今日のアウトテイク#139「コープさんがコワーキングをやればいい理由」ほか【メンバーシップ特典】(2024-04-05)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。初月度無料です。
「一人は万人のために 万人は一人のために」
#今日のBGM
ぼくの一番好きなフォークシンガーで、日本で一番歌のうまいフォークシンガーだった。
2017年4月5日、永眠(享年69)。
RIP.
#今日のコトバ
#おっぱっぴー !
自分は自分の考えでやるだけ。
自分のやるべきことを、やりたいことを、やりたいように。
他人がどうあろうとそんなの関係ねー、そんなの関係ねー。
おっぱっぴー!
と叫んで、おっぱっぴー、て何だと思ったら、
なんですと。
なんていい言葉でしょう。
#告知:コワーキング開業運営講座+フィールドワーク #1茅ヶ崎チガラボ編「コワーキングがまちづくりに果たす役割とその方法」
【コワーキングをまちづくりの文脈で学ぶ!】
来る4月21日(日)、神奈川県茅ヶ崎市の「チガラボ」さんで開講します。
この講座では、まちづくりのいち手段として、コワーキングスペースをどのように位置づけ、どういう視点でまちを捉え、どんな活動を行うことで地域に貢献できるかを学びます。
講師に長年茅ヶ崎というまちで実践してこられたコワーキングスペース「チガラボ」の清水さんをお迎えし、実際に茅ヶ崎のまちを巡るフィールドワークを交えての5時間30分です。
※4月13日(土)までに参加申込みいただいた方には、早期申込み特典として4月14日(日)の「チガラボチャレンジ」無料参加券(オンライン or リアル)を進呈します。
「チガラボチャレンジ」についてはここに書いてます。
これまでに開催された「チガラボチャレンジ」についてはこちらを参照ください。
講座のお申し込みはこちらから
まちづくりに取り組んでいる方、地域の活性化に役立つコワーキングを運営されたい方は、この機会にぜひ受講ください。
#コープさんがコワーキングをやればいい理由
神戸新聞の記事だが、登録項目が多すぎてアホらしいので会員登録していない。なので、ほんのサワリしか読んでいないけれど、生活協同組合コープこうべが今年秋に3店舗の閉店を検討している、という話。
生活協同組合コープこうべの歴史は古い、なんてもんじゃない。日本最古ではないが、1921年(大正10年)に賀川豊彦氏の指導のもと神戸購買組合として創立されている。ちなみに、賀川豊彦氏は「生協の父」とも呼ばれている。
組合員数は172万8499人(2023年3月31日現在)。兵庫・大阪北部に139店舗を持ち、供給高2448.2億円と、単一生協としては世界的に見ても最大クラス。
我々神戸人にとっては、コープこうべのことを「コープさん」とまるで人間みたいに呼ぶぐらい生活に密着した存在。(ぼくの子供の頃は「生協さん」と言ってた。いずれにしても「さん」付け)
いや、存在だったのだが、実は、昨年もコープつかしん(兵庫県尼崎市)など4店舗を閉店していて、時代とともに経営方針も変わらざるを得なくなってきている。
コンビニやネット通販など、以前はなかったものが今はある。当然、消費者の購買様式も変わる。人口も減少傾向にある。地域によってはこれまでどおりの店舗経営が難しいのは無理もないのだろう。
で、こうしたスーパーマーケットは市民の生活圏内にあるのが普通だ。そこで提案だが、せっかくの拠点を閉店ではなくて、組合員の、地域住民のためのコワーキングに転用するのはどうだろうか。
もう2年前になるが、生活圏内にあるコワーキングのメリットについて書いた。スーパーマーケットは、その最適なロケーションのひとつだ。
パンデミックのせいで通勤の必要がなくなり、コロナが落ち着くとともにオフィスに完全に戻るより、フルリモートもしくは、週のうち在宅ワークとオフィスワークする日を分けるハイブリッドワークが浸透し始めた。おかげで、毎日、通勤をしなくてよくなった。それはよかった。
ただ、自宅で仕事ができる環境にないワーカーも多い。というか、たいていそうだ。ではどうするか。自宅に近いところにあるコワーキングを使う。当然の選択だ。
企業もその費用を負担する。オフィスなら不動産賃貸借契約によって月々の家賃から保証金から光熱費からかかってくるが、コワーキングは利用契約なので、利用時間または日数に基づいて料金(家賃ではなく)を払えばいい。ついでに、通勤手当もなくなるので、企業も大いにコスト節減になる。
毎日、エネルギーを消耗していた通勤がなくなるというだけでワーカーのハッピー度はぐんとアップする。だが、それだけではない。これまでその通勤に要していた「時間」という資産を取り戻すことができる。
先の記事でも、ワークライフバランスならぬワークライフインテグレーションについて書いたが、「ライフ」に使える時間を増やすことができるのが大きい。
「時間」に関してもうひとつは、スキマ時間。
まとまった時間内(9時〜17時とか)に仕事するのではなくて、プライベートな生活をしている間にもスキマ時間があればそこで仕事をする、という働き方は、もう当たり前になっている。
5分でも10分でも、電車を待つ間でも、買い物の途中でも、ちょっとしたタスクを処理することは可能だ。つまり、仕事はまとめてやらなくても、小分けにして、回せるようになっている。
むしろ、「ワーク」を小刻みにして「ライフ」にもっとまとまった時間を使うようになる、というか、もうできる。「ライフ」がメインで「ワーク」がサブ。要するに、生活圏内にワークスペースがあると、「時間」という限られた資産を有効活用できるわけだ。
つまり、地域住民の「ライフ」に寄与貢献するわけで、それは生活協同組合の理念にも合致しているのではないか。
それにだ。生活圏内ということは、その地域で暮らすワーカーがいるということだから、ハイブリッドワークが広まっていけば、当然、彼らのワークスペースのニーズが高まる。ここをみすみす見逃すのはもったいない。
よく地方で廃校になった小学校の校舎をリノベして地域のカツドウのために供するケースがあるが、その中にコワーキングが含まれる例も少なくない。
それと同じように、閉店するスーパーマーケットもまた、コワーキングに転用するだけの条件が揃っているということ。生活圏内にあるというのは、そういうことです。
蛇足だが、スーパーマーケットには厨房、調理室があるはずだが、コワーキングにキッチンは必須なので、その点も都合がいい。
協同組合の性格からしても、市民生活に欠かせないインフラとしてコワーキングの運営をすることは、まったく矛盾していない。
コワーキングは仕事をする作業場だけではなくて、利用者のあらゆる目的実現や課題解決のためにあるコミュニティでありコモンズだから、協同組合の思想からもかけ離れているわけではないはず。
「コワーキング曼荼羅」にはこれらのテーマが示されているが、よく見るとコープこうべの事業内容と被るところが多い。それだけ親和性が高いと言える。
コワーキングは相互扶助の精神が根底にある。それを現しているのが「コワーキングの5大価値」。
そして、これらは、かつてコープこうべがスローガンとして掲げていた言葉と相通じるものがある。それはこれ。
結局、同じことを言ってる。
ぜひ、施設の再利活用案として、コワーキングの開設・運営を検討してほしい。
その際、判らないことは何でも訊いてほしい。
喜んで協力しますから。
ということで、今日はこのへんで。
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