比べない、なんてムリだという話
家のドアを開けるより
画面の向こう側を覗く回数が多い昨今
呼吸をするようにSNSで情報を摂取する毎日を
送っている
正直、息が詰まる
電子の窓を開けるたびに
自分より魅力的で
お金があって
有名で
人生を満喫している人々が
吐いて捨てるほど転がっているからだ
本屋さんで大人気な自己啓発本などは
幸せになる方法として
人と比べない
ことを勧めてくるが
正直無理ゲーである
現代人にとって、スマホはもう脳機能の一部であり
SNSの設計思想、発信者の行動原理を考えると
人と比べない
というのは夢物語なのだとさえ思ってしまう
では、どうしたらいいのか
今できることをやるしかない?
好きなことの熱中せよ?
しかし、前述の通りSNSの呪いがそれを邪魔する
できること、好きなことには必ず先駆者がいる
そして、圧倒的な実力差で
初心者の我々の挑戦意欲を叩き折るのだ
歌ってみたやブログ、Youtuberなど
頑張れば頑張るほど、先駆者との実力差を
まざまざと体感させられる
しかも舞台はネット上だ
あなたの無謀な挑戦はいわば公開処刑されている
もちろん、こうやってnoteを書いている私もご多分にもれず
無謀な挑戦者の1人
ではなぜ、挑戦するのか
ネット上にゴロゴロいる人たちの
足元にも及ばないのに?
1円も稼げず
フォロワーも増えず
有名にもなれないのに
それでも、何もしないよりマシだからだ
確かに、自分の存在はちっぽけで
こんな自分が何をした所で
何にもならないじゃないかと強く思うけど
だからといって何もしないのはもったいないぜと思う
butterfly effectという考え方がある
自分でできることは、蝶の羽ばたきに満たないかも知れない
けれど、その羽ばたきが世界を変えるかも知れない
少なくとも、自分を変えることくらいはできるかも
比べるな、というのはムリな話だ
そう言える人は、確固たる自分を持っているから
そんな余裕ブッこけるのだ
微力な自分は、自分なりに蝶の羽ばたきを続けるしかない
自信がないから何もしないんじゃなく
自信がないから始めるんだ
大丈夫。ここはインターネット
正体を隠して、こっそり挑戦すれば良い