設備や人に多額のお金をかける前に、まずは生産性の高い材料に替えてみては?
まぁ、高額な設備や人材を入れる入れない雇う雇わないはその人の好きにすればよいと思います。
ただ、自分はその前に人や設備にやたらとお金をかけなくても今は材料を替えればそれなりに時間も利益も生まれるから、それから高額な設備投資や人に投資を考えても遅くないんじゃないかなーと思っています。
誰もが最初っから沢山の資金に恵まれたり余裕がある訳ではありませんからね。
やたらお金がかかって大変で壮大な事からやらずに、今できて簡単でそんなにお金のかからないけど効果の出やすい事から始めましょう。
小さくてすぐ出来て効果の高い事を手掛かりにして仕事の生産性を上げ、ある程度仕事のリズムが整って利益が出るようになったら次の少し大きい投資に行けばいいんじゃなのと思います。
小さい投資から初めて利益を積み重ねてから徐々に大きい投資をしていこうよ。と言う話です。
さて、
どうしたら儲かるのか?
どうしたら残業を無くせるのか?
どうしたら鈑金塗装のリードタイムを短縮できるのか?
それでいてどうしたらお客さんに喜んでもらえるのか?
この問いをだいたいの人は、
「もっといい設備を入れて、いい職人さんが分業でテキパキやってくれればボトルネックが解消して、高品質な仕事をお客さんに届けられ喜ばれるし儲かる。皆ハッピー」と考えています。
そら、その通りです。
ですけど言うは易く行うは難しで、より良い設備もデキる職人も先ずお金が無いことには導入することも雇うこともできません。
設備も人もあくまでも投資ですから投資した額や時間以上にリターンがあることを見込んでお金なり時間なりを突っ込まないとなりませんよね。
だからまずその投資のもとになる利益を今使っている材料を生産性の高い物と取り替えるか取り入れるかして作りましょう。
なんて怪しさ満点の記事なんだ(笑)
まぁ、自分もどうしたもんかなー?と悩む一経営者の末端ですが、そんな堂々巡りのサイクルが変わってきた!と実感できる事がありました。
それは無茶苦茶すげぇ設備を入れた訳でもなく、凄腕で人当たりの良い職人さんを運よく雇えたわけでも、自身がいきなり鈑金塗装スキルが爆上がりして生産性も上昇した!という訳でもありません。
やった事と言えば、
従来使い慣れた材料から生産性の高い材料に替えたという事これ一点です。
これがめっちゃよかった。
机上の空論で絵に描いた餅的理想に延々悩むより、いい方に好転させる具体的な一手をビシっと打ちましょう👊
では具体的にどんな手を打つのか?
それはUV材料と※湿度硬化型材料の2つを取り入れ、使い始める事です。
↑
※旧アクサルタ、クロマックス® エナジーセービングシステム
現アクサルタ、クロマックス® ウルトラパフォーマンスエナジーシステム
・・・
拍子抜けするぐらい簡単じゃない?
そうなんです。
今まで使っていたパテをUVパテに、
今まで使っていたサフをUVや湿度硬化型サフに
今まで使っていたクリアを湿度硬化型クリアに
置き換えるだけです。
この2種類の材料を使い始める事で相当仕事の流れがよくなるのを実感できるはずです。
良い流れに変わるというのは、例えば同じスキルで同じ工程を踏んでも材料が変わると今までより50%程度の時間を圧縮することが可能という感じです。
しかもそれでいて品質は上がるので、もはや取り入れない手はありません。
単純に今まで1時間を要して1万円の売り上げだとすると、
スキルそのまま材料を変更しただけで必要な時間は30分に短縮されるわけですから、売り上げは2万となり生産性は倍になったと言えます。
逆に売り上げは今までで良いというのであれば、倍時間が余ります。
その時間をどう使おうがその人の勝手ですが、ここはテンポよく仕事を回すのに使うのがベターでしょう。
更に付け加えると、生産性の高い材料は硬化や乾燥工程に、従来のような石油や電気などの熱源に必要なエネルギーをほとんど使いません。
使うのはLEDのUV照射機や空気中に含まれる水分です。
時短なうえに品質も安定していて乾燥や硬化のエネルギーコストも最低限で済むとなれば、生産性は倍+αと言ってもいいんじゃないでしょうか。
ちょっと言い過ぎか・・・
デメリットを上げるとすれば、生産性の高い材料は従来の材料より値段が割高です。
また、UV材料の硬化反応に必要な照射機は最低でも10万程度の物が必要だと実際に使用して感じました。
材料も機材も割高に感じますが、使うとなるほど!この金額だと割安だな。と180度違う感覚になるんじゃないかなーと思います。
先ほど生産性は倍+αと言いましたが、やってはいけないことが1つあります。
それは、生産性の高い材料を使う事で
速くキレイに仕事が仕上がるから。という理由で決して安売りしない事です。
速く、より高品質な仕上がりになるのであれば、それは今までなかった
付加価値だからです。
速いというのは価値なんです。速達だって新幹線だって他の手段より早く届いたり早く目的地に行けるから高いんですよね?
冷凍で届けたいとかグリーン車の目的は、冷凍をキープして品質を落とさず届ける事が出来たり、ゆったりしたシートで落ち着いてリラックスした状態で目的地に行く。という付加価値を付けているから高いんですよね?
倍+αのαをどういう風にとらえるのか何をαとするのかは使い手の考え方で決まります。
せっかく生産性を上げても安売りしてしまえばαはマイナスに働くし、
高品質な物をより早くというメリットを高く売ることができればプラスに働くという事です。
やり方次第では倍どころか3倍4倍の生産性になるかもしれません。
もちろん生産性の高い材料と生産性の高い設備の両方があればそれに越したことはありません。
まさに鬼に金棒です。
でも、金棒だけでも生産性の高い金棒ならそれなりに稼げると実感しています。
まだ未知で使った事ないという人も、数万程度からの投資と思って使ってみると何か流れが変わるかもよ👋
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見積りも鈑金塗装の入り口で生産性を上げる大切な役割があります。
鈑金塗装の見積りにはフィルタリングの役割がある事を意識しよう
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