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2024年9月期「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」修了:今日のアウトテイク#350(2024-11-02)

<アウトテイク>
・SNSに投稿するのではなく、これを自分SNSとした投稿
・記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」
・1ヶ月ごとにKindleでコラム集にまとめていってます

#今日のBGM

#今日のコトバ

"雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがって"
(盛田志保子 / 穂村弘『はじめての短歌』)

#Kindleでコワーキングコラム集Vo.1、販売中!

「今日のアウトテイク」からコワーキングネタだけをピックアップして、Kindle(電子書籍)でコラム集として発行するプロジェクトの第1号、販売中です。
ぜひ、お読みになって感想などお聞かせください!

#コワーキングプレス 「ペンクラブ」メンバー募集開始

今回、コワーキング協同組合が運営するウェブメディア「コワーキングプレス」にて、全国各地のコワーキングスペースとその周辺の人たちや出来ごとをリポートしていただく「コワーキングプレス・ペンクラブ」のメンバー募集を開始しました。

ペンクラブのメンバーは、モノを書くからと言って必ずしもプロのライターさんでなくても構いません。書くことがお好きなら、そしてコワーキングに愛着を感じておられる方なら、どなたでもご参加いただけます。

あなたの町のコワーキングのこと、そのコワーキングにまつわるいろんな出来ごと。それに「あなたのこと」「あなたのお話」をぜひ読ませてください。コワーキングでこんなことをした、こんなことがあった、こんな人がいてこんな話をした。何でもOKです。

ぜひ、ご参加ください!

#2024年9月期「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」修了

去る31日は、2024年9月期の「コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキング基本のキ」の最終講義だった。これにて、全7回の講座が無事終了、皆さん、お疲れさまでした。

その7回とは以下の濃密なカリキュラム。

1.コワーキングの基礎知識と実現したいローカルコワーキングの形
2.協働・共創関係を育むコミュニティ運営の基本
3.人の集まるイベントの企画と催行
4.マーケティングと情報発信
5.リモートワークとワーケーション、そしてデジタルノマド
6.収益モデルと運営コストを考える
7.トークセッション+実現したいコワーキングを言語化・見える化する+まとめ

いつもくどくど申し上げるように、コワーキングはそこに集う人と人がつながり、各々のカツドウの拠点となり、かつサポートする仕組みだから、そこで交差するメンツが違う限り、この世に同じコワーキングはふたつとない。

それにコワーキングはコミュニティであり、コミュニティは生き物だから、その日、その時にやって来るメンバーの顔ぶれによってぜんぜん違う姿形に変わる。いや、ホンマ。

なので、このテンプレートにハメて運営すればうまくいく、などという方程式みたいなものは存在しない。毎日が新しいコワーキングと言っていい。だから、毎日、考えて行動する。それを繰り返すことで、そのコワーキングならではのカルチャーが醸成される。個性になる。板についてくる。

だからこの講座では、各テーマに沿ってものすごい質と量の知識や情報を提供しつつも(スライドは毎回100〜120枚)、ただハウトゥを教える(覚える)のではなく、それを下敷きに、では自分たちが理想とするコワーキングをいかに運営するかを、自ら考える場として講義+ワークの構成で進行している。

ちなみに、各回2時間を予定していたのだが、例によって毎回時間オーバーしてしまった。今、録画した動画の再生時間を計算したら、全7回で16時間23分32秒あった。ということは、1回平均2時間18分06秒。

聞けばいつもの就寝時間を過ぎているという受講者もおられて、そのせいで著しく健康を害したのだったら陳謝したい。誠に申し訳ありませんでした。なお、次期からは一コマ150分にして19時始まりにする予定。たぶん。

ところで、その最終日は、毎回、コワーキング運営のエキスパートをゲストに招いてトークセッションをする。今回は、広島県尾道の後藤さんだった(上の画像の左上)。

彼には、昨年、尾道のコワーキング「ONOMICHI SHARE」さんでリアルの講座をやったときにも講義いただいている。

後藤さんにお願いしたのは、以下の3つのテーマでお話しいただきたかったから。これを1時間あまりにわたって座談形式で行った。

「コワーキングと地元の人達とのリレーションシップについて」
特に商店街の方々とのつながりをどう作っていったか。
併せて、まちの人にお話を聞くラジオ番組「オノミチシェアチャンネル」について。

「リモートワーカー、ワーケーションへの取り組みについて」
他地域からの来訪者をコワーキングで、あるいはまちで、どう迎え入れてきたか。

「クラファンの有効な活用方法について」
今回、新しくオープンするコワーキングの開業資金の調達方法としてクラファンをどううまく運用したか。

実践者の話だけに極めて濃密な知見と情報を共有いただいたが、後藤さん自身がどういうスタンスでコワーキングというものに取り組んできたか、そこにも学ぶところ大だったのは間違いない。

ところで、最後の「クラファン」のところ、「今回、新しくオープンするコワーキング」と書いているが、実は、この講座の翌日、11月1日に、後藤さんは前職のコワーキングを退職後、今度はご自分のコワーキングを開業するということで、その開業資金の調達のためにクラウドファンディングを活用された。そのことを話していただいた。

そんな気忙しい最中に引っ張り出すぼくもぼくだが、快く引き受けていただいた後藤さんには感謝しかない。誠に有難うございました。

クラファンははじめてのトライだったそうだが、見事、目標金額をクリアし、264人の支援者から3,808,338円が集まった。スバラシイ。

で、その通り、まさに昨日、モニタリング期間と銘打ってオープンされた。おめでとうございます!

そしてこれが、築約120年の古民家を改装したコワーキング、その名も「コワーキング&コミュニティハブ bench!」。

ほら、ちゃんとベンチがあります。

改装途中だが、これは1階のコワーキング。

で、これが2階。シェアオフィスになっている。

ところで、先ほど、「自分たちが理想とするコワーキング」と書いたが、最終日の後半は、それを各自、「コワーキング曼荼羅」に描いたものを発表いただいた。

ベースになる「コワーキング曼荼羅」の8つのテーマのうち、

特に「このテーマを掘り下げたい」というところを更に8つのコマに細分化するワーク。「学」でも「食」でも「育」でもいい。

シートはこれ。やってみると判るが、この8つが縦横無尽に絶妙に絡んでくる。

実は第1回目にも描いていただいているが、そのあと6回の受講を経てそれぞれに思い描くコワーキングがだんだん具体的になっていくのが見て取れる。こうして、常に考えるクセをつける、それもこの講座の目的。

皆さんが「理想とするコワーキング」が実現されることを心から願っている。

そして、これをご縁に、今後もコワーキング仲間としてお付き合いいただければ幸いです。

次期講座は12月に開講の予定。もしかすると、拡張版になるかも。また、追って告知します。

ということで、今日はこのへんで。

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