしながら約3年間、週1〜2回のペースで、手焼き煎餅「おおたに」の師匠のところへ通い「野球カステラ」の焼き方を学んだんだそう。スゴイなぁ。

そのへんはこの記事に詳しい。

…のだが、さらにへ〜と思ったのはカステラを焼く鉄製の「焼き型」の話。重さがひとつ2〜3kgもあるこの「焼き型」、新調すると1丁で15万円もする。それが4つ要るのだが、なんとこれを無償で貸してくれる制度が神戸にある。

その名も「焼き型バンク」。そう、人材バンクとか腎臓バンクとかいう、バンク。前述「野球カステラ愛好会」の代表の方が神戸煎餅協会の協力のもと、立ち上げた制度とか。

廃業した店やアンティークショップから焼き型や焼き印、バーナーなどを協会が買い上げ、新たに独立する職人に無償で提供している。つまり、シェアリングエコノミーだ。スバラシイ。

その「野球カステラ愛好会」のX(Twitter)にこんなマップがあった。

かと思ったら、こちらでは今でも一枚一枚手で焼く各店のルポが読ませる。

この熱量、いかに「野球カステラ」を愛しているかがビンビン伝わってくる。

で、これを読んでて、ツラツラ、また考えた。

見た目は一見同じように見えて、実はそれぞれが工夫をこらし「ならでは」の野球カステラを作っている。これ、コワーキングも同じだ。

見た目は共用のワークスペース。電源がありWi-Fiが飛んでいて、デスクと椅子とフリードリンクがある。だが、ただの作業場ではない(ただの作業場になってるのなら、それはコワーキングではない)。

三々五々やってきた人がつながり、仲間を作り、時には互いに協力してコトにあたる。コワーキングはその過程をサポートする。

やってることは同じだが、人が人に関わることで、その人たちでなければ生まれないカルチャーが醸成される。ということは人が同じでない限り、違う個性を持ったコワーキングができるということ。当たり前の話だが、コワーキングがみんなそれぞれ違うというのは、それが理由。

そのコワーキングが目指すもの、理想とすること、実現したいことを言語化して、ビジョンとして、理念として伝え、かつ体現しているから、そこに共感した人がやって来る。

で、実際、そこにはその共感してくれたコワーカーをサポートしてくれる頼りになるコワーキングマネージャーがいる(はず)。

ハコだけ作って「誰も来ません」というスペースもあるが、ハコはヒトを呼ばない。ヒトがヒトを呼ぶ。ヒトと、そのヒトたちが起こすコトが人を呼ぶ。ヒトとコト。

それは、「野球カステラ」を1枚ずつ手で焼くのと同じプロセスを踏む。職人さんたちは彼らの持つ理想に向けて日々カステラを焼いている。どんな「野球カステラ」を作ってお客さんに喜んでもらいたいか。どんなコワーキングを運営してコワーカーの役に立ちたいか。

そこがブレていてはヒトはやって来ない。いや、やって来たとしてもただのハコで終わってしまう。共感がなければ、ついにコワーキングになり得ない。

共感。
大事なのは共感。

ということで、今日はこのへんで。


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