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プライベートジェットで通勤するハイブリッドワーカーはアリか:今日のアウトテイク#285(2024-08-29)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・いずれKindle本にまとめる予定


#今日BGM

#今日のコトバ

"私たちは彼が草むらに横たわっているのを見つけた。木陰で息を引き取った彼から、私たちは1メートルも離れていなかった。カメラを構えることなく、私たちは見つめ合い、長い間目を閉じていた。

私はただ、彼に息苦しくて胸が時々痛んでも、一人で死ぬのではないと知ってほしかった。そして最後に一回体を引くつかせ、最後の息をして、逝ってしまった。 キングは死んだ。

人生は短い。権力ははかない。肉体美は短命だ。私はライオンにそれを見た。私はそれを年老いた人々にも見てきた。長く生きていれば、誰でもいつかは弱くなり、とても傷つきやすくなる。

だから、謙虚でいよう。病める者、弱い者、傷つきやすい者を助けよう。そして最も重要なことは、私たちはいつかステージを去るということを決して忘れてはならないということだ。"
(ラリー・パネル)

This is what a king looks like in his last moments of life 🦁 The scene was captured by photographer Larry Pannell, who...

Posted by Xplore EduPedia on Thursday, August 22, 2024

#「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」受講者募集開始

9月より、「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」を開講します。

この講座は、自分たちにコワーキングが必要と考える人たち、そして、コワーキングを利用するコワーカーのカツドウを支援したいと考える人たちを対象にした講座です。

自分たちのローカルコワーキングの開設・運営をお考えの方は、ぜひ、上記のサイトをチェックください。

#3分の1しか仕事に充実感もやりがいも感じていない国

世界の50の国・地域の5万6600人を対象に3月に実施した従業員意識・職場環境調査によると、日本で1年以内に転職したいと考えている人が、「おおいにある」「とてもある」の回答を合わせて29%になったとのこと。

これ、新型コロナウイルス禍の22年(14%)の2倍。2年で2倍というのは急すぎやしないか。世界平均は28%。つまり平均を超えてる。ちなみに、日本の回答者数は2500人。

その背景にあるのが、働きがいのなさらしい。加えて、賃金の低さ。人間、自分のやってることに充実感、満足感があれば多少収入が少なくても我慢できるだろうが、働きがいもなくて給与も安いのでは、辞めたくなるのも無理はない。

「充実感がある」と答えた人は日本が34%で、世界平均の53%を下回った。「大変だがやりがいがある」も日本が33%に対し世界は49%だった。

毎日働いている人の3分の1しか充実感もやりがいも感じていない。マズイですよね。下手すると、なんで私は生きてるの?なんて疑念も湧いてくる。

で、重要なのはこの数字だ。

差が大きかったのは「公正な報酬が支払われている」の回答で、日本は世界を29ポイント下回る23%にとどまった。経済的ストレスは従業員の心身に悪影響を及ぼし生産性を低下させるという。

その公正かどうか、という話が次の話題とも通じる。

#プライベートジェットで通勤するハイブリッドワーカーはアリか

スターバックスが次期CEOの通勤に、プライベートジェット機を許可することが物議を醸している。

9月9日に次期CEOとして就任するBrian Niccol氏の自宅は南カリフォルニアにあり、シアトルまで約1,000マイルもある。だが、転居する必要はなく、カリフォルニア州ニューポートビーチに小さなリモートオフィスを開き、本社間の移動の際には社用ジェット機使用する資格を与える、というオファーだったらしい。なんとも気前のいい話。

スターバックスには、ハイブリッドワークに関するポリシーがあり、「シアトル本社の従業員で通勤可能な範囲に住んでいる者は、少なくとも週に3日はオフィスで勤務すること」と義務付けられている。同氏がこれを満足させるためにジェット機を使うのはいかがなものか、とザワついている。

まずこれに反応したのが気候活動家たちで、プライベートジェット機の二酸化炭素排出量が半端ないことを指摘している。

ヨーロッパのクリーン輸送擁護団体であるTransport & Environmentの報告書によると、プライベートジェット機は1時間に2トンの二酸化炭素を排出する。 これに対し、欧州連合(EU)の平均的な市民の1年間の排出量は約8.2トンだという。

1時間に2トンと1年間に約8.2トン。桁が違いすぎる。

というか、スターバックスは2020年に、2030年までに「直営オペレーションとサプライチェーン」における二酸化炭素排出量を半減させるという公的目標を設定している。あれはどうした、話が違うじゃないか、と。判る。

もうひとつ、こっちも大事。

週に3日はオフィスにいる必要があり、CEOとてその例外ではないにしても、ここまでの特別待遇は他の従業員の士気や信頼を損なう可能性がある、という指摘。

たとえ週3日であっても、会社が従業員にオフィスでの勤務を義務付けているのであれば、会社は通勤費用を負担すべきだという意見もある。同感。

他の従業員には何の補償もなく、一人の従業員(CEOも従業員)のために莫大な出費を容認するのは、パンデミック後、ますます労働環境の柔軟性と公平な待遇を重視する従業員に、ある種の緊張を強いることになる。果たしてそれは企業にとって得策か。

ちなみに、同社は彼が "恒久的な副住居 "を確保するまで、シアトルでの一時的な住居を最大3ヶ月間提供する予定とのこと。もう、そうしたらいいのではないかしらね。

スターバックスのような大企業は、今後、全従業員を対象にリモートワーク、もしくはハイブリッドワークをベースに、柔軟性と公平性を伴った労働環境、労働条件を整備するのが喫緊の課題だ。特に不公平感は離職率を高めると思う。

人間は機械ではない。意思と感情を持った生き物だ。どうせ働くなら働きがいのある仕事をして人生を送りたい。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Athar Khan


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