なんだこいつ的値切り方ワースト3
世間は3連休なので3つに絞るシリーズ第二弾
こんな値切り方は修理業者さんに嫌われますよ。です。
それは
・年金しか収入が無いからなんとか安く
・保険を使いたくない(又は加入していない)から安く
・友達(知り合い)価格でお願い
の三本立てです。
まず、年金しか収入が無いから安くしてほしい、支給日まで支払いを待って欲しい、支給日に合わせて分割払いしたい。
です。
もうねー、なんでそんなに金ないの?状態な老人。スゲー増えました。
高齢化社会の影響は確実に来てます。
その言い訳ほんとにやめてもらいたい。
「年金しか収入ない」って文言をまるで大義名分を得たかのごとく、値切りの免罪符のように振りかざしてくる老人がいます。
仕方ないじゃん、自分年金暮らしの老人なんだから。みたいな開き直りの境地みたいな考えの人です。
続けて「だから安くして」とくるわけです。
こちらからすれば
「だからなんですか?」
と言いたくなります。
収入が年金しかないからって工賃も部品も半額が適用されるとか思ってるんでしょうか?
「自分は頼りが年金しかないかわいそうな老人です、だから自動車の修理代もお気持ちで何とか勉強してくれるよね??」
というお涙頂戴な気持ちがスッケスケに見えています。それがムカつくんですよね。
ギャグでいいから「資産2000万あるけど修理代はお安くなりますか?」ぐらいカマシてくれば、こちらも「わかりました、今回の修理代は1000兆円かかります」みたいなお祭り屋台的なフランクなやり取りできるのにさ。
そういうとこからお互いにいい着地点見つけましょうとスムーズな流れになるじゃないですか。中古部品あれば安くなりますとか、ここはやらなくても目立ちませんとかポイントを伝えやすいし。
だけど年金頼みの人ってお金の心配が頭の中の大部分を占めちゃって値切り一辺倒になっちゃうんですよね。
で、そういう人はとにかく話が通じないことが多いです。
年金の範囲内でという頭しかないから見積り出そうが説明しようがどうにもなりません。
金は払いたくないわ、修理はやってほしいわ。という自分の主張ばかり繰り返して埒があきません。
「そもそも年金いくらもらってるんですか?」と聞いてもなぜか教えてくれませんし。
それじゃやりようないじゃん。
最後はガソリンスタンドで修理依頼すれば安くなるかもしれませんよ。でバイバイですね。
次、
保険を使いたくない又は未加入だから安く修理して欲しい。
です。
保険を使いたくない。という人は一度自分の保険がどんなのに加入しているか調べてください。
で使ったら3年で10何万掛け金が上がるから嫌。とか言いますが、20とか30年前と比べて、きょうび車の鈑金塗装すれば10何万は普通にかかります。
1年に換算すれば値上りは4万弱じゃないですか。
何のための保険なんですか?というそもそもの話です。
昔は10万あれば結構修理できたかもしれませんが、今は10万では最低限の修理というか応急処置程度しかできないと思った方が良いです。
30年前と今で物価って変わってないんですかね。
変わってないのはあなたの頭の中の物価指数だけです。
今すぐその感覚を令和のインフレを加味したものにアップデートしてください。
で、ネット保険で良いから加入してください。
あなたが保険に入っていない事と鈑金塗装の修理代は直接関係ありません。別々の事柄です。分けて考えてください。
「保険入ってないから安くして」じゃないんです。
保険入っていようがいまいがかかるもんはかかるんです。
保険入っていないからって言えば新品20万のヘッドライトが半額になるとかありません。20万は20万です。
10万以内で出来る修理なんてたかが知れています。
例えばバンパー脱着分解して修理すればそのぐらいはすぐかかります。
だから迷わず使ってください。
車両保険未加入という人、未加入という事は自損は修理代100%実費と承知している前提でこちらは対応します。
これまた年配の方に多いのですが、鈑金塗装屋に上手く言えば安く直してくれる。という神話が蔓延しています。これはほんと迷惑。
実費だからお願いして修理代が安くなるという事はありません。
安く済ませるのであればそれなりの妥協がお客さん自身に必要という事です。
保険であれば本来修理できるはずだった箇所や新品交換する部品を省いたり中古を使ったりすることで実費支払いの金額を抑えるという事です。
保険に入ってないのに保険修理と同じ労力と同じクオリティで直せば同じだけお金がかかるのは馬鹿でも分かります。
中には見積りを出したら怒り出す人も居ます。
「昔はこんなに高くなかった!!俺の知り合いに頼めばもっと安く直してくれる!!」
じゃ、そっち行けば。
でおしまいです。
ラストは
友達(知り合い)価格で修理お願い。
です。
先ず、普段対して接点も無いのに困ったときだけ自ら友達価格とか言って来る奴はクソです。
直接店に来るならまだしも電話口でほざく奴もいます。
本当に信頼している人や友達であれば普通に定価かそれ以上の修理代を支払ってくれます。つまりまともな感覚の人であればこちらのサービスをちゃんと評価してくれますし、対価というものを理解しています。
友達価格とか知り合いだから安くと言って来る裏には「そう言えば安くなるかも」とか「私は仕事を依頼してるんだし恩を売ったよね」というような思惑があるようにしか思えません。
それがワンチャン狙いであれ恩着せがましさであれ、友達価格かどうかを決めるのはこちらであって依頼する側ではありません。
またそういう人は約束を簡単に破ります。
安くしてあげたにもかかわらず、支払い間際にさらに価格の勉強を強いて来たり、じゃあ車の損傷を実際見せてくださいと言った約束の日の時間にも来ません。
つまりクソです。
ハイリスクノーリターンの典型とも言えます。
ずうずうしいにも程があります。
同じような依頼に知り合いの友達的なものもあります。
要は紹介ですね。
これも注意で、たまたま良かれと思って安く修理したお客さんが喜んで次のお客さんを紹介してくれる。という流れがありますが、そのお客さんも結局修理代の安さを求めてくるという事になるのであまりいい流れではありません。またそういう人に限って修理のウンチクやら、やたら話が長いやらでこちらに全くメリットが無い。という事が多いです。
安易に紹介は受けないに限ります。
なかなか一気に書いたので悪口みたいになってますが、全て自分が経験して感じたことなので。
ではまた次の記事で。