見出し画像

イチからコンポスト作りに挑戦☆

 以前から興味・関心のあった、「コンポスト」。日々の暮らしのなかで食料廃棄物を減らし、出来た腐葉土を庭の畑に活用するサイクルが家庭で出来れば、一石二鳥でステキだなー、という思いから、コンポスト作りに挑戦することにしました。

・「コンポスト」とは??

 コンポストとは、枯れ葉🍂や、家庭から出た生ごみなどの有機物を、微生物や菌の力で分解・発酵させてできた『堆肥(たいひ)』のことです。

その『堆肥』は、単に有機物が腐った状態というわけではなく、微生物が食べたり食べられたりしながら、複雑な生態系のなかで作り出す、自然界の腐葉土です。

・「コンポスター」を作る!

 まず、コンポストを作るためのボックス(=コンポスター)作りから始めました。使用するのは、不要になったタンスを分解して出た、廃棄木材です。

(👇いらなくなったので分解するタンス)

画像1

(👇棚をすべて引き出す)

画像2

(👇棚や引出しをバラバラに分解)

画像3

(👇ネジやくぎをすべて取り除く)

画像4

この木材を活用しました。既存の板の幅や長さをそのまま活かすように組みながら加工し、直径40センチほどのボックスに。

画像5

蓋は、引き出し口の板をそのまま活用し、丁番を付けました。

画像6

庭に置くため、害虫防止と作業性を考えて、ボックスに脚を付けました。脚に使用した木材も、建築現場から頂戴してきた廃棄木材です。

画像7

完成後、屋外に設置。(左のボックスは、同じく廃棄木材を活用して作製した園芸用具入れです)

画像8

・発酵熟成された竹土を投入!

 コンポスター作製後、コンポストに使用する起点の土をネットで購入しました。この発酵熟成竹土は、国産孟宗竹を使用し、乳酸菌・酵母菌・納豆菌と100種類以上のミネラルを添加して発酵熟成処理されているのが特徴の土です。

画像9


  竹は、多孔質な形状で悪臭の抑制や微生物の定着性が良く、ミネラル分の作用で腐敗による悪臭を抑制する効果があり、コバエが寄りにくくする効果もあるので、生ごみの悪臭で困っているの方にもお勧めです。

この竹土を、コンポスターの底に5センチ程度入れました。

・生ごみを投入!

画像10

始めて2~3週間は、毎日出てくる生ごみを片っ端からなんでも入れてみました。生ごみは、2センチ以下になるように包丁やハサミで細かくしてから入れました。

画像11

生ごみを入れてかき混ぜ、薄く土を被せることを毎日繰り返しました。

・分解されるものと分解されないもの

 毎日生ごみを投入しているので、土の中には常に生ごみと土が共存している形ですが、その中で「分解されるもの」と「分解されないもの」があることが分かりました。

【早くに分解されるもの】

バナナの皮、リンゴの皮、お茶の葉、コーヒー豆殻、その他生ごみ

【分解はされるが時間がかかるもの:特に細かくして入れることで分解されやすくなる】

卵の殻、バナナの茎、根菜類(里芋・サツマイモ・ジャガイモ・ニンジン・大根の皮)、キウイフルーツの皮、みかんの皮、梨の皮、柿の皮、葉物など

【分解されないもの】

たまねぎの皮、魚の硬い骨、貝殻、大きな種(柿など)、梅干しの種、プラスチック、割りばし、シールなど

画像12

投入する生ごみは、良く水を切り、大きなものは細かく切り刻んで投入することで分解が早まりました。

・その後、3ヵ月が経過・・

【匂い】

蓋を開けると、発酵の独特の匂いがしますが、生ごみ特有の悪臭はありません。生ごみ投入後は土を被せ、ゴミが表面に出ないようにするのがポイントです。

【虫】

梅雨時に1週間以上雨が降ったあと、ミズアブが発生していました。びっくりして調べたところ、発酵を加勢する虫だということが分かり、放置してかき混ぜていたら、いつの間にかいなくなっていました。虫は生ごみの匂いに寄ってきてタマゴを産み付けるので、生ごみ投入後は土を被せ、匂いを発生させないことが重要です。

イチから作ったコンポストは、日々の生ごみ軽減に大きく貢献しています。

投入する生ごみを切る、という手間はありますが、圧倒的にゴミが減りました。こうしてできた堆肥をガーデニングへ利用することで、循環型サイクルができています。

これからも、続けていきたい取り組みのひとつです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?