【ADV-PCG】オドシシガラガラのデッキレシピと解説と対戦レポート【RS-PK】
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はじめに
今回は5月21日にTCGONE上で行われたオンライン大会で使用したガラガラデッキについて紹介します。これまでのデッキ記事に、大会レポートを簡単に追加して載せる方式でいきたいと思います。
デッキの概要
「つきおどす」による手札トラッシュが強力なオドシシと、「エネボーン」によるベンチ攻撃が便利なガラガラδを組み合わせたロック系デッキです。ガラガラ自体は2006年当時もある程度使われていたポケモンですが、オドシシと組み合わせたタイプは後から海外から流入して最近になってよく使われるようになりました。
多数のオドシシとメインアタッカー1種で構成されているデッキは他にもありますが、レックウザexδとバクーダの2種類の次に使われているのがガラガラで、複数のレシピが確認でき大会にも頻繁に登場しているのは実質的にこの3タイプといえるかもしれません。
オドシシデッキの基本的なことはよりメジャーなレックとバクーダの記事に詳しく書いたので、今回の記事はある程度省略したいと思います。確認する場合はこれらをご覧ください。
デッキレシピ
ポケモン:14枚
4:オドシシ
4:カラカラ(PCG3)
4:ガラガラδ
2:マイナン
サポーター:15枚
4:ロケット団の幹部
4:漂流者
1:ダイゴのアドバイス
3:クルミのリクエスト
1:ポケモン大好きクラブ
1:マユミのネットサーチ
1:ホロンの研究員
トレーナー:13枚
4:逆転!マジックハンド
4:エネルギーリムーブ
4:封印の結晶
1:ふわふわのみ
スタジアム:3枚
3:アクア団のアジト
エネルギー:15枚
6:闘エネルギー
1:雷エネルギー
4:鋼エネルギー
4:スクランブルエネルギー
採用カード解説
ポケモン
カラカラ
たねポケモンを呼べる「なかまをみつける」が便利で、たね用サポーターをサーチして使う手間を省けることがあります。
ガラガラ
1試合で使うのは2~3匹なので配分が難しいところですが、サイド落ちや素引きしやすさも考えて4枚にしました。3枚の選択肢もあります。
マイナン
トレーナーを使いまわします。ガラガラ型は特殊エネルギーを回収したいこともあるのでRソーナンスよりも優先度が高いかもしれません。
トレーナー
漂流者
ロケット団の幹部
ポケモン大好きクラブ
マユミのネットサーチ
クルミのリクエスト
ダイゴのアドバイス
封印の結晶
エネルギーリムーブ
逆転!マジックハンド
オドシシ系デッキによく入っているトレーナー群で、ガラガラ型でもぜひ入れたいです。
ホロンの研究員
鋼エネをとることもできるのでニシキよりも入れやすいです。
ふわふわのみ
どうぐが封印の結晶のみだと素引きした場合漂流者のサーチ先がなく、もったいないので採用しています。
アクア団のアジト
相手のクリスタルビーチや不思議な大樹を消すために何かしらのスタジアムは採用したいです。今回のレシピではスクランのサイド調整がずれないようにアジトを採用しました。4枚以上入れたいですがスペースが作れませんでした。
エネルギー
スクランブルエネルギー
エネボーンを生かすにはぜひ使いたいカードです。枚数は意識する相手によって変わりますが、引きやすさも考えて4枚にしました。
その他の採用候補カード
ポケモン
ミュウ☆
アンノーンE
R団のソーナンス
他のオドシシ系デッキによく入っていてガラガラ型でも候補になります。
トレーナー
エニシダ
ツワブキのプロジェクト
バトルサーチャー
他のオドシシ系デッキによく入っていてガラガラ型でも候補になります。
砂漠の遺跡
呪われたほこら
バトルフロンティア
意識する相手によってはこれらのスタジアムの方が強いこともあります。
戦い方
他のオドシシデッキと同じように序盤はオドシシのつきおどすで相手のサポーターや暴風などの妨害を回避するカードを捨てて事故を狙っていきます。
捨てたいカードがなくなってきたらガラガラのエネボーンで相手の場にダメカンを貯めていきます。同時にリムーブなどのトレーナーを使ってなるべく長いターン耐えられるようにします。
サイド枚数で負けてスクランなどを使っていきたいので、途中でマイナンを挟んでリソースを回復させながらサイドを調節します。最後のエネボーンで複数枚のサイドをまとめてとって勝つのが理想です。
他のオドシシデッキとの比較
オドシシレック・オドシシバクーダと構築もプレイングも似ているデッキなので、違いを振り返ります。この中で強みを感じられるデッキを選ぶのもいいでしょう。
ガラガラのメリット
・ベンチ攻撃の総ダメージ量が多い
エネボーンは2エネ系40、3エネ系60とポイントショートやばくれつだんと同じくらいのダメージを確保しつつ、最大120ダメージを相手の場に与えることができます。多くのダメージを与えられるので少ないターンで勝つことが期待できますし、最終ターンに複数体のポケモンを倒すこともできます。
・闘鋼タイプである
PCGシリーズで強いタイプであることも強みです。特にわるいバンギラスはもともと強いポケモンである上にオドシシをヨーギラスやサナギラスで突破してくる厄介な相手ですが、ガラガラは弱点を突くことができます。メタルキラーがぎりぎり120ダメージにならないのは惜しいところですが、リムーブで闘対策のホロンFFをトラッシュできるところはチャンスになります。
