【後払い可】2025年コワーキング・メガトレンド: ルネッサンスの到来:今日のアウトテイク#401(2024-12-23)
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<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます
#今日のBGM
#今日のコトバ
#受講者募集中〜<Ex拡張版>「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座」
経済産業省の認可法人であるコワーキング協同組合は、地域に根ざしたコワーキングスペースの開業・運営ノウハウを体系的に学ぶ『コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング開業運営講座<Ex拡張版>』を2025年1月より開講します。
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#2025年コワーキング・メガトレンド: ルネッサンスの到来
GCUC(Global Coworking Unconference Community)のLiz Elam氏が、来年のコワーキングシーンを予想する記事を公開している。
あくまでアメリカを筆頭に海外のコワーキング、フレックススペース事業の動向という視点だが、そのうちいくつかは日本にも波及すると思われるので共有しておく。
以下、間にコメントを挟んで、例によってざっくりと。
まずは、昨年の予測がどれぐらい正しかったか。
WeWorkの破産とその後については何度か書いている。
ホスピタリティは後段の2025年のトレンドにも出てくるが、これまでもコワーキングにとって最重要事項のひとつであり、今後、そのためのコミュニティ形成がますます肝要になることは間違いない。
"フレックスオフィス"はフレックススペースのことを言ってるが(向こうでも、いろいろな言い方があってゴッチャになってる)、確かに「コワーキング」の本質的価値が薄らいでいるとぼくも感じる。はっきり言って「場所さえあればいい」という感じがする。
が、企業が、あるいは企業人が共用ワークスペースを利用するようになってから、コワーキングはフレックススペースのいち形態と捉えられている。
家主のコワーキング運営者とのパートナーシップは、海外ではかなり進んでいるという印象だ。いい兆候だと思う。あの超大手Industriousも家主と利益を共有する管理契約モデルを採用している。カシコイ。
コワーキングを厳密には不動産賃貸借事業ではないとするならば(ないのだが)、家主と協業者になるのが賢明な選択。この記事にも書いたが、規模はまったく比較にならないが、ぼくもその方法でカフーツをスタートさせた。
とか言ってたら、WeWorkもはじめた。気づいてよかったね。
次にコワーキングに対するいくつかの誤解を「私たちを阻む神話」と題して列挙。
1と2はそのとおり。3の収益性は「規模の経済」のことを言ってるようだが、それは認めつつも、異論がある。この記事では利用料以外の収益モデルを考慮していないと読み取れるが、デスクの利用料金以外にコワーキングが収益を上げる方法はいくつかある。
その要諦はコミュニティが組成されていて、協業関係にあるコワーカーがいること。「コミュニテイがあれば儲かるのか?」と、このカンファレンスでも質問が出たがコミュニティが儲かるのではなく、コミュニティをベースに協働集団を作って仕事を受託するということ。いわゆる「稼ぐコワーキング」になるということ。
4は、追々、日本でも大きな資金調達をするコワーキング事業者が現れると思うが、必ずしも大きくしなければならないわけでは全然ない。ことにローカルコワーキングには適正な規模があり、大きさよりもその内実を充実させて成長することのほうが維持継続に効果を及ぼす。
闇雲に規模を拡大するのは危険だ。大きくすればするだけ余計にコストがかかる。それを賄うために、多くの利用者を誘致すべく、また投資する。その悪循環でキビシクなる。WeWorkを見ろ、という話。
もっと言うと他人資本を入れてコミュニティもろとも他人のものにしてしまうのは愚かな選択だとぼくは思っている。
では、以下に2025年メガトレンドをそのまんま列記して、そのあとにコメントする。
この中からいくつかコメントすると、まず、AIがコワーキングの世界にも浸透し、スペース運営のハウトゥをドラスティックに変える可能性は高い。
ただし、「人と人をつなぐ」仕組みとしてコワーキングがある限り、それを仲介する人間は必要。それも、前述のホスピタリティに長けたコワーキングマネージャーの存在は欠かせない。
ニッチなテーマにフォーカスしたコワーキングは、向こうではいろいろ現れている。日本でも、例えばEコマースや医療、NPOに特化したコワーキングがあってもおかしくないと思う。
ホスピタリティについては前述の通り。ここで挙げられている『Unreasonable Hospitality』は、まだ訳書は出ていないようだ。Amazonではものすごいレビュー数で4.8ポイント。誰か〜。
コワーキングないしフレックススペースの企業の需要は活況が続くのは間違いない。ただ、日本はそのスピードが鈍い。たぶん、来年の今頃、ようやくアメリカみたいになってるのではないかしらね。
で、ブランドとあるが、ただロゴマークやアメニティのことを言ってるのではない。そのコワーキングがどこを目指して何をしようとしているのか、その理念なりビジョンなり、主体的な姿勢がブランドとして表現されなければならない。それが利用者の共感を得なければ、利用されることはない。←これ、真実です。
ここが、コワーキングをただのハコだと考えている事業者には理解されない。そうではなくて、コワーカー(利用者)と共にそのスペースを価値を生む仕組みとして運営しなければならない。先の収益モデルの話にもつながる。鍵を渡して、はいどうぞ、で終わりではないのだ。
だから有能なコワーキングマネージャーが絶対に必要。ビジネスとしてのコワーキングの可能性を高めるのは、日々、コワーカーに対してホスピタリティを発揮するコワーキングマネージャーの存在。この人材は正直全然足りていない。←ここが喫緊の課題。
なので、こういう講座を開講している。(と、しれっと宣伝)
最後に、メンタルヘルスも重要なテーマになるのは必至。コロナ禍を経て、精神を病むワーカーが続出しているし、そういう人もコワーキングには来る。彼らをサポートするのもコワーキングの役目の一つ。
併せて、再生エネルギーの活用など、環境保全もコワーキングに無関係ではなくなる。
記事はこのあと、「希望の光」として、「WeWorkの再生」、「投資復活」、「企業の需要」の3つを挙げているが、企業ありきの論考で終わっているのがやや残念。ぼくは、今後、企業から離れていく人が増えると見ていて、その個人を支援するためにコワーキングを整備する必要があると考えている。
最後に彼女はこう締めくくっている。
高めるのはビジネスの将来性ではない。コワーキングの将来性だ、とぼくは思う。そうしてこそ、ルネッサンスと言えるだろう。
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ということで、今日はこのへんで。
(カバー画像:GCUC)
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