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【ADV-PCG】The Stambler Open(24年8月)の結果について【RS-PK】

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タイトル画像はACTION!(@INEEDACTIONNOW)様のものを引用させていただいています!

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はじめに

 今回の記事では8月18日にTCG ONEで行われたオンライン大会で、私も参加した第4回「The Stambler Open」について書きます。

自分の使用デッキと対戦レポートは別の記事で書きました。


 また前回の「The Stambler Open」についても記事にしていますのでよければこちらもご覧ください。

大会ルールはこのような感じです。
・ADV1-WCPまで、勝利のリングや劇場版など日本限定の一部使用不可
・デッキは事前に登録したものから変更不可
・予選スイスは一本先取、本戦トーナメントは二本先取
・スイスドローで上位8人を絞ってからトーナメント
・毎試合ごとに先攻・後攻をランダムで決定
・参加者のデッキはメインポケモンは表示され、詳細なレシピは非公開でスタート


大会結果のページも先に載せておきます。この記事に書かれていることはほぼすべてこちらで確認できるので詳しく知りたい方はリンク先だけ見てもいいと思います!


参加者のデッキタイプについて

全員の使用デッキの傾向

まず参加者全体の使用デッキを確認しどんな環境だったのかを見ていきます。元のサイトにもメタゲームのページがあります。なおデッキ名や分類は個人の基準によります。

8:バンギマイン
4:サーナイトδ
4:わるいカイリューマイン(Rニューラあり3、なし1)
3:ナッシーライチュウ
3:オドシシレック
3:ニドクインピジョット
3:ラグラージex+鋼(ボスゴドラex1、メタグロスex1、ハガネールex)
2:ちろスペ/ラティアスexδミュウツーδほか
2:ウインディex(ヘルガー1、ブイズ1)
2:わるいハガネール(オドシシ1、マルマインex1)
1:フライゴンexδチルタリスδ
1:Sレック/レックδ単
1:ラッタロック
1:ジュカインδロック
1:オドシシバクーダ
1:オドシシガラガラ
1:ジュペッタexルナソル
1:カイリキーマイン
1:Destiny/ナッシーδレックδほか
1:キングドラexδ
1:フォレトスベトンレジスチル☆
1:ナッシーマイン
1:メガニウムキングドラδピジョット
1:オムトプス
1:バシャーモ

本戦進出者のデッキ

予選のスイスラウンドを抜けたのは以下の8名でした。

5-1以上
2:オドシシレック
1:Rニューラわるいカイリューマイン
1:ラグラージexハガネールex

4-2オポ上位
1:Sレック
1:バンギマイン
1:ラティδミュウツーδ
1:サーナイトδ
(1:フライゴンexδチルタリスδ が予選8位でドロップして繰り上がり?)

決勝トーナメントの結果、表彰台にあがれたのはこちらのページより

優勝 オドシシレック
準優勝 オドシシレック
ベスト4 ラティδミュウツーδ ラグラージexハガネールex

となりました、おめでとうございます!


結果をうけての感想

上記の使用デッキ一覧を見て個人的に思ったことを書いていきます。

上位入賞者のデッキについて

 オドシシレックは3名が使用して優勝・準優勝と結果からみると他を圧倒しています。ただしこの2名ともこのデッキタイプの代表的な使い手でありプレイングが非常に上手いと考えられるため一般的な話に直結できるかは少し微妙かもしれません。
 またそれぞれのデッキレシピの違いも興味深いです。優勝したTord Reklevさんのレシピはバトルサーチャーが4枚採用されていてハギなどを使い分けられるようになっており、マイナンやスタジアムの枚数が削られています。一方で準優勝のWorldChampChuckさんのレシピはマイン4枚をはじめとして少ない種類のカードが厚めに採用されています。
 同じオドシシレックでも対極といえるようなデッキ構築でそれぞれいい結果が出ているので色々なタイプのレシピの検討しがいがありそうです。

 バンギマインはもっとも使用者が多いデッキタイプで、やはり環境の中心にいるといって間違いなさそうです。ただし使う側としては本戦にすすめているのは1名で、かつこのデッキタイプの代表的な使い手だと思うので自身は勝ちにくい印象もあります。
構築面ではベスト8のFrostyさんのレシピ、他にただひとり勝ち越していたHighFlyerさんのレシピがともにホロンFFと炎エネを入れていないタイプだったのが印象的です。今回使われたバンギマイン全体としては少数派のエネ配分のお二方が好成績になっているのは環境によって最適解が異なる感じを受けます。

 ラティδは「こだいのしるし」のカイオーガexでレックδに対抗していたのが印象的でした。実戦ではそれを使って勝ったり負けたりだったようなので今後の調整でどちらかが勝てるようになるのかが気になります。ラグラージexと鋼exを使ったデッキはそれぞれ構築に異なるところもあってひとまとめにしては乱暴かもしれませんが、今回に限らず使用者数の割に勝ち残っているようです。多くの人が研究しているデッキタイプではないので今後さらに勢いが出てくる余地があります。

その他のデッキについて

 サーナイトδ、わるいカイリューは比較的使用者が多く、本戦にも残っているため主要なデッキタイプということができそうです。オドシシを多数入れたデッキは数が多いのはオドシシレックだけでしたが、サブポケモンがそれぞれ異なるデッキを一人ずつ使っていて総数は比較的多かったです。
 闘ポケモンがメインのデッキはナッシーδやニドクインをはじめ色々なポケモンが使われていましたが本戦に一人も進めず全体的に苦戦していたようです。バンギやオドシシが多く追い風の環境に思えますが意外な結果です。
 以前の大会である程度使用率があったものの今回全くいなかったデッキタイプはマルレアコロロ(コロロマイン)、カメルギア、カイリューexδ、化石+ベンチに戻す系、草ジュカイン、グロスカイリューなどがあげられます。

 今回は7月に日本でおこなわれたW虹杯と比較的近いメタゲームだったように思います。

 以前は日本のオフライン大会と海外主催のオンライン大会は大きく流行が異なることもありましたが、トップデッキは同じ想定ですむようになるかもしれません。ただしW虹杯は使用率トップだったバンギマインの勝率もよかったのに対し今回はそうでもなかった違いはありました。

おわりに

 同じポケモンのデッキが勝ち続けているThe Stambler Openですが、大会ごとに全体的なデッキや細かい構築は変わり続けています。次回の開催までに環境に噛み合うデッキを考えたいですね!!


PCGデッキのまとめ
https://note.com/kanten620/n/n0f54f94af7e0

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※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

※カード画像やデッキレシピ画像は
「ポケモンカード旧シリーズ検索 様」
https://pcg-search.com/card/search.php
のものを使用させていただいているものがあります。


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