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コワーキングの日常を淡々と綴る映画ってどうだろうか:今日のアウトテイク#424(2025-01-15)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・よかったらコメントください
・よかったらシェアしてください
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます

■このnoteを1ヶ月単位でまとめたKindle本のVol.1、発売中です。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"今度は今度、今は今。"
(平山 『PERFECT DAYS』)

#「トーキング・コワーキングVol.4」は今週の17日(金)19時からです。

毎回、おひとりずつ各地のコワーキング運営者の方をお招きしてお話を伺う「トーキング・コワーキング」。そのVol.4は今週の17日(金)19時から配信開始します。

今回のゲストは、札幌のコワーキング「COCOスペース西岡」を運営されている今野純子さんです。

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また、Peatixでも無料チケットのお申し込みいただけます↓。

ぜひ、ご参加ください。

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#コワーキングの日常を淡々と綴る映画ってどうだろうか

昨日、『PERFECT DAYS』をAmazonプライムで観ました。考えたら、映画を観るのって随分久しぶり。

主人公、平山の日常を淡々と綴る映像が観る者の気持ちを緩やかにしてくれる、そんな映画でした。

多少の波風が後半起こるけれども、それも我々にもよくある程度のこと。スペクタルな急展開など、リアルな人生にそうそうあるわけでもないですよね。むしろ、そういう普通の暮らしを浮き彫りにする作りが、観る者の没入感を誘う。「あー、これ、俺にもあるわ」てやつ。

感心したのは、平山がなぜこういう生活をするようになったのか、セリフにしろ、映像にしろ、一切、説明がないこと。ただ、登場人物の会話だけで、観る者の想像力に訴え、推測させて解決しています。

というか、全編にわたってものすごくセリフが少ない。登場人物が場面を解説するのではなく、表情やしぐさ、つまり映像で表現していて、これは映画でしかできないな、と思いました。

それは、そこに「余白」がある、と言い換えてもいいかもしれません。余計なものは極力省く。「余白」を観る者に与える。

そういえば、これを撮ったヴィム・ベンダース監督の1984年の作品、『パリ、テキサス』も同じような進行の、どこか抑制感のある映像だった気がします。うろ覚えですけど。

今日のコトバであげた「今度は今度、今は今」というのは、劇中の平山のセリフです。ネタバレするから詳しくはここでは書きませんが、彼の生き方を一言で表していて、ストンと腑に落ちました。

そう、「今」を大切にして生きる。毎日に期待がある。人生って、そういうことだと思います。

今、たまたま、この本を再読しています。

原題は『FOUR THOUSAND WEEKS』で、人の一生には4,000週間しかない、という意味。そう、たったそれだけしかないんですよね。

世にタイムマネジメントの方法論は腐るほど流布されているけれども、果たしてそんなハウトゥに振り回されていていいのか、という疑問に答える内容。

この本にこういうくだりがあります。

問題は、こういう時間の捉え方が、人生の難易度を極端に引き上げてしまうことだ。
どんなに必死に頑張っても、まだ何か足りない気がする。もっと速く、もっとたくさんやらなければ気がすまない。
僕たちは時間をあるがままに体験すること(時間"である"こと、といってもいい)をやめて、「今」という時間を未来のゴールにたどり着くための手段に変えてしまった。今はまだ楽しむときじゃない。いつかタスクがすっかり片づいたら、そのときこそリラックスして楽しもう、というわけだ。
(略)
ところが今を犠牲にしつづけると、僕たちは大事なものを失ってしまう。
今を生きることができなくなり、未来のことしか考えられなくなるのだ。
(略)
時間を支配しようとする者は、結局は時間に支配されてしまうのだ。

う、うーむ、確かに。

平山は毎日同じことを同じように繰り返す人生を送っている。彼に時間をハックするなどという発想はない。でも、それで毎日がハッピーならそんなもの、なくてもいいんですよね。「今度は今度、今は今」。

実はこっちの本も何度目かの再読をしたところで、時間の使い方を見直して実行している最中なのですが、こっちは時間をカシコク使おうというのがテーマ。

いずれにしても、限られた時間をどう感じるか、で、自分の行動も変わるわけで、だから、書かれていることを鵜呑するのではなくて、まずは自分の感性で感じないと、一体誰のために生きてるんだ、となりますね、きっと。

しかし、人間って、ホント、愛おしい生き物だなと、この映画を観て、そう思いました。よかった、人間で。

で、また妄想したわけです。こういうタッチで、コワーキングを舞台に映画ができないかな、と。え?

いっとき、どこかのテレビドラマであったみたいな、スタートアップなんちゃらのイケイケぶりをコメディにしたみたいなのではなく、それこそ、普通の生活を営む人たちの、ローカルコワーキングでの毎日のカツドウぶりを淡々と映し出す映像があればいな、と。

そこでは、この「コワーキング曼荼羅」にあるそれぞれのテーマを抱えた人たちが三々五々現れては交差し、お互いに関わり代を設けて、一足飛びに行かなくてもボチボチとコトを前に進めていく。

「そんなもん、誰が観るねん」という声も聞こえてきそうですが、いや、誤解されがちなコワーキングというものの本当の意味と意義をリアルに伝えるためには、コワーキングのそれこそ「今」を伝える映像(ま、動画でもいいですが)が雄弁ではないかと思うのですが。

誰か、この話に興味ある方、おられませんか?

と問いかけて、この話は終わります。

#コワーキングプレスの「ペンクラブ」メンバー募集中(告知)

コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」では、「コワーキングプレス・ペンクラブ」がスタート、記事を書いていただける方を募集しています。

「ぼくも、わたしも書きたい」という方。
ぜひ、上記ページから参加申し込みください。

今日は久しぶりに「です・ます調」で書いてみました。どうでしょうか、読み易いですか?

ということで、今日はこのへんで。

(トップ画像:David Young

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