鋼タイプを持っているのも嬉しく、バクーダの強みになっているHP90に近い耐久性を持ちながらバンギのスピンテールやオドシシミラーのベンチ攻撃で消耗するのを防げます。
・逃げるコストが1
バクーダもレックウザも逃げるが2で、ふうせんやふわふわを使ってもやや入れ替えづらいです。ガラガラはメインも逃げる1なのでオドシシやマイナンと入れ替えてワザを打ち分けしやすいです。
・(レックと比べて)封印の結晶をつけながら攻撃できる
・(バクーダと比べて)1匹への最大ダメージが大きい
ガラガラのデメリット
・ベンチ攻撃の1匹へのダメージが小さい
総ダメージは多いものの1回で20しか与えられないため、厄介なポケモンを無理矢理倒そうとすると時間がかかります。
・色拘束が厳しい
漂流者を1回使えばほぼ色事故が起きない他2種類と比べて、ガラガラは特殊エネを含め2色そろえる必要があります。
・デッキスペースが厳しい
ガラガラは進化ポケモンで3種類のエネルギーを使う上に、メラメラとかねつによってリソース回収枠をごまかせるバクーダと比べて特にデッキスペースが足りなくなります。先ほどのレシピも最低限の安定性をとろうとしたらスタジアムの枠がうまく確保できませんでした。
「EX TOURNAMENT JPN time」対戦レポート
このレシピを使って参加したオンライン大会について、参加者のレシピが公開されているので振り返ります。
1回戦 ボスゴドラexラグラージex ○
初手オドシシでハンデスを狙っていくものの、サイクロンエネやワープポイントで封印の結晶のパワーロックがあまり維持できず、また相手の幹部でサポがなくなったターンもあっていまいち事故らせることができません。
ラグラージにエネがついて攻められたのでオドシシで混乱させ、エネのついたボスゴドラにかえてきたのでメタルキラーで倒しました。しかしプテラexと暴風を使われエネリサイクルでまたアタッカーの準備が整ってしまいました。まともな妨害ができず攻めあったら負けという状況でしたがONEに慣れていないから起こったと思われる相手のデッキ切れで何とか勝てました。
2回戦 わるいカイリューマルマインほか ○
オドシシスタートでしたがエネ1枚サポ無しの事故で、相手もサポがとぎれとぎれでカイリューラインを混乱やリムーブで止める微妙な流れで序盤が過ぎていきます。
数ターン後に幹部を引いてからはサポーターこそつながるものの、相手の場にカイリューとマインが立ち、カゲツや暴風、ワーポを使われロックがかからないままサイドを先行されてしまいます。
大きく差がついてしまったのでかぎわけるを繰り返して残りサイド1~2枚から幹部で大きな事故を起こす狙いに変更し、相手に先に幹部を打たれて微妙なロックになってしまったものの運よく数ターン生き残ることができ、殴れないレジロックをバトル場に縛ってエネボーンでサイドを6枚取って勝てました。暴風を4枚切らせたうえで封印の結晶を貼れたのが大きかったです。
本戦 わるいカイリューマルマインほか ×
連勝したので負け側のトーナメントから勝ち上がった相手との対戦だったのですが、結果的に同じ相手との対戦になりました。
今回はお互いにサポーターがあり、こちらはつきおどすを使っていきますが相手もミュウ2種でまねてきます。そのままオドシシでミュウ2匹を倒すのですが、こちらの封印の結晶やマジハンはかなりの枚数捨てられてしまったのに対して相手の暴風は手札にこなかったので捨てることができませんでした。
終盤は同じように幹部から逆転を狙いますが、1枚残っていた暴風を引かれ負けました。前の対戦よりもこちらが起点にできるようなポケモンを出されず厳しい展開にされてしまいました。
大会ルールではここで1敗同士のため最終戦があったのですが、3戦連続同じマッチということもあってここでお開きになりました(笑)
今回はどの相手にもオドシシ対策をしっかりされており、バクーダよりはマシだったもののデッキ選択は失敗だったと思います。さらにスタジアムをほこらやフロンティアにしておけばまだよかったのですが、アクア団のアジトにしてしまったのを入れ替えカードを多く入れられていたのが裏目になってしまいました。全体的に反省が求められたと思います。
おわりに
今回のデッキと合わせて主要なオドシシデッキを3つとも紹介することができました。これらをざっと見ることで現地点のPCGの雰囲気がある程度わかるようになるかもしれません。
それぞれレシピやほかの候補カードも載っているので対戦相手やたたき台に使える場合もあると思います。有害な鹿を駆除する側になるか、新たな構築や相方を見つけて Push away(つきおどすの英語名) の快感を味わうかどちらサイドでもいいのでぜひADV-PCGで遊んでくれればと思います!
PCGデッキのまとめ
https://note.com/kanten620/n/n0f54f94af7e0
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※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
※カード画像やデッキレシピ画像は
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(https://pcg-search.com/card/search.php)
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