成人式を迎える皆様へ贈った言葉

こんにちは、LX DESIGN代表の金谷です。
僕たちが普段、向き合っている方々の中に、今年もまた成人を迎えた皆様が生まれる時期となりました。
少し時間が空いてしまいましたが、コミュニティ内の方々に向けて書いていた今年のメッセージをご紹介させていただきます。

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金谷が成人式を迎えてから早12年、干支一周です。
言いたいことは、僕自身も着実に"人間らしい"生き様に近付いているということ。

有名な小説家は偏愛を貫いて作品を書き続け、
偉大な研究者は同じものだけを食べ続けて狂ったように研究に没頭したまま死んでいきました。

結局、福岡に来てからもずっと仕事のこと考えてるし、ずっとラーメン食べ続けてるし、夜中に人に電話をかける(当然誰も出ない)。

学校教育では、
ごはんは残さずバランスよく食べなさい、
夜更かしはしてはいけません、
深夜にうるさくしてはいけません、と
基礎的な学びや型をちゃんと与えていただいたのに、です。

健康で常識的・文化的な生活の中から、
狂っているイノベーションは起きないわけで、
そういう意味で、リスクやアンバランスさを理解しつつも、どんどんその"理想"を体感している。
金髪にしている理由でもあるけど、勉強もある程度好きで、部活も生徒会も楽しかった自分には、到底理解できないことがたくさんあるというコンプレックスがずっとありました。
そんな視野のまま、教員として大成できるのか?全ての子どもたちに共感と寄り添いを贈れるのか?という不安があったし、それは今は確信に変わっています。
人1人でできる寄り添いの幅なんて限られているし、それに気付けないことほど、切ないものはない。
僕たちは外部人材活用を推進し、学校教育に関係人口をつくる、というコンセプトで事業をやっていると、『そういう新しいことをされてるんですね〜』みたいな理解度しかない方に出会う時がある。
我々から見ると、これ以上に今求められていることはないし、これこそが学校教育のupdateに最もインパクトを出せる手段だと信じている。

グローバルに見て、変人レベルは突き抜けてますか?と問われた時に、
『富山では変わってると言われてます』みたいなのは本当に井の中の蛙で、それで世界に挑むなんてのは話にならない。

ローマは1日にしてならないし、
Facebookだって創業から4年経った2008年時点で使っていた日本人はほとんどいなかった。
大義を掲げ続けて、ただただ、特異性を解放し続ければいい。

それが社会を動かしたら動かしただし、
そもそも、こんなにも難しい社会の中で適合して生きていける方がすごい。

昨日、福岡の起業家に言ったけど、起業とは始めたDay1からそこに立ち続けることさえ困難な競技であって、打ったり走ったり踊ったりが簡単にできる競技ではないということ。
これは人生も同じだね。

ただ、今日も生きていることを確認し、その時の感情と欲求を知り、自らの愚かさに絶望しつつも今に集中するしかない。
はたちの時には、10年後はもっと立派になっていると思っていたが、じゃあ、どんな理想だったかと言われれば、大外れはしていない(太ってること以外)。

吸収力も可能性も無限の新成人の皆様、
素晴らしい1年を過ごしてください!

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