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70点の内板色の作り方

内板色を作るのめんどくさー。と思う事ありませんか?
あのよくあるグレーな緑っぽい黄色なかなか苦手です。
自分はアクサルタセンタリで作ることが多いのですが、考えてある方法にたどり着きました。
それはノンサンディングサフェーサのNS26XXに原色のAM33グリーンゴールドを添加する。という方法です。
他社シーラーにあるような内板色ノンサンを簡単手間いらずにアクサルタで作ってみようという内容です。

NS26XXシリーズ

これで内板色を作ると、タイトル通り70点ぐらいの内板色が簡単にできます。
しかも1コートで内板色でありながら、E-コートや素地の出た鉄板にサンディング(足付けなし)で塗布できて密着も防錆も得られ、そのまま上塗りにも対応できる。という使える内板色になります。
そんな都合のいいものあるんかい!とか言われそうですが、無いから考えました。
これまでのやり方だと新品パーツは足付けして、研ぎだした素地の鉄板にはウォッシュプライマーを入れ、サフかノンサンを吹き、内板色を調色し入れる。という工程が必要でしたが、この方法だと脱脂後に塗装するだけです。

メーカー非公式なやり方なので試される方は自己責任にて。
ちなみにNS26XXの説明書にはAM原色添加OKの記載はありません。
が、
NGとも記載はありません。

そこでユーポンに確認したところサフ、プライマーへの原色添加は可能。だけど密着性能に影響の出ない範囲だと上限は5%程度とのことでした。
なので同じアクサルタのエポキシプライマーサフェーサ840RのAM原色10%添加可能を参考に、NS26XXはAM原色を上限5%として添加してみました。

ここまではアクサルタを使用している方は理解できたと思います。
後は簡単で、任意のバリューシェードにNS26XXを配合し上限5%を目途としてAM33を添加するだけです。
するとアーラ不思議、内板色にあるような色味になります。
ノンサンと同じ要領で塗装すれば完成です。
AM33の優れた点はあらかじめ内板色に必要な色が含まれている事です。
原色が濁った黄緑なので明暗だけNS26XXの白黒で調整します。

カレーを作るのにすべての材料を下ごしらえするのはめんどくさいですよね。ジャガイモとか人参とか皮剝いて切って茹でてとか。
そういう時、すでに下拵えしてある豚汁具材パックを代用すれば楽ちんです。それにカレールーさえ入れれば70点のカレーが出来上がる。という感じに似ています。

内板色と言っても沢山種類あるだろーが!とのご意見ありがとうございます。何回もいいますがこのNS26XXのAM33割は70点の内板色です。
裏側の目立たない箇所だからこれでいい!という人も居れば(自分)、もっと忠実に再現したい!(100点)という人も居るはずです。
そういう人は細かく調色すればいいし、案外このNS26XXの白黒とAM33のバランス調整だけでもそれなりに近い内板色はできます。
カレーのこだわりも自分好みに調整しますよね。

この内板色ノンサンは乾くと当然マットな仕上がりになります。
そうすると今度は半艶程度欲しいな。と欲が出てきます。
その場合はAB160やXB165にBK220を10%添加した物を80%希釈しその上に吹いてあげるとよりそれっぽく仕上がります。
あくまでもケースバイケースなので状況に合わせて使ってみる事をオススメします。



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