獣臭の向こう側
『獣臭の向こう側』
2014年 6月
スウェーデンのストックホルム『エステルマルム』市場
見るもの全てがオシャレに見えるこの空間で
私が食べたものは…
分厚く切られたサーモンと
フレッシュサラダと ホットティー。
時差ボケと 緊張で 食欲がなかったから
無難なチョイスになってしまった。。。
この市場で印象的だったのは
『トナカイの肉』の専門店だったかな。
ほんのり 獣臭がしてきたのも覚えています。
昔から獣臭がしそうな動物モチーフが好きで
趣味で収集している 鹿の角の根元を嗅ぐと
うっすら 獣臭が鼻の中に 漂ってきます。
もちろん 私も多少は 獣臭を
臭いと思っているんだけど
ずっと嗅いでいると…
ミルクみたいな 甘い匂いに 変化するのです。
それを知っているから
獣臭を嗅ぐと 心が躍るの。
スウェーデンの滞在中の 後悔は
トナカイの肉に 挑戦できなかったこと。
8年 経った今でも 悔しい気持ちが 湧いてくる。
お肉を食べることに
昔から疑問を持って生きていたので
ベジタリアンの時期もあったのですが
命を頂くことに感謝しながら
いろんな味を知って
自分の経験値を増やしていく。
その方が とても
価値のあることだと思うから
機会があれば トナカイの肉 頂きたいと思います。
トナカイの肉。
生きたトナカイにかぶり付いたくらいの
獣臭がすると聞いたことがあるので
本当は少し怖いけど。
私は『獣臭の向こう側』を知っている。
その自信があれば
今までに 感じたことのないくらいの
ミルクのような 甘い香りが経験できると思うんだ！
妄想 獣臭で ヨダレをゴクリ。
ごちそうさまでした。